DISC REVIEW!!
Pop iT! DJ達の最近の注目&お薦めディスクを御紹介しま〜す!"

- May 2001 -

"She Saw Me Coming"
BRAIN DONOR
(CD) Impresario
Teardrop Explodesそしてソロで、Echo & The Bunnymen(今年のフジフェス登場)と共に80年代のリバプールの音楽シーンを支えてきたJulian Copeが新たに繰り出すプロジェクト。Spiritualizedのメンバーを従えた3ピースのロックは、MC5やBlue Cheerを彷彿とさせるパワフルさ。蛍光オレンジのド派手でサイケなジャケといい彼の鬼才ぶりが発揮されています。 (Ueda)
"Moustache (LP)"
FARRAH
(LP) Ark21
グレイト! 先月のフリージンにインタビューを掲載したFarrah待望のデビュー・アルバム。のっけからのシングル3連発だけであっさりKOなんだけど、そんなパワー・ポップなイメージだけでは収まりきれないギター・ポップの詰まった素晴らしいアルバムに仕上がってます。優しさと切なさ満載のメロディとハーモニーは当然として、イギリス人ならではのBeatlesから脈々と流れる歴代ポップの影響と嫌味のない余裕までも感じさせるところに、彼らの意外な懐の広さとセンスを見ることができます。聞き終わった後の感動が、SpearmintやThe Wannadiesなんかと同じものだったね。年間ベスト10入り、もう決定! 是非、イギリスで売れて欲しいぞ。 (Q's)
"Funny Break (One Is Enough)"
ORBITAL
(12") ffrr/London
トランシーなブレイク・ビーツ・トラックで、CDs/12"共に2種リリースされています。自身によるWeekend Ravers Mix、キムタクのリーバイスCMで使われてやっと日本でもブレイクしそうなPlump DJsによるMix(最高!)、Layo & Bushwacka!による"Up"そして "Down" Mixなど、全ミックス必聴、2枚買いマストです。入手困難ですが、ジャケット違いのプロモ盤(×3)が欲しかったな〜。 (Hideki_Uchida)    
"Til The End"
HAVEN
(CDS) Radiate
昨年はColdplayが大きくブレイクし、今年もStarsailorが話題となり、エモーショナルな表現力を持ったバンドが注目を集める中、今度はマンチェスターから期待の新人が登場。昨年のBadly Drown Boyとのツアーを経てリリースされたこのデビュー・シングルは、正にUKロック的な哀愁と心を揺さぶる力のある曲に満ちていて、「マンチェスターの人々は、スミスやローゼズに対してと同じくらいの愛情をHavenに注ぐだろう」なんて絶賛も納得。 (Ueda)
"Tsar (LP)"
TSAR
(CD) Hollywood
Farrahお薦め、L.A.の4人組の去年リリースされたデビュー・アルバム。Sweetのティーンエイジ・バブルガム・ロックとCheap Trickのアメリカン・ハード・ポップが合体したようなサウンド。とにかく明るくキャッチャーなメロディとハーモニー、アメリカン・バンドらしいパワーに溢れるまくっています。ライブもかなりアグレッシブで飛び跳ねていそう。インタビューで、よく聞いたアルバムとしてPooh Sticks、The Archiesの名前をあげているところもひと味違うと思うでしょう? イギリスのラジオXFMでも今回のテープに収録した"Silver Shifter"が流れ始めているということで、今後が楽しみ。 (Q's)
"Star 69"
FATBOY SLIM
(12") Skint
アルバムからの第3弾シングルはFワード多用のためアメリカでの発売が危ぶまれていますが、既に海外の大物DJ達はヘビー・プレイしまくっているそうで、特にX-Press2によるリミックスが超かっこいいです。そういえば最近リリースされたコンピレーション、"A Break From The Norm"も面白いのでぜひ聴いてみてください。Fatboy Slimがサンプリング・ネタに使用した曲ばかりを多数収録したものです。レコード・コレクターとしても有名な彼の曲作りの秘密を探るも良し、レア・グルーヴ、ファンク、ソウル、ロックなど、単に名曲揃いのアルバムとしてもスゴク楽しめると思います。 (Hideki_Uchida)
"CATCH-ALL(LP)"
SWAG
(CD) Yep Roc
Sixpence None the Richer、The Mavericks、Wilcoと錚々たるバンドのメンバーに加えてさらにCheap TrickのTom Peterssonが参加するサイドプロジェクト。これだけのメンツが揃うとやはり内容もバラエティ豊かになる訳で、パワーポップにとどまらず、Jellyfish風から60'sのソフトロックに近いアプローチまで様々。そしてもちろんメロディも素晴らしいのです。 (Ueda)
"Goodsouls"
STARSAILOR
(7") Chrysalis
Vol.38でUeda氏がレビューしていた4人組の2ndシングル。NMEが大プッシュしており、単なるハイプ・バンドなんじゃない?と思われがちですが、この曲のスケールのでかさはまさしく本物でしょう。Nickのギターが無くなって、Doorsのキーボードが加わったThe Verveのような曲ですが、アコーステイック・ギターをかき鳴らしながら、エモーショナルに歌うVocalの圧倒的存在感は、リチャードとタメを張るといっても過言ではないかも。物悲しげなジャジーなピアノをバックに歌うB面でそれを確信することでしょう。 (Q's)
"Deep Down & Dirty"
STEREO MC's
(12") Island
ハーバートも移籍したK7の人気DJミックス・シリーズ"DJ Kicks"以来、久しく音沙汰のなかった彼らが遂にニュー・シングルをドロップ。Rock色の強いトラックは最近のPrimal Screamや、Massive Atack、Death in Vegas、David Holmesなんかが好きな人にオススメです。ウェザオール先生率いるTLSとJon CarterによるRemixも収録。近々リリースされる同タイトルのアルバムを引っさげ、いよいよ夏のフジロックで来日です。 (Hideki_Uchida)
"Bluefoot"
AMERICAN SUITCASE
(LP) Big Dipper
"Bodily Functions(LP)"
HERBERT
(LP) K7
奇才Matthew Herbertの最新作はハウスのフォーマットを軽々と凌駕する、年間ベスト10クラスの大傑作。ユニークかつ実験的なサンプリング音(眼科医による手術中の音も!)で構築された独特のリズム・トラックは健在ですが、ほぼ全面にDaniSicilianosによる存在感たっぷりの歌声を聴くことができます。生楽器によるアコースティックな要素とJazzyなエレクトロニック感がほどよく融合されたオーガニックなサウンドに仕上がっており、まさに聴けるクラブ・ミュージックとして最高に心地よい作品です。 (Hideki_Uchida)
"Counterfeit"
LOWGOLD
(7") Nude
今やSuedeに次ぐNudeの看板バンドとなったLowgold。デビュー・アルバムはハートウォームなメロディ満載で確かに良いんだけど、ミディアムやスローなナンバーが大半を占めており、物足り無さも同時に感じていました。そうしてリリースされたこのNewシングルは、そんな思いを吹き飛ばすかのような待ってましたの疾走系! ハートウォーム度は低めな分、ギターでぐぐぐいーと引っ張るまさにライブ向けの1曲。クラブでの回転率もこれで上がるかな。 (Q's)


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