DISC REVIEW!!
Pop iT! DJ達の最近の注目&お薦めディスクを御紹介しま〜す!"

- October 2000 -

"STAR OF THE SHOW E.P."
Aerial
(CDS) Fantastic Plastic

グレイト! とにかくあちこちのクラブでもやばいことになってきたアバディーン出身5人組の2ndシングルは、傑作デビュー・シングルでの美しいハーモニーとメロディ、甘酸っぱい元気はつらつ度を更にぐ、ぐぐいーと強力にした素晴しい青春パワー・ポップ・ナンバーだらけ! M@のハンド・クラップから1、2、3、4とくるところなんか盛り上がること必至! MAのオルガンもいいし、MCでの徐々に盛り上がる展開も最高!アナログはSyftレコードから出るそう。(Q's)
"THE PROXIMITY EFFECT (LP)"
Nada Sur
(CD) (Mardev)

Weezerと同じRic Ocasekのプロデュースで1996年にリリースした"High/Low"が話題となった彼ら。所属レーベルの判断で、昨年ヨーロッパではリリースされていた(実は知りませんでした。今更紹介してるーなんて言ワナイデネ..。)本作をアメリカでは発売できないでいたのですが、ようやく自分達の手でリリースすることができました。確かに第二の"Popular"を望む人にはインパクトは弱いかもしれませんが、メロディーの綺麗さ、深みは以前にも決して劣ってはいませんよ。力作です。(Ueda)
"SUNSET (Bird Of Prey)"
Fatboy Slim
(12") Skint

プロペラヘッズとジャングル・ブラザーズの合体。それはビッグビートという言葉が完全に意味を失った瞬間であり、ハウスでもヒップホップでもない音楽の存在意義を証明する素敵な事件だったと思う。その後、グルーヴ・アーマダらによってシーンがいったん心地よく沈静化(チル・アウト)された中、ブレイクビーツ新世紀の扉を開くのはやはりこの人、ノーマン・クックしかいないでしょ!世界中のクラウドが待ち望んだ、ファットボーイ・スリム、お待ちかねのニューシングルです。膨大なレコード・コレクションの中から、今回ネタに選ばれたのはドアーズの「An American Prayer」からの1曲で"Bird Of Prey"。故ジム・モリソンのヴォーカル部分のサンプリング許可を取るのに、かなりの時間を費やしたそうです。イビザ島の夕暮れで、この曲かかったら気分最高だろうな〜。今月の必聴盤!!!(うちだひでき)
"BLUE LAGOON"
Gel
(7") Cargo

昨年末に3rdシングルを出し、アルバムへの期待も高まったのですが、その後音沙汰無くなりかなり心配でしたが、レーベルを移り、やっとニュー・シングルがリリースされました。スリーヴの若々しいルックスも変らず、肝心の曲も相変わらずのハーモニーとパパパ・コーラスの甘酸っぱさ溢れるパワー・ポップに仕上がっており取り敢えず一安心。Crashlandも良いアルバム出したし、それに続けとばかりにAerialもそうだけど同じくアルバムを期待するバンドの一つです。(Q's)
"INVENT THE FORTUNE (LP)"
Eska
(CD) (Gringo)

グラスゴー出身の彼らによる3年ぶりのリリースは初のフルアルバム。ケミカル・アンダーグラウンドのChem 19スタジオで録音されています。その昔MogwaiのStuartがドラムを叩いていたこのバンド。とはいえ当時からソリッドなギターロックを鳴らしていて、彼らのレーベルメイトのHirameka Hi-Fiとも共通点のある、ハードで壊れ気味に乾いた音は、確実に裏の流れとして存在していることを感じさせられます。(Ueda)
"HOWDY"
Teenage Fanclub
(LP) Columbia

先行シングルを聴いて、「(1968年頃の)ゾンビーズやバーズみたいじゃないか!」と嬉しくて飛び上がりそうになりました。メロトロンの響きと「パパパ」のコーラス、新譜でこんなのが聴けるなんて幸せだなあ。期待に違わぬナイス・メロディーとギターサウンドをメロトロン、ハモンド等の鍵盤類やストリングスが若干控えめながらもこれまたよい塩梅で彩ります。6曲目(アナログでいうとA面最終曲)の最後にメロトロンが響く様が印象的でした。あっと驚く新機軸はないですが、良いアルバムです。(Terry)
"EASY LISTENING DOES MY HEAD IN"
The Vegastones
(12") V2

