
| 思い起こせば、初めて彼らの曲を聴いたのはクラブだった。次の日レコード屋に走った。"You And Me Song"が入ってるアルバムを買うために。それ以来、Breakbeats DJとして活動しながらも、ひそかに泣きギター系(泣きメロのインディー・ギターバンド)のロック/ポップも買い集めるようになってしまった。そう、素晴らしいメロディーと疾走するギターがあれば、僕は感動できる。ワナダイズ、ポプシクル、ティーンエイジ・ファンクラブ、キャンディ・スキンズ・・・おかげで好きなバンドがいっぱいできてしまったよ。個人的には、ワナダイズが前作でちょっぴりテクノ的展開(稚拙ではあるけど)を取り入れたり、ティーンエイジがDe La Soulと共演したり、シングルのカップリングにまるでDJ Shadowばりのアブストラクトなインストが入っていたり、なんてのを聴くと「ほら、やっぱりね」って感じでニヤリとしてしまうのだ(ピュアなギターロック・ファンの人はどう思うか分かんないけど) 。とにもかくにも、泣きギター系の代表格、ワナダイズの初来日公演、スゴク楽しみです。(hidekick) |
| ワナダイズの5枚のアルバムについてワナダイズ馬鹿の方々にレビューしていただきました。 |
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"THE WANNADIES" (1990年) Sweden Popはここから始まったと言っても過言ではない記念すべき1stアルバム。木枯らしのように肌を切る切ないバイオリンが印象的。今のような重い低音の感じはなく、地味で良質なギターポップと言う印象。T-REXの"Children of the revolution"、GO BETWEENSの"Lee Remick"のカバーも収録(再発盤のみ)。T-REXは聴いたことが無いので何とも言えないんですけど(笑)、確かにGO-BETWEENSには似ている印象も受けます。この曲が一番アルバム中一番ラウドで、今の路線に一番近いと思う。ほんとに好きでセレクトした曲なんだなって解るほどだけど、その反面彼らの風味に完全に消化しきってて見事。全体的には、どこか物悲しげな北欧の「寒い国」というイメージ映し出すようなサウンド。(Yuumi) |
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"AQUANAUTIC" (1992年) 彼らとの出会いは、某雑誌での伊藤英嗣さんの"Things That I Would Love To Have Undone"のレビューだった。確か8、9点もらっていたような気がする。当時入院中で音楽雑誌が唯一の娯楽の私は無理を言って彼女に探してもらうがまだスウェディッシュ・ブームが来る前で、レコ屋で名前すら通じなかった。その後、This Perfect Day、Eggstoneのアルバムが日本でも話題となり出し、本作もリリースと同時に店頭で並ぶことになった。ようやく出会えたワナディーズ(当時は、そう呼んでいた)。流行であったマンチェ風な16ビートの曲もあるし、現在につながるパワー・ポップ的なギター・サウンドをある程度確立したアルバムではあるが、全アルバム中、最も切ないアルバムだと思う。特に9、10はいつ聞いても泣ける。とにかくすげー好きで聴きまくったいろんな意味もあって特に想い出深いアルバム。 (Q'S) |
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"BE A GIRL" (1994年) 言わずと知れた決定的大ヒット・シングル"You And Me Song"を収録した3rdアルバム。いつだって僕らを熱く、そして切なくさせるギターサウンドがギュッと詰めこまれた、超ポップな大名盤。レコードが擦り切れるくらい、何度も何度も繰り返し聴いた、個人的にも思い出深い一枚です。 (hidekick) |
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"BAGSY ME" (1996年) ハイソックスの女の子が寝そべっているなんていう、男泣かせのジャケシリーズ、4作目のアルバム。これぞギターポップ! ギターがうなり、スピード感満載、それとは反比例しているかのような奥が深い詩と、爽やかさの中に切なさが備わり、ギターポップの要素を完全に網羅している。この作品では、ワナダイズと肩を並べる(?)スウェーデンのバンド、EggstoneのVo.ペールがヴォーカル・プロデュースをしている辺りに、Eggstoneを匂わせる部分も見える。1曲目からいきなり疾走系ポップ「Because」から始まりどこまでも突っ走る。このまま何処に突っ走ろうか、えい!何処へでも行ってやれぃ、といった感じだろうか。時折覗かせるバラードがしっとりと穏やかに時間を彩る。う〜ん、なんなんだろうな、この気持ち。このアルバムを聴く度に勇気づけられる。そんな思いを毎回持ちながら発売されてからもう4年の月日が経つのだ。 (TAKAMURA) |
