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「スタインベック短編集」の「朝めし」
ジョン・スタインベック
新潮文庫



ダンナの仲間内で、来年か再来年、アメリカ大陸横断の旅をしようという話が出ている。
30人からの人数で、ワゴン車やハーレーを連ね、2週間かけてひた走るとか。
もちろん、我ら三浦家は、家族6人で参加する予定ですが、この計画を聞いて思い出したのが、スタインベックの「朝めし」。
高校3年の現代国語の教科書に載ってました。
主人公(筆者)が、朝早く散歩に出る。
道端でインディアンか幌馬車隊か、そんな血縁の一団が朝めしを用意していて、通りがかった筆者もお相伴に預かった。
たったこれだけの話なんですけどね、出てくる朝めしのうまそうなこと! 
淹れたてのコーヒー、
じゅうじゅうと肉汁のしたたる、かりかりに焼けたベーコン、
甘く香ばしい香りを漂わせる、焼きたてのパン。
それらの朝めしが、すがすがしい朝の情景の描写とあいまって、実に五感をくすぐり、そそるのだ。
あ〜、うまいベーコン、食いてえ!
アメリカ横断に行った折りには、ぜひ!この朝めしを自分達の手で再現したいのだ。

(2002/10/25 あづ)

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本の写真がなかったので、スタインベック本人の写真を掲載しました。
1902年〜1968年まで生きてました。