ジャケがマリマン風ながら、オルガンやフルートの入ったモンドチックな音にルー・リードぽい?ヴォーカルの乗った1stシングルに続く、3人組の2ndシングル。前作同様にモンド的な雰囲気を漂わせていますが、パルプぽい曲からしんみりと歌われるアコーステイックな曲までと思ってた以上に幅広い4曲が収録されています。中でもオルガンに途中からホーンまで加わるバーストしまくりのB1は超お薦め。Pop iT!テープには早速収録したけど、早く大音量でかけた〜い。(Q's)
"KING TITO'S GLOVES"
Deadly Avenger
(12") Illicit

UKのDJ達がこぞって使いまくったという、フロア・アンセムのリヴァージョン。ファンキーなギター・カッティングのフレーズは、Thomas Bangalter(Daft Punk)とBob Sinclarの共作による必殺トラック"Gym Tonic"(あのエアロビ声ネタのワン・ツー・スリー・フォー、ってやつね)でも使われていたサンプルですが、やっぱり印象的です。MUZIK誌曰く「A future breakbeat superstar」なんて大袈裟な気もするけど、いつもオールドスクールなネタ使いで楽しませてくれます。(うちだひでき)
"HOME WORK E.P."
Straw
(7") Columbia

1999年のデビュー・アルバム"Shoplifting"リリース後、ベース交替やレーベル移籍などもあり音沙汰のなかったBristol出身バンドの久しぶりのシングル。Mattieの書く甘いメロディとRadioheadのThomにも似たメロウな歌声が、以前テクノを作っていたDuck中心に作り出される多彩なサウンドに乗った、エモーショナルでありながらもフワフワした気持良さに溢れる独特のギター・ロック路線を更に突き進めた本作の良さに2ndアルバム"Keepsakes"への期待は高まります。(Q's)
"IN HERE WE FALL (LP)"
Electrasy
(CD) Arista

今月は中堅バンドの紹介が続いていますが、こちらも1998年にUKシーンを賑わしたものの所属レーベルから首を切られ、アメリカに契約先を見つけたElectrasyの新作です。前作以上にバラード風な曲が増えてやはりメジャーな方向性を強くしていますが、彼らの幅広い音楽性をゴッタ煮的にまとめたポップ感覚は変わっていませんね。しかし中堅どころがこんなに早く契約を失っていく今の状況(特にUK)はやっぱし健全じゃないと思うんですけど。(Ueda)
"BLUEST GLASS EYE SEA"
Oranger
(7") Amazing Grease

11月にあのアラン・マッギーの新レーベルPoptonesからアルバム"The Quiet Vibration Land"をリリースするサンフランシスコの4人組のシングル。"Revolver"以降の中期The Beatlesのメロディと60年代のドリーミングなサイケあたりの影響を感じるブリティシュなサウンドに、UKのバンドよりもLillys、Apples In StereoなどのUSのバンドに共通するポップ・センスを感じます。イントロからやられるノリのあるポップな1曲目だけで迷うこと無くgetです。(Q's)
"「DARK DAYS」MAIN THEME"
DJ Shadow
(7") MCA

お久しぶりのニューシングルは、映画のサウンド・トラックのテーマ曲。物静かでダークな曲調だが、3拍子に打ち込まれた生々しいドラム・トラックの鳴りが素晴らしい。いったいどうやったらこんなグルーヴを生み出すことができるのだろう。「UNKLEのアルバムの出来には満足していない」とケヴ・ダージ(ファンク〜レア・グルーヴの世界的トップDJ)にこぼしていたらしいけど、レディオヘッドやブラーにも影響を与えた、その優れたビート・センスにはいつもワクワクさせられる。(うちだひでき)
"AT SIXES AND SEVENS"
Bug Eat Books
(7") Bumble Bear

Kindercoreでお馴染みアセンズ在住のバンド、The Wee Turtlesのメインソング・ライターであるJonがドラムを努めるバンド。"Kindercore Christmas Two"に1曲収録されていましたが、これがデビュー・シングル。もっとひねりやガレージ色、サイケ色が強くなるかと思いきや、これがとてもシンプルでストレートな青春元気ギター・ポップ。「みんなアセンズ仲間!」な仲の良さが伝わってくるようでこちらも思わずスマイル。(Q's)
"GLUED (LP)"
Crashland
(LP) Independiente



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