■ vol.35 「サービス」(2002/8/14)

ラグビーのメッカ、菅平には、たまにラグビーをしにいきます。

菅平に行くと、帰り道にある「遊楽里館」(ゆらりかん)という温泉に寄っていくのが楽しみなんですわ。
先輩ラガーマンに連れていってもらってから、もう病みつきですわ。
この「遊楽里館」。温泉もあれば、隣の建物はイタリアンのレストラン。物産展もあり、地元の野菜やら、一升瓶入りのりんごジュースやらがいろいろと売っています。

ここに病みつきになっているのは、何よりもサービスです。
地元の若者やじいちゃん、ばあちゃんが、ここで働いています。
きっと、自治体か第三セクターが運営しているんでしょうな。
レストランでは主に若い衆が。温泉では、お年寄りが働いています。
み〜んな、むちゃくちゃ愛想がいいんですよ。
マクドナルドのようなマニュアルの笑顔とちゃいまっせ。ほんまもんの笑顔なんです。

先日、ラグビーの帰りに、家族で立ち寄ってきました。
温泉の玄関には、ここの名物のお焼きが売ってあるんです。
いろんなものが入っているお焼きです。これ、けっこううまいんですよ。
売り子はおばあちゃんたち。
で、こんな会話をしました。
ぼく「前も買ったけど、うまかったわ。」
おばば「やあ〜、ほんと。ありがとうね。」
ぼく「でも、前は、あんこが売り切れやったから、今日は売り切れん間に買っとこう」
おばば「まあ、ごめんなさいね。ありがとう。」
ぼく「これ、ほんま、うまいわ。」
おばば「ほんと、ありがとうね、ありがと。」
かれこれ、20回くらいは、ありがとうって、言われたど。

温泉に入ると、じいちゃんが、脱衣場の整理をしているんです。
このじいちゃん、子供たちがいると、ニコニコしながら、ひとりひとりに声をかけていたんです。
風呂を出る時には、「また、来てねぇ〜」と、やさしそうな声をかけてくれます。

イタリアンレストランの方も、若者たちのサービスが実に気持ちいい。
臨機応変にいろんな注文に対応してくれます。
当然、料理はうまいです。
お子様ランチのハンバーグでも、本格的なデミグラスソース使用です。

気持ちのいいサービスを受けると、なんか気持ちが豊かになったような気分になりますね。

サービスって、本来、そういうものなんでしょうね。

翻って、先日、近所の某ジョナサンに行った時のこと。(あっ、名前出してもた)
いかにも気の効かないアルバイト風のウェイトレスが注文をとりにきました。
ぼくらは、おとな3人で、3人ともパフェやらを注文。
ウェイトレスは、注文を繰り返した後、
「いつ、お持ちしましょうか?」
料理も頼んでへんのに、すぐ持ってこんかい!

ノドが乾いたので、水のおかわりを注文。
15分待っても、水は来ない。
再び、声をかけたら、「あっ!」と。
あっ、じゃないわい。すぐに持ってこんかい!

先の「遊楽里館」とはどえらい違いや。

店員を見れば、その店が、どんなポリシーを持って経営しているかがわかりますなあ。
店だけに関わらず、家族でもそうですな。
子供を見れば、親がどういうポリシーを持って家族を運営しているかがわかるもんね。
ぼくも、足元を見つめ直そうっと。

それにしても、恐るべしは「遊楽里館」。
どうやって、全従業員に、あのサービスポリシーを徹底したんやろ。
今度、行った時には、責任者の人に話を聞いてみよ。


(三浦伸也)

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