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"SKELLEFTEA" (1998年) ワナダイズのベスト盤。この前にアメリカ盤でベストが出たが、これよりも遥かにグレードが高い。常にエッグストーンと比較されてきた彼らだが、私はEggstoneとは音楽の質が根本的に違うバンドだと思う。スウェディッシュというよりブリティッシュ、いやどこかアメリカンな雰囲気さえ漂わせる。そんな彼らのベストは、ソープ・レコードに在籍していた頃の音源、「The Wannadies」、「Aquanautic」、「Be A Girl」までの曲と、現在では高値が付いて音自体もなかなか聴くことのできないデビュー・シングルのB面(超名曲。ネオアコ好きは必聴!)、未収録曲1曲が収録されている。初恋の気持ちを忘れていた人、ぜひワナダイズの曲を聴いて素直になってみて。きっと新しい何かが発見できるはず。 (TAKAMURA) |
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"YEAH" (1999年) 前作"Bagsy Me"から3年。本作はNYで録音され、プロデューサーは最近売れっ子の元カーズのリック・オケイセック。先行シングル"Yeah"のニュー・ウェーブでグラムな曲調に正直不安を感じ、更に店頭で見つけたアルバムのスリーヴはいつもの女の子じゃない江頭みたいだし、一聴した時は地味に思えて・・・確かに前々作や前作に比べ曲のバリエィションはないが、Weezerあたりに通じるアメリカ的ヘビィなサウンド(リックはWeezerの1stのプロデューサー)がかえって以前に感じた甘過ぎる部分を中和し、絶妙につぼを突く切ないメロディの良さが聴けば聴く程に染みわたってくる。彼らの本質に何の変化もないことに安心し、もはや彼らの独壇場である泣きポップ道を変わらず突き進んで欲しい。 (Q'S) |
| ワナダイズのシングルといってもそりゃ、10年以上もやってますから結構な数ありまして、アルバムに収録されていてもおかしくない曲から、彼らに影響与えてきた様々のアーティストのカヴァーなどファンにとっては、かなり興味深い内容になっております。ということでそんなシングルを一部だけ独断と偏見のセレクトでご紹介致します。 |
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"Smile e.p" (A West Side
Fabrication)1989 The Wannadiesの輝かしきデビューシングル。スウェーデンのみのリリースで、多分7インチしか生産されていない音源だと思う。スウェーデンでは有名なレーヴェル、ウエストサイド・ファブリケーションからの作品。今のワナダイズと比べると、まるで別のバンドのようだが、北欧ポップを残したところがとても新鮮に感じられる。80年代ポップを感じさせる粗削りな部分に注目したい。B面に収録されている"The Beast Cures The Lover"は1stアルバムにもヴァージョン違いで収録。(Takamura) |
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"My Home Town" (MNW Records)1990
ファーストアルバムからのカット。これもデビューシングルと同様に、スウェーデンのみのリリース作品。本国ではこの曲で"Wannadies"の名が知られるきっかけとなったらしい。ジャケットは、1stアルバムの一部分のカットだが、この男の子が鉄砲を向けられて、渋い顔をしている辺りで、このシングル曲のシュールさがうかがえる。A面"My Home Town"は、故郷に対する思いを歌ったもの、B面"Black Water"は、さらっと歌われてしまっているが、実はものすごく奥が深い内容だったりしている。地味だよ、で通り過ぎないように聴いて欲しい曲。 (Takamura) |
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"Cherry Man" (SNAP)1993 2ndアルバムからの3枚目のカットになります。"Love is Dead"の更に切ないアコーステイックなヴァージョンも収録されていますが、なんといっても注目なのは、彼らに間違いなく多大なる影響与えたと思われるバンドのカバー3曲でしょう! Go-Betweensのデビュー・シングルである元気いっぱいな"Lee Remick"、Pop iT!でもお馴染みSpencer Davis Groupのハモンドが無いので違和感ありまくりの"I'm A Man"、そしてアメリカのへんてこポップ・バンド Violent Femmesの割と忠実な"Blister In The Sun"。この3曲だけでも彼らのポップソングへの並々ならぬ愛と尊敬が、伝わってくるようです。 (Q'S) |
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"Might Be Stars (Radio Edit)"
(Snap)1995 アルバムバージョンと異なるラジオ向けの"Might Be Stars"を収録。で、本当にそんな企画やったのという「ワナダイズ・ベスト・デペッシュ・モード・カバー・ソング・コンテスト」なるタイトルで、デペッシュ・モードのカバー3曲(しかも1stアルバムからのみ)、"New Life"、"Just Can't Get Enough"、"No Disco"が、ノミネートされております。どの曲も彼ららしいどことなくチープでユーモアな感じが良いんですが、果たしてどれが、No.1に輝いたのでしょうか? 誰かインタビューで聞いてくれ! (Q'S) |
