5  鍼灸治療 大変速攻します。ほとんど劇的効果が期待出来ます。多くの人は初め病院で注射や鎮痛剤を処方されますが薬や注射を嫌ってハリ治療を希望する事も良くあります。ハリ治療の経験者はハリの効果を良く知っているので初めからハリ治療を開始する例もよくあります。

(1)初期効果


初め、発作性の痛みが短期間で減少してきます。後頭部の痛みの減少に続いて眼の痛みが減少してきます。「長年の憑き物」が取れたような感じだ。「数年ぶりで痛みから解放された」という声は良く聞かれます。しかしながら、長患いだった人は重苦しい鈍痛はその後もまだ残存します。


(2)鈍痛


その後も、ハリ治療を続けていると後頭部に形成された硬くしぶとい「芯」が解消し出し、次第に鈍痛が減少してきます。


(1)再発


「芯」は大変しぶとく頭痛が消えても完全解消するまでは油断できません。少しでも取り残しがあるとやがてコリが活性度を増して痛みが再発してきます。後頭部のチリチリした違和感が前兆です。放っておくと痛みが増強してきます。後頭部の痛みが解消した後も定期的(週1〜2回)に治療を続けてダメ押しをして再発防止を図ると安心です。


(2)枕

後頭神経痛に悩まされている人は「まくら」を大変気にします。枕に当たる部分(後頭部)が痛むからです。痛みが解消するまでは低い、柔らかい枕で調整すると良いとおもいます。頭痛が解消してくるとやがて枕は気にならなくなって来ます。

1  誘引


ストレス、疲労の蓄積等が誘引になって痛みが発症します。体の変調、無理のしすぎ等の注意信号です


2  眼


高い確率で痛みが眼に抜けます。目の奥が強く痛み、光を非常に眩しく感じます。中には痛みが頭頂(テッペン)に抜ける事もあります。


3  対応


初めは発作性の神経痛様の痛みです。多くの人は整形外科を受診し、鎮痛剤や注射の処置を受けます。そのまま回復する人も居りますが多くの人は何度も発作を繰り返して慢性化します。痛みが重苦しい様な、締め付けられるような鈍痛に変わってきます。時々発作的な痛みが起きます。痛みの元が深まって筋肉に移行してくる為です。注射や薬が効き難くなってきます。


4  こり

頭痛が慢性化すると患者は自分の後頭部にコリコリした硬い「スジ張り」が立て筋に形成されていることに気付き出します。又、このスジ張りを丁寧に揉み解すと頭痛が楽になることも体感しています。薬や注射が当てにならないので患者は電気治療やマッサージなどの手当てを探りますが「芯」のように固まったコリは容易にはほぐれません。

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4  後頭神経痛
突然、後頭部に発作性のキリキリ、ピリピリした痛みが放射状に放散します。主として後頭部の「上下方向」と「耳の後ろ側」に痛みが放散し、眼に抜けます。初めは頭皮の表面の神経が痛むので櫛を触れただけでも強烈に痛みが走ります。何度も発作を繰り返えして居る内に筋肉が硬くなってきます。やがて筋肉性の鈍痛に変わって長患いになり、慢性化します。慢性化した後頭神経痛に悩まされている人は大変増加しています。