DISC REVIEW!! (May 1999)
Pop iT! DJ 達の以前紹介したお薦めディスクで〜す!"

- May 1999 -

"NORTHERN LITES"
Super Furry Animals
(7") Creation

6月7日リリースの3枚目のアルバム"Guerrilla" からの先行カットは、ボサノバ風なリズムにどことなくトロピカルという新たな曲風ですが、ウェールズの短い夏を思い起こさせるようなSFAらしく変に小洒落ていないところが、また良し。数度の来日も相変わず動員悪しで、日本では、イメージ良くないでしょうし、直接的なpopさではないので、結局玄人受けで終わるのでしょうか。 もったいないおばけですね。Catatoniaもそうだけど、日本でもウェールズ関係もう少し盛り上がってほしいものです。 (Q'S)
"SHE'S WITH STARS"
AC Acoustics
(7") Yoyo

97年のアルバム"Victory Parts"が私のかなりのお気に入りであったグラスゴー出身のバンド。そんな私の思い入れとは裏腹にセールスの方は散々だったらしくElementalと袂を分かつこととなり、自主レーベルからのリリースとしては本作が2枚目のシングルとなります。ゆるやかにダイナミックに流れるノイジーな演奏、情熱を胸に秘めたクリアなヴォーカル。彼ら独特の緊張感、透明感はどんどん昇華していきます。かつてのShoegazerが持っていたあの感覚を彷彿とさせてくれる彼らに、私はこれからもついていきますよ。(Ueda)  
"LIBERTY OR DEATH (LP)"
P.S.I Love You
(CD) Vulva

91年〜94年頃まで活動し、数枚のシングルとアルバム、Cheのコンピにも参加していたデトロイト出身4人組、Majesty CrushのVoだったDavidの新バンド。で、なんで取り上げたかというと、近々Rocket Girlからシングルカットされる"Where On Earth Is Kevin Shields?"が、もう最高だから。Majestyの頃の力も程良く抜けた浮遊感の無い、シューゲイザーにも通じるindieな音なんですが、"Where On Earth"でのKevinへの思い、ギャラガー兄弟、イアンまで登場する歌詞に、USにも同じくUKへ思いを寄せる人もいるんだぁとなんだか共感してしまいます。ちなみに、FUCK連発バージョンも収録。本当、今世紀中に出るのか、Kevin? (Q'S)
"ROCKABILLY BOB"
Columbo
(12") V2

近未来?西部劇風ジャケ、突然V2よりナゾのアーティスト出現です。んで、コレがかなりイケてます。Big Beatなんつー枠で括ってしまうには、勿体無いほど超ポップな出来栄え!フロアはもちろんのコト、部屋聴きにも全然OKあるヨ。心配な〜し〜ヨ(誰ですかあなたは)。カップリングには2つのRemixヴァージョンも収録。ブレイクビーツなMixはちょっとダサいんだけど、B面のディスコぉーなMixがGood!能天気ノリノリざんす。聴いてヨシ、踊ってヨシ、でアラ大変。 (うちだ)
"LOVE AT ABSOLUTE ZERO (LP)"
My Favorite
(CD) Double Agent

Marchのコンピ"Pop American Style"に収録されていた"Go Kid Go"が印象深い彼らの初アルバムはDouble Agentから。1曲目からイントロのシンセサイザーにわくわく。80年代のNew Waveを思わせる曲達、清涼感溢れるネオアコ風の曲達、そしてハジけるインディーポップ。そんなバラエティ豊かなアルバムを支えているMichaelとAndreaの二人の男女ボーカルはとても素敵。声質のよさに加えて、彼ら自身の表現力も曲の表情に素直にとけあっている感じ。ちょっぴりほろ苦いところもまた心に染みますね。 (Ueda)
"BLOSSOMS FALLING"
Ooberman
(7") Independiente

大英帝国裏POPの香りプンプンさせたデビュー・シングルをBlurグレアムのレーベルからリリースした彼らの3枚目。昔のBlur同じくこれまたスティーブン・ストリートのプロデュースで、軽やかに覚えやすく激popとなったこの曲もここまでやられると、昔のひねくれさが、どうのこうのと言う気もなくなる程に見事で、一緒に「ラララ」と両手を上げて元気一杯歌いたくなる衝動に駆られてしまいます。(Q'S)
"BADDER BADDER SCHWING"
Freddy Fresh
(12") Eye Q

アルバム(おっさん本人がバーンと登場してるジャケットは、レコ屋でもひときわ目を引きますが、手に取るのをためらった人もいるはず)からのニューシングルはFatboy Slimとの共作ナンバー。つい先日もリキッドルームで彼のプレイを堪能してきたばかりですが、DJブースでは人差し指をフリフリしてクラウドにアピール、なかなかキュートな一面も。自分のTrack(It's about the groove最高!)もスピン、ところどころ軽快なコスリも見せ、ただの家族思いのパパ(内ジャケ参照)じゃないぜ、おっさん!ってな感じでした。変名ユニット等も含め、アルバム5枚、シングル100枚以上リリースしているようです。気になる人はレコ屋をディグしてみてくださいネ。 (うちだ)
"FOB.COM"
Prolapse
(CDS) Cocking Vinyl

