vol.6 「目を開けろよ…?」

胴を着けて、明竜さんに突きをしてもらった時、反射的に目をつぶっちゃって、明竜さんのフォームなんか、全然見られなかった。
勉強にならないし、実際、技を返そうにも、これじゃ困るんだろう。
相手を、きちんと目で追えるようになりたい。
それには、色々な人に攻撃技を見せてもらうなり仕掛けてもらうなり、習うより慣れろ方式がいいのかな、と考えたりして。

が、一方で、『目をつぶることも大事にした方がいいんじゃないかな』という勘も、働いているのだ。
目をつぶるのは、恐いからで。恐いと感じる心は、自己防衛本能からくることで。
これこそ、自分の身を守ろうとする働きではないか。
この動物的な反射は、立派な護身術だよな、と。

ただ、気持ち的にはガンガンゴンゴンやりたくて仕方ない。
痛いのも恐いのもなんのその!とギリギリの際まで行きたい気は満々。
実は、痛みに強いタイプだし。
そんな気持ちがあるだけに、目をつぶる自分が一層口惜しいわけ。

でも、目も開けられて、色々な人とガンガンやれるようになって、その先、どうするのかな? なんて考える。
私は、いつ、どの辺りで、どういう風に、"恐がる"自己防衛本能と"恐さを克服しようとする"勇気とのすり合わせをしようとするのだろう。
まだ少林寺拳法を始めたばかりだけど、このことは先々、大きな課題になるような気はする。
ま、ただ今は、目を開けられるようにならんと、どないしようもないんですけどね。