vol.22 さすらいの恒さんからの特別寄稿「すぎちゃんはえらい!」

三重が宿から今日で2週間たった。
いまだあの時の楽しさはわが胸に燃えている、思い出すたびニタ〜としている。

8月10日〜8月18日まで夏期休暇で会社は全休だ。当然私も休む予定を立てていた。
ところが、役所の都合で出勤となった。
8月10日は武道館の少年練成大会の手伝いがあったので休み、なつかしい鮫川の人たちとおいしいシャブシャブを食べた。
次の日8月11日から8月16日までクーラーのない部屋で仕事だった。
久しぶり、腕の内受けを受けるところに"あせも"が出来た。

16日の4時半まで仕事をし、逃げるように東京駅の新幹線に飛び乗った。
四日市で乗り換え、だんだん寂しくなる車外を見ていた。
ようやく着いた菰野駅を心配そうに出ると、すぎちゃんと一本前の電車で着いたしんたろさんが待っていてくれた。
早速すぎちゃの愛車ファンカーゴでキャンプ場に向かった。
すぎちゃんはなかなか気さくな人で車中いろいろ話をした。
すぎちゃんはてっきり菰野の住人だと思っていた。

そのすぎちゃんが凄い人だと、わかるのに時間はかからなかった。

キャンプ場についた時は、みんな夕食の真っ最中だった。
初めてみる人が半分くらい。ざっと30人以上いるあまりの多さに、他のグループの人もいるのかと思ったが仲間らしい。
その中ですぎちゃんは一人汗をかいて走り回っていた。

次の日、朝からすぎちゃんは体中に、大粒の汗を一人かいていろいろ運んだり、段取りをしている。
重たいものを運んでいるので、「手伝いましょう。」と言うと、『いいよ恒さん、重たいから。』と言って、自分で運んでいこうとする。
無理に手にとって運ぶと、『恒さんありがとう。』と逆に礼を言われた。

一度は、運んでいる途中で『ありがとう、自分で持てるから。』と言って、荷物を奪って自分で運んでいった。それもニコニコしながら。

偉い人だとおもった。
何でも進んで、全部自分でしかもニコニコしながらやっている。
「こりゃ、なんか手伝いたいな。ほっとくと、すぎちゃんは全部自分でやってしまう。何かないかな手伝うことは?」と考えていた。

二日目のカレー作りを手伝おうと思った。
野菜切りからカレー作り&ハムエッグ作りまで行った。
「家にいたら此処までやらないのに。」なんて思いながら野菜を切っていたが、子供達も手伝ってくれて結構楽しかった。

カレーを作りながら、いろいろ人に用事を頼んでやってもらった。
カレーのルーが足りないので、売店おばちゃんにもらってくるよう頼んだ。
「おくちゃん、カレーのルーがないからもらってきて。」言葉が思わず命令調になっている。
やってくれてあたりまえと思っているからだ。
すぎちゃんなら、ニコニコしながら『おくちゃん、すまんね、カレーのルーがないからもらってきて。ありがとうね。』と言っただろう。
まだまだ、すぎちゃんには及ばないなと密かに反省した。

すぎちゃんは、自転車屋さんだ。
それほど大儲けはしてないかも知れないが、きっと流行っていると思う。
お客さんから大事にされていると思う。

私が近くにいたら、すぎちゃんの処で自転車を買って用事がなくても店に行くだろう。
すぎちゃんに『ありがとう。』と言われればそれだけで気分がいいのだ。
本当に、この人ほど"ありがとう"が似合う人はいない。
日本一"ありがとう"の似合う人だ。

どうしてだろう、と考えてみた。
すぎちゃんは、相手の身になって考えて行動し、相手の喜ぶ顔を見るのが好きなのだと思う。
正に、少林寺拳法の"半ばは、自己の幸せを  半ばは、他人の幸せを"を実践している。
すぎちゃん、あんたはえらい。

書き込みに、
>ぼくのほうは週末行われるトライアスロン大会の車検係の準備やら、
>大会直前になって持ち込まれるロードレーサーの整備、修理でてんやわんやしてます。
>土曜日は、半日かけて300台強の出場者全員の自転車を点検してきます。
>合宿でもらった元気をそのまま持ち込んで、やりきったるぜい!

300台って、1台1分にして5時間、2分で10時間すごい。
やっぱり、皆から頼られているんだろうな。

六日間、あせもになりながらクーラー無しの部屋で仕事をした。
でもそんな苦労も三重合宿の楽しさの前に霞んでしまった。

この楽しさを、段取り実行してくれた、すぎちゃん・あづ姐 ほんとうにありがとうごさいます。