Old DISC REVIEW!!
以前紹介したPop iT! DJ達の注目&お薦めディスクでぇ〜す!"

- August 1999 -

"ULTRA OBSCENE"
Breakbeat Era
(12") XL Recordings

Roni Size&DJ Die、そして女性ボーカル/ソングライターのLeonie Lawsを加え、2年前からコラボレーションを開始した、その名も"ブレイクビート・エラ"。Full Cycleのコンピレーション用に書き下ろしたシングル"Breakbeat Era"は、Drum 'n'bassのアンセムとなっただけでなく、Music Week誌をして「彼らこそが21世紀のフューチャー・サウンド」と言わしめた最強のユニットである。本作はプロモ盤のみの限定リリースだった3部作のうちの一枚で、初のフル・アルバムに先がけ、正式にシングル・リリースされた。存在感のあるLeonieのボーカル、うねり疾走するドス黒いビート。あまりにもかっこよすぎて、文句のつけようがない。アンダーグラウンドなDrum 'n'bassファンだけでなく、Rockファンをも確実に巻き込んでしまうダイナミズムに溢れている。(うちだ ひでき)
"WITHOUT YOU I'M NOTHING"
Placebo. Featuring D.Bowie
(CDS) Hut

14日にPlacebowie NightなるイベントにDJで参加したんですが、そのイベントやるきっかけとなったPlaceboとBowieの共演限定シングル(残念ながらイベントに間に合わず)。モルコの高音とボウイの渋い低音のハーモニーが、マイナーでメランコリックな曲調に見事にはまっています。特にサビのハモリは、両者のファンには、たまらないでしょう。他には、UNKLE, "Pure Morning"でもmixしていたBrothers In Rhythmなど3mix収録。裏スリーブの4人の集合写真もファンは、よだれもの。(Q'S)
"FOLK SINGER"
Birdie
(7") It

Saint Etienneのバックを務めていた元East VillageのPaulと元Dolly MixtureのDebsey("Who Do You Think You Are"でのサイド・ボーカルが彼女。St.Etienneのメンバーも彼女達の大ファンだったそうです)によるユニットの2ndシングルです。ゆっくりと過ぎていく日常の中、目を閉じて遠く彼方に思いを馳せながら聴いていたい。そんなちょっぴりせつなく、心落ちつくギターポップです。(Ueda)
"RIDE OUT OF TOWN"
Kid
(7") D&C

特別お薦めというわけでもないんですが、旬なねたという訳で、元PlaceboのDrだったRobertの参加したバンドのデビューシングル。A面のイントロのベースや曲調などに、Placeboぽさも感じなくもないですが、Voも中性的さなどまったく感じさせないもっとアメリカン・ハードよりなサウンドとなっています。2曲だけで判断するのもなんですが、軽いFoo Fightersとかそういった雰囲気かな。(Q'S)
"KING OF SNAKE"
Underworld
(12") J.B.O.

以前出たプロモ盤の段階で、すでにDJ達の間で奪い合いになるほど人気だったTrackが、ついに正規リリースされました。相変わらずTomatoによるアートワークが素敵なジャケットのシングル・カット第3弾です。お楽しみのRemixですが、まずは自身のレーベルから出した12"も好感触だったAshley Beedle。曲が短いのが残念だけど、攻撃的なイントロにやられます。そんで今回の目玉は、な・な・なんと!かねてから噂のあったFatboy SlimによるRemix!最強の大物どうしの対決です。強烈です。ブチ切れた激 FatなBeat、これこそNormanの本領が発揮された素晴らしい仕事。個人的には彼のRemixワークの中でも1、2を争う出来だと思います。とにかくこれを買わずして、夏は終われませんよ。最強のサマー・アンセムの登場!!! (うちだ ひでき)
"GOODBY AMERICA"
Lolita Storm
(7") Rabid Badger

「私には、ポップとデジタル・バブルガムとティーンエイジ・ロケンローが必要で、ジョン・ウォーターズ(映画監督)とラモーンズに救われた。」なんて書いてあるまんまというのでしょうか、キュートなギャル・ボーカルが、高速ムンベーなリズムと歪んだ下品なバブルガムなメロディに乗って駆け抜けていくというご機嫌なB級ナンバー。ガキっぽくて中身がなさそうな胡散臭い感じが、また良し。ロリータ系パンクやSupercuteあたりが、好きな人は、即getでしょう。(Q'S)
"WHY DID YOU LET MY KITTEN DIE?"
Angelica
(CDS) Fantastic Plastic

