■ vol.20 「そこそこ」(2001/02/21)
(今回は、ちょっと雰囲気を変えて、実験的に関西弁の口語調で書いて
みたいと思います。)
ぼくは、自分の特徴を分析するのがけっこう好きなんです。最近、自分
を活かす環境はどういうものやろう、ということを考えているから、も
ともとの分析好きに拍車がかかっているみたいです。
で、ぼくの特徴は、と言えば、一言で言えばオールラウンドプレーヤー
なんです。割合、何でもできる。子供の頃から、スポーツもそこそこで
きるし、勉強もそこそこできる。人の前で話もできた。友達もけっこういた。
でも、「そこそこ」というのがミソなんです。平均点以上はとるけども、
突出したものがない、というのはおもしろみがないでしょう。自分はおも
しろみのない人間なんかなあ、なんてちょっとだけ悩んだりもした。いろ
いろな分野の天才の話なんかを聞くと、寝食を忘れて没頭していた、なん
ていう経験をゴロゴロしているわけですね。うらやましいてねえ。ぼくは、
ないんですよ、そういう経験が。
没頭していても、「あっ、もう12時や。寝なあかん。明日がある」となる
わけです。バランスがとれているといえばそう言えるけど、おもろないです
わね、こんな人間。
ところが、こんなぼくにも転機というのがありまして、数年前に、自分のや
りたいこと、寝食を忘れるようなことが見つかったんです。今までずっとや
り続けていたことなんですが、これが自分の好きなことなんやなあ、と気が
ついたわけです。
このことについては、いずれ詳しく書くとして、簡単に言うと自発的なコミ
ュニティのシステムを創ることなんですが。単なる趣味を超えて、「おれが
やらな、誰がやるねん」という社会的な使命感まで勝手に持ってしまってい
るんです。
ぼくにもこんな面があったんかと、本人が驚いています。
でも、どっかで「これもそこそこで中途半端に終わるんちゃうか」という恐
怖感がある。
で、先日、こんなことがありました。友人のYさんの話です。
Yさんは、本業は大手メーカーのバリバリの辣腕社員なんですが、ボランテ
ィアベースのコミュニティづくりに関してもすごいんです。人を巻き込んで
いくのが無茶苦茶うまいし、いつも斬新なアイデアを持っているんです。人
徳もあると思います。ぼくにとってはYさんは、かけがえのない仲間のひと
りです。
で、Yさんの運営しているホームページを見たら、日に日にバージョンアッ
プして、仲間もどんどん増えているわけです。
そんな一連のYさんの活動を見て、ぼくはすごく落ち込むんです。
ぼくがやっていることをYさんがやったら、もっといいものができていたん
と違うかなあ。しょせん、やっぱりおれはそこそこなんかなあ、なんて思っ
たりして落ち込んでたんです。
ところが、時間が経つに従って悔しい思いに変わってくる。この間、わずか
半日なんですが、帰りの電車では、なんかすごく悔しがってるわけです。
で、ふと我に帰るんです。「あの淡白なおれが悔しがってるわ」と。
何でもそこそこできるぼくは、あまり悔しいと思ったことがないんです。それ
が悔しがってる。なんかうれしくなってね。そこそこでやってないから悔しい
んやと。
それから数日かけて、構想だけでストップしていたぼくの運営しているコミュ
ニティのホームページを作りました。もちろん、Yさんのホームページも参考
にさせてもらっています。
思うに、ぼくは子供の頃から人の顔色を見るのに聡い子やったんです。人が何
を求めているかが敏感にわかる。その要求に合わせて物事をやるから、相手が
それで喜べばそのことはそれでおしまいなんです。自分の気持ちから発してな
いから、それ以上深めようとしないわけです。
そんな性格を今から変えようとしても、無駄です。
でも、余分なしがらみや常識を1枚1枚剥がしていけば、けっこう自分がやり
たいことと言うのが見えてくるものなんですね。ぼくは、自分を飾っているも
のを脱いでいけば見えてきました。
そうは言っても、職人さんのようにひとつのことを深く掘り下げることは性格
的にできない。じゃあ、広く浅くなのかというとそれも嫌。
「広く、深く」やろうと思っています。
参考までにYさんのホームページと、ぼくが作ったホームページを紹介します。
Yさんの: http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/6944/index.html
ぼくの: http://www2.gol.com/users/sanpu/ronin/
ついでにコミュニケーション・ジャーナルのホームページも作りました。バッ
クナンバーが見れます。
http://www2.gol.com/users/sanpu/cj/
(三浦伸也)
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