DISC REVIEW!!
Pop iT! DJ達の最近の注目&お薦めディスクを御紹介しま〜す!"

- October 2001 -


"Loss(LP)"
MULL HISTORICAL SOCIETY
(LP) Blanco Y Negro
Vol.43でもレビューしたM.H.S.待望のデビュー・アルバム。てっきり2人組だと思っていたら、作詞作曲、ドラム以外の楽器、プロデュースまでこなしてしまうColinのソロ・プロジェクトくさいですね。そんな彼の才能が見事に発揮された、まさに期待を裏切らない出来。シングル"I Tried"、"Animal Cannabus"に負けないドリーミーで暖かい、そして胸に染みる切ないメロディがとにかく満載。楽しかった夏が過ぎて秋になっていく・・・そんな情景が曲ともに浮かんでくるよう。前にも例えたけれど、Super Fyrry Animalsの明るさとFlaming Lipsの夢心地を足してグラスゴーな暖かいメロディで割ったようなとくれば悪いわけはないでしょう。 (Q's)    
"Humanistic(LP)"
ABANDONED POOLS
(CD) Extasy
どこかで見覚えのあるレーベルですね(笑)。Eelsの初期メンバーだったTommy Watersによるプロジェクト。ドラム以外の楽器は自分で演奏し、ほぼ彼のソロアルバムとも言える内容。プロデュースには、Paul Q Kolderie & Sean Sladeと有名どころを迎え、パワフルで安定感のあるギターロックとせつないメロディの両輪で魅力倍増。スローな曲なんかOasisっぽい雰囲気もあったりしてね。バラエティにも富んでいます。 (Ueda)
"Perfect City (Twenty Songs 1998-2000)(LP)"
SCREEN PRINTS
(CD) Earworm
Vol.35でもレビューをしたマンチェスター出身3人組。これは、アナログのみでリリースされた3枚のシングルとミニ・アルバムに未発表曲を加えたコンピ・アルバムですが、とにかく素晴らしいの一言。4トラックで録られたチープな音ですが、美しくキラキラと輝く優しく暖かいメロディは、どんな高級な機材を使おうとも作れるものではありません。湿ったヴォーカルの感じも妙に合っているんですよね。初期プライマルよりもFantastic Somethingぽいと改めて思いました。ネオアコ好き以外の人も必聴でしょう! (Q's)
"Blue Screen Life(LP)"
PINBACK
(CD) Saidera
3 Mile PilotのZach Smithと、Heavy VegetableやOptiganally Yoursでお馴染みのRob Crowのユニット。2年ぶりの2ndアルバムは日本先行発売ということで、前作の中の"Loro"がとても大好きだった私と同じように心を和ませた人も多かったんだなあと納得です。そしてこのアルバムを聴くにつけ、切迫感のあるインストゥルメンタルと純粋な歌が、そんな感情を呼び起こすんだなあと思うのです。 (Ueda)    
"You Dumb Fuxk"
CRACKOUT
(7") Hut
Shifty Discoと自らのレーベルから計3枚のシングルをリリースしていた3人組。全て限定だった為に入手損ねた人も結構いたはず。これはメジャー移籍第1弾としてアルバムに先駆けリリースされたシングル。キャッチャーなメロ、若さ爆発の疾走感と3ピースながらパワフルで男ぽさも感じられるサウンドは、SR-71、Bareface、Feederといったパンキッシュ・ポップ・バンドに通じるものがあります。アルバム"This Is Really Neat"も月末にリリース。残念ながら、シングルで一押しだった"Last In Line"は未収録。 (Q's)
"Sea Shanties For Spaceships(LP)"
SNOWPONY
(CD) Dead Pan Alley
3年ぶりの2ndアルバムです。元マイブラのDebbieと元StereolabのK.L.Giffordが在籍していて、ただでさえスーパーグループな要素満載なのに、本作ではさらに元Curve、EchobellyのDebbie Smithが加わました。今までのグルーヴィながらも鋭角的でクールにコラージュされたトラックの印象が、さらにDebbieの参加でベクトルが広がったという感じでしょうか。 (Ueda)
"Stars"
PHONOTYPE
(7") Fierce Panda
F.Pandaからリリースされた5人組のデビュー・シングル。ヴォーカルが解散したThe Longpigsのクリスピンに似ているんですよ。特に高音を伸ばしたところなんて。ただクリスピンのような狂気と正気のギリギリのところで歌っている危うさや壊れそうな感じは無いので、ブリット・ポップ時にも結構いたエモーショナルでメロディの良い曲を書くバンドで終わってしまう可能性があるかなと思いましたが。そういう意味でも楽曲やアレンジに更なる個性を加えてくとおもしろくなりそう。 (Q's)
"Try"
THIRTEEN:13
(7") Polydor
ティーンエイジャー・バンドCatchのメンバーに元Kula Shakerのポールが加わった4人組。Vol.35でレビューしたデビュー・シングル以来順調にリリース重ね、これが4枚目のシングル。思わずニコニコ楽しい気分にさせられる彼ら流カントリー・ソング。美しいメロとハーモニーで聞かせる曲、ギターがメインのハードな曲などシングル毎に様々な顔を見せる彼らですが、全てに共通するのは確かなソング・ライティング力。デビュー・アルバムが非常に期待できます。ルックスも良いしね。 (Q's)
"Whatever Happened To My Rock'n'Roll (Punk Song)"
BLACK REBEL MORTORCYCLE CLUB
(7") Virgin
Vol.42でアルバムをレビューしたサンフランシシコの3人組。UKでのデビュー・シングルとしてアルバムで最もパワフルなナンバーをカットしてきました。The Strokes、WhiteStripesを筆頭に、イギリスではアメリカン・バンドが話題となっており、このバンドもそんな一つ。決して新しくはないですが、Velvets、サイケ、そしてブリティシュ・ポップにまで影響受けたメロディ、ノイジーなギター、気怠いヴォーカルの尖った小細工無しのロックは、突出したものが無いシーンに非常に異質で魅力的に見えるのかもしれません。 (Q's)



| Pop iT! |