Deceptiveレーベルからのデビュー・シングル"Teenage Girl Crush"から実に2年ぶりとなる2ndシングルです。前作では、まだ幼く稚拙さの残る演奏が何とも言えない微妙な感じでしたが、本作での大きな成長ぶりに2年の歳月を感じますね。キャッチーでパンキッシュで可愛らしいタイトル曲は特に最高。Kenickie亡き今、彼女達にこの路線で突っ走っていってもらいたいです。(Ueda)
"RENDEZ-VU"
Basement Jaxx
(12") XL Recordings

ハウス・ミュージックの枠を軽く飛び越した2人組、超キョーレツなアルバム(年間ベスト10入り確実!)からのニューシングル。スパニッシュ・ギターが炸裂するオープニングTrackは、個人的にも一番のお気に入りだったので、嬉しい限りのシングル化です。カップリングはアルバム未収が1曲(手抜きなしの名Track)と、全英でも大ヒットした前シングル"Red Alert"のRemixです。やりすぎ!との声も高い超定番Jackson Sistersネタで、これもヒット間違いなしでしょう。とにかくヤバすぎます。うーん、参りました。 (うちだ ひでき)
"U B NAUGHTY"
ConTempo
(12") London

去年、Blue Dogからデビュー・シングルをリリースしたVo, G, B, Dr, KeyにSax, Trumpetの加わった7人組のメジャー移籍第一弾は、彼等の敬愛するThe ClashのMick Jonesプロデュース!で、今作は、モッズ度高かった前作以上に、イントロから60's〜70'sソウルばりばり感じさせる4つ打ち(たまりません!)のちょっと泥臭いP.Wellerが歌うようなヤング・ソウル・チューン。A1後半のボン・ジョビみたい(滅茶誤解されるな)なウワウワは、ちょいたるいですが、B2後半は、フッフ悪魔を憐れむ歌。マネージメントは、The Bluetonesと一緒。さぁ、BikerideとWellerごっこ?でもしよう!(Q'S)
"HELLO JUNE FOOL (LP)"
Madder Rose
(CD) Cooking Vinyl

ニューヨーク出身の彼らが2年ぶりにリリースする4枚目のアルバムとなります。前作"Tragic Magic"でのメランコリックなメロディのゆったりとしたグルーヴを生かした流れを引き継ぎ、本作も深みのある曲がMaryの魅力的な声で歌い上げられていき、バンドが充実していることを十分に感じられる一枚です。まあ今でも初期の名曲"Beautiful John"のような疾走ポップを求めたい気持ちも少しはあるんですけどね..。(Ueda)
"TAKE CALIFORNIA THE PARTY"
Propellerheads
(12") Wall of Sound

待ってましたの12"シングル。フジロックで来日も果たしたプロペラヘッズですが、アルバム収録曲"Take California" (以前にもシングル・カット済)にジャングル・ブラザーズをフィーチャーしたヴァージョンが、CDシングルに続いて超待望のアナログ化。 ただでさえ秀作だったBreak Beatsトラックにジャン・ブラの軽快なライムが加わり、加速度を倍増させた激カッチョイイ仕上がりです。これにヤラレない人はいないでしょう。ここ最近、仲良しさんな両チーム。プロペラヘッズがプロデュースするジャングル・ブラザーズの次作にも大注目なのです。(うちだ ひでき)
"TRANSCENDENTAL MELTDOWN"
Lowcraft
(7") Disco Volante

Mansunとツアーもした4人組の3rdシングル。1stシングルからマイナーで陰があるけどサビ周辺で盛り上がるメロディ展開、高音での裏声の使い方、ギターのエフェクトなんかにRadioheadやMansun的部分(本作B面は、特に)を感じ、確かに良いけどフォローでしかないかなと思っていましたが、本作A面でのシングルぽいpopで横ユレしたくなる浸み込むメロディは、前述のバンドともまた違ったソングライティング力を示しており、もっとこういう路線も押し進めて新たな層にもアピールして欲しいものです。まだアルバム聞いてないけどぉ。(Q'S)


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