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"How Does It Feel CD2" (indolent)
1995 世にスウェディッシュ・ブームが到来すれどまったくもって来日しないバンドが、Wannadiesだったわけで、そんなレコードと違ってはじけて楽しいそうな雰囲気が伝わってくる、1995年Shepherd's Bush Empireでのライブが4曲も聞ける貴重なシングルで、当時はこれ聞いて「ああ、見たいなぁ」とうらやんでたっけ。"How Does It Feel"、"Dying For More"、"Might Be Stars"、"Blister In The Sun"を収録。"Blister In The Sun"で徐々に音下げていき間を楽しむようなライブならではの掛け合いやりたいっす。 (Q'S) |
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"You And Me Song" (indolent)
1995/1996/1997 ワナダイズを語るには、この曲無しでは語れない。彼らはこの曲でブレイク。リリースされたシングルの中で、再発が最多なのも納得。7インチだけでも既に3回も再プレスされ、3rdプレス盤には、デペッシュ・モードのカヴァー曲"Just Can't Get Enough"を収録。タイトルからして、ほんとに泣ける。恋をしたことのある人なら一度はこんな思いしたことがあるはず。なんてことない毎日だけれど、君と一緒にいることが最高なんだという内容の曲。サビの「you and me always、and forever」は、メロディが盛り上がって行くのと同時に気持ちが最高潮に。緩急がはっきりしているところに彼らの曲の特徴が顕著に表れていると思うし、何といっても、ラブソングをここまで映像的に表現できる技は他にいないと思う。私にとってこの曲は生涯においてのベストソングであることは間違いない。初回プレス盤は95年と月日は経っているが、何度も再プレスされるだけの価値は十分あり。(Takamura) |
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"Shorty" (indolent)1997 女の子横になって眠っている(倒れている)ジャケシリーズシングル第3弾。"You And Me Song"に似た曲の展開に黙ってしまう。内臓を持ち上げるようなギター音と固いドラム音がロック魂をくすぐる。"shorty"とは、どうも背が低いことを歌っているようだが、真面目に考えれば考えるほどハマってしまう内容かもしれない(特に男性)。これも7"、CD1、CD2のカップリングは全て違う曲で、7"「Are You Exclusive?」、CD1「Short People/Shorty(Livingstone Ver)」、CD2「Takingthe Easy Way Out/That's All(Livingstone Ver)」 。CD2の「Taking・・・」は、スウェーデンのみのリリースとなるシングル「Don't Like You」の3曲目と同曲。 (Takamura) |
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"Hit" (Fantastic Plastic)
Ash、Astrid、Angelica、Aerial等をリリースしているアイルランドのレーベル(現在はロンドン)からなぜかいきなりリリースされた7"シングル。A面には"Hit"、B面には"Might Be Stars"に収録されていたデペッシュ・モードのカバー"Just Can't get Enough"が、初アナログとなって収録(確か?)されています。 (Q'S) |
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"Club Spangle No3" (Club
Spangle) 確かロンドンのライブハウスの企画イベントだった(と思うけど…)Club Spangleのコンピシリーズの第3弾。My Life Story、Charlies Angels、Skipper、そしてThe Wannadiesのコメントでいうところの「4っのスパークリング・ポップ・バンド」を収録。Wannadiesは、これまた"Might Be Stars"に収録されていたデペッシュ・モードのカバー"No Disco"を提供しています。 (Q'S) |
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"Yeah" (RCA/BMG)1999 ジャケットを見ても分かる通り、前回までのシングルとはイメージががらっと変わっている。今までのジャケットの方が良かったと思う人は大勢いるだろう。これもイメチェンを表現する手段なのだろうか。曲もやっぱり80年代が好きなのかなあ、と思わせるような、ちょっとニューウェーヴ入った感じだ。独特のVo.と荒々しいギターラインは健在だが、今までの音に慣れてきた感覚で聴くとWannadiesらしくないという表現がふさわしいかもしれない。でも私にとってはそんなことどうだっていいんだよな、良いのだよ。そして2曲目「Princess Spoon」には得意の泣かせメロが。酔わせるのが上手い奴らで困ってしまう。 (Takamura) |
