■ vol.17 「情報とイメージ」(2000/12/07)
以前に、こんなことがあった。
阪神大震災の際、仲間とともに運営しいてるコミュニティ団体「浪人会
」の会員に呼びかけて、神戸へのボランティアを募った。もちろん、ぼ
くも神戸まで何往復かした。実家が神戸だったということもある。幼な
じみもいる。親友もいる。だから、じっとしていられなかったのだ。
その後、ロシアでも大きな地震があった。浪人会の仲間から、「何かし
なくてもいいのか」と言われた。彼には、阪神大震災の時に浪人会は活
動したから、ロシアの地震でも活動しなければ、という思いがあったの
だろう。
しかし、ぼく自身は、活動するつもりのないことを彼に話した。
想像力の欠如と言われるかもしれないが、ぼくは、ロシアの地震につい
ては、心を動かすだけのイメージが持てなかったのだ。
先の神戸の地震と何が違うのか。人が介在しているか否かだ。神戸では
、知っている人の苦しむ姿を鮮明にイメージすることができたが、ロシ
アの地震ではそれがなかったのだ。行ったこともない。知人もいない。
あくまで新聞とテレビ映像だけの情報しかなく、ぼくはこれらの情報だ
けからでは、鮮明なイメージを思い描くことができなかったのだ。
何が言いたいのか。
情報は、イメージと結びついてこそ意味を持つものとなり、そのために
は、人の介在が大きな役割を果たす、ということを言いたかったのだ。
先日、こんなことがあった。
大学の校友会活動の中で、たまたま関東でウィンドオーケストラの活動
をしている人たちと知り合う機会があった。彼らは、12/9にウィンター
コンサートを開くため、そのための練習をしているというので、見に行
ってみた。
実は、これまでぼくはオーケストラの演奏会など、ほとんどイメージが
持てなかったのだが、不思議なもので、知っている人がその楽団にいる
というだけで、いきなり身近に感じるのである。こんなすばらしい音楽
が聞ける機会が身近にあるのなら、もっと区や市の広報紙で紹介すれば
いいのに、と思ったりもした。
で、広報紙を見てみると、今回のコンサートの紹介こそないものの、こ
の手の活動情報はちゃんと紹介してある。
何のことはない。広報紙を読んでいても、イメージと繋がらない情報は
、読み落とされていたわけだ。
それが、知り合いがいるというだけで、今までの単なる情報は、イメー
ジを持った意味ある情報に変身するのである。
では、そのオーケストラに知人がいなければ、よほど興味を持っている
人以外は、イメージとつながらないのか、というとそうではない。ぼく
自身が、情報とイメージをつなげる役割になればいいのだ。
つまり、"口こみ"。情報過多の時代、この"口こみ"をもっと見直しても
いいはずだ。ネットワーク+口こみで、意味ある情報が様々な形で広が
っていくのではないだろうか。
古い形式を利用した、新しい情報伝達の方法だと思う。
で、さっそく利用させていただく。
先のウィンドオーケストラの情報だ。12/9のウィンターコンサートは、
以下の要領で行なわれる。ぼくの友人が出ている。とっても素敵な友人
。ぼくが感動したオーケストラ。責任を持ってぼくが薦める。
入場無料、但し、チケットは必要なので、ご希望の方は三浦宛(sanp
u@gol.com)に御連絡いただきたい。
【グラールウィンドオーケストラ・ウィンターコンサート vol.1】
・開催日:2000年12月9日(土)
・開場:18:00/開演:18:30
・会場:エポック中原(JR南武線『武蔵中原』駅徒歩0分)
・演奏曲目
◇ジャパニーズ・グラフィティ
◇サウンド・オブ・ミュージック
◇行進曲『威風堂々』第一番(合唱付き)
その他
・指揮:佐川聖二
・入場料:無料(ただし入場券は必要) 希望者は三浦まで(sanpu@go
l.com)
・HP:http://www.gwo.org/(演奏会の詳細について掲載されています)
(三浦伸也)
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