一作毎にレーベルを移籍しながらも着実にリリースを続けている彼ら、4枚目のアルバムとなる"Ghosts Of Dead Aeroplanes"に先駆けて発表されたシングルが本作となります。初期の頃からの混沌としたアバンギャルドさを持った男女ボーカルのスリリングな掛け合いと、次第に加わってきたStereolabの様なクラウト・ロックの魅力が、本作でも微妙なバランスで融合。独自の世界を築きあげています。(Ueda)
"TRANS-AM"
Kings Of The Wild Frontire
(12") Dust2 Dust

期待のDust2Dustレーベルからの第2弾(多分)シングル。ブレイクビーツ/Big Beat系だと、個人的にはFatなBeatが好みで、前作はあまり印象に残らなかったのですが、今回は生っぽい感触がうまく生かされた、FunkyなTrackが満載です。タイトルTrackもいいんだけど、なんつってもアタリだったのは、以前から欲しくてたまらなかった大ネタをサンプリングしたB-2!思わず荒野を駆け抜け、夕日に向かって吠えたくなります。喧騒の中での鼻歌から突然曲が始まるBECKみたいなB-3も見逃せません。単にダンスするというよりも、ポップに聴かせるTrackが収録されてて、かなり好感が持てますね。 (うちだ)
"NODDING"
Spearmint
(7") Syft

Spearmint来日を実現させたSyftレコードが、来日記念に作った日本だけの1,500枚限定7"シングル。来日のオープニングも飾った、今までの彼等になかったベースで引っ張るNW的グルーヴのダークな新曲のライヴを収録。B面は、3度目の収録になるミディアムテンポでオケも入ったドラマティックな"Sky"を収録。 (Q'S)

- April 1999 -

"LOOKING FOR A DAY IN THE NIGHT"
The Lilac Time
(CD) Quattro

来日直前に解散した彼等が、復活!91年の"Astronaut"以来実に8年振りのNewアルバム。このところのダフィーのソロ作は、blurのAlex等と組みブリットポップぽいサウンドを聞かせていましたが、バンドに戻った本作では、逆にソロっぽい、よりシンプルな音に戻っているのが、彼らしい。所期の頃の様な飾り気のないナイーヴかつ自然で優しいアコースティックな曲達は、イギリスの長閑な田舎の情景を思い浮かばせながら、相変わらず力強く響いてきます。超名盤1stも再発されるう。(Q'S)
"NEW WAVE"
The Starlets
(7") Illumiere

1st、2ndもお気に入りだったグラスゴー出身5人組の3rdシングル。3作とも共通なモノクローム風60'sフィルムチックなスリーブ同様の叙情的でノスタルジックながらも沈んだ陰さを感じさせない素敵な曲を書いています。1stにベルセバのイザベルが、参加していました。本作は、マイブラやRocketshipに通じる曲で、更に懐の深いところを見せつけてくれ、近々出るアルバム"Westearn Electric"も楽しみです。 (Q'S)
"EQUALLY CURSED AND BLESSED"
Catatonia
(LP) B.Y.Negro

前作が、全英No.1に輝いた彼等の3枚目のアルバム。前作以上にいろいろな表情を持った曲が、収録され、CerysのVoも、初期からの穏やかで可愛らしい感じからハスキーで力強い感じまで、こちらも前作以上に自在に豊かに表現しています。特に"Bulimic Beats"のストリングスを取り入れた悲劇のヒロイン的なバラードは感動的。このアルバムが彼等を更に飛躍させる1枚となることを期待してます。フジフェスへの出演も決定!初来日です。見にいくぞー! (Ueda)
"THE KING OF EVIL"
The Moonsoon Bassoon
(7") Weird Neighbourhood

NMEのSingle Of The Weekに選ばれた5人組の3rdシングル。1st、2ndシングルで見せた他のUKバンドとは全く異質な、男女Vo、フルート、転調、ユニゾン、ころころ変わる構成と長〜い曲は、まさに90年代のオルタナプログレロックで、少々きつい部分もありましたが、女性Voをいかしたpopさに疾走感と確実な演奏力が、生むダイナミズムが、うまくマッチした本作は、見事。でも相変わらず長〜い(笑)。 (Q'S)
"LOOKING FOR SPARKS"
Sea Fruit
(7") Electric Canyon

Sheffield出身5人組のデビューシングル。感情込めて切々と歌い上げる静かなヴァース部から、サビでオーケストラも加わりドラマチックに盛り上がっていくタイトル曲は、どことなくgeneを彷彿させます。B面は、ピコピコスペーシーなKeyが、入ったブリットポップ風。Voに繊細さと表現力がもっと加わるといいかな。 (Q'S)


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