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工房プチニュース
 2月28日
 正月に表札を1個作って以来、プログラムの仕事が忙しく、なかなか木工が出来ませんでした。2月10日より久万高原町の町歌の大型木製額を製作しました。2月中が期限で13枚のノルマは不可能と思えましたが、朝7時から夜中までぶっ続けで作業をした結果、何とか全部完成しホッとしているところです。
 上の写真でその大きさは伝わると思います。幅が234センチ高さが134センチの大きさです。当然当工房での額では最大の大きさです。額を作るときに使うクランプも250センチまでの物を4本購入し2枚づつ毎日貼り続け、塗装を夜中まで繰り返し、何とか完成できました文字入れは面積が広いので、カッティング文字で行いました。
 左の写真は小学校の体育館に取り付けた状態です。木の町にふさわしい、落ち着いた木製額に出来たと喜んでいます。
 町村合併に伴う思わぬ仕事でしたが、何とか卒業式に間に合わせる事が出来ました。まさか、合併特需に木工があるとは想像もしていませんでした。
(^_^)v
超大型木製額!
 3月10日
 前回の久万高原町歌の大型木製額は何とか各学校への取り付けが終わりました。一息つこうと思いましたが、引き続いて久万高原町役場の職員の名札パネルの依頼があり、これまた15日が納期で急ピッチでの作業になりました。写真は作業場で完成したパネルです。幅が174センチ高さが166センチの大きさです。1段に50枚の名札を入れることが出来、10段で500枚の収容が可能です。現在の職員数は420名あまりだそうで、各課名の名札を加えるとだいたい500枚程度になりそうです。
 今日から500枚の名札の製作です。昨年から導入したシルクスクリーンの利用が一番力を発揮する仕事です。1日に150枚程度の製作がノルマになりそうです。
 朝から原版を焼き付けようと思っていると、突然、停電になりました。近くで電気工事のため11時頃まで2時間あまり続きました。パソコンは使えない上、電動工具が使えず、木工も出来ません。おまけに暖房器具も使えません。今の時代、電気がないと何も出来ないと痛感した2時間でした。
(;^_^A
超大型名札パネル!
 3月17日
 今年も毎年恒例のラグビー大会の季節になりました。町村合併に伴い、「久万町長杯」から「久万高原町長杯」に名称変更され、合併記念大会として27日〜29日まで開催されます。
 当工房では、過去3回の盾を製作し、今年も依頼されました。ここでも、シルクスクリーンの技法を利用して文字入れをしています。最初は焼スギの盾を作りましたが、昨年より写真のラグビーボールの形のプレートを納品しています。当工房の春の定期商品となって、ラグビー大会のプレートを作ると春になるイメージが定着しつつあります。

久万高原町長杯ラグビーフットボール大会のURL
ラグビー大会プレート!
 3月16日
 久万高原町役場の玄関ホールに設置された職員名簿パネルです。
 パネル自体の設置は14日に終わっていましたが、名札の文字入れが非常に大変な仕事で、4日連続の徹夜作業で完成しました。
 名札自体は、天然桧で文字はシルクスクリーンの版を製作し刷り込んでいきました。全部を差し込むと、木製独特の落ち着いた雰囲気があり、林業の町にふさわしい名簿パネルになりました。
 パネルは500枚差し込める大きさですが、課名や部所名の札を含めると10枚程度オーバーしました。合併当初の今が最高人数である為、部所名の一部を外して収めました。近いうちに定年退職等で人数が減ることが予想できるためその後の対応予定です。
 シルクスクリーンも同じものを大量に印刷する場合は、非常に有効ですが、このような1枚1枚が異なる場合、その作業量は想像を逸脱したものでした。20歳代の頃連続で徹夜して以来の強行軍でした。
(;^_^A
名札文字入れの完成!
 3月22日
 4月に合併する久万高原町商工会の看板が完成しました。今日は雨でしたが各支所を廻り、取り付け確認をしました。実際の取り付けは4月1日の予定です。このほかに本所の看板も頼まれています。
 支所看板の材料は桧の集成材で、ウレタン塗装仕上げの上に、カッティング文字を貼り付けました。集製材は無地の部分を取る為、非常に無駄が出ましたが、看板なので無地にこだわりました。本所の看板は、スギの無垢1枚板で、シルクスクリーンで文字入れの予定です。 
 他に商工会員の木札を受注しています。写真の看板の後ろに積み上げている桧材がその材料です。看板が完成しだい製作します。
ひのき集成材看板!
 3月24日
 今日、商工会本所の看板板を加工しました。杉の無垢板で受注していましたので、大きさの合う無地の板を加工してカンナを掛けたところ、まれに見る良材でした。木目が込んでいる上に天然スギと思われる木目が走り、看板には申し分の無い超一級の良材です。受注価格を考えると、非常に贅沢な材料です。ほかに手頃な大きさの板が無く、仕方なく渋々の加工でした。(;^_^A
 上の写真のような木目は、過去に地元の45番札所「大宝寺」の天然スギで見て以来の美しい木目です。(^.^)b
超一級看板材料!
 3月25日
 今朝起きてみると、ビックリ!雪が10cm近く積もっていました。もう3月も終わり、さくらの季節も間近なのに庭は真っ白でした。
 昔、お節句頃に降った思いではありますが、暖かくなればと思っているときは、何度でも驚くものですね。
 車はスタッドレスタイヤは半月も前に取り替えており、どこかへ行かなければならなくなったらどうしようかと気をもみました。でも、やはり3月の雪ですね、昼過ぎには道路はほとんど問題ないくらいに融けていました。久万高原にも春がおとづれているようです。
    (^.^)b
また、ゆきだっー!
 3月26日
 役場の議場の席札を製作しました。桧無垢の無地材を2面テーパーに加工し、透明艶消しシールで文字入しました。写真以外に議員用の18本も作っていますが、文字入れは選挙が終了し新議員が確定してからの対応です。
 シールの文字入れは簡易ですが、見た目は問題ありませんし、コストが低い上に張替えによる文字の入れ直しも出来ます。ただ、インクジェットプリンターでの印刷では、耐水性が無く、取り扱いには気を使います。この点シルクスクリーン印刷は耐水性がある上、品質も高く仕上がります。どちらも一長一短です。
    (^.^)b
席札の完成!
 当工房では、パソコンの木工での応用を常に試みてきました。カッティング文字の看板、シールによる文字入れ、パソコン文字のシルクスクリーン印刷等その典型です。これだけではなく、見積もりの図面等にもパソコンを利用しています。当工房の特徴でもあります。
 3月27日
 今日は文字入れの新しい技法を試してみました。
 シルク印刷技法の一つに「切抜き法」と言うものがあります。印刷したいものを切り抜いてスクリーンに貼って版にするものです。この切抜きにカッティングマシンを利用したのが今回の技法です。
 左右反転した文字をカッティングし、スクリーン枠に文字以外の部分を貼り付けて版を製作してみました。カッティングの性質上小さな文字には不向きですが、今回のような看板には非常に有効な方法だと思います。
 自分で応用を考えた技法ですが、問題なく印刷が出来ホッとしました。比較的簡易ですが、文字の刷り込み時は、筆で書くような緊張を感じました。(;^_^A
新しい文字入技法!
 カッティングシートを裏側から貼ったスクリーン枠です。
 文字入れの終わった看板。この後防腐剤を塗る予定です。
 位置決め中のスクリーンです。
左下の円筒状のものはレーザーレベルです。位置決めには重宝な機械です。
 無事、印刷の終わった状態です。インクが乾くのに時間がかかるので、分割の場合は、写真のように離れた文字を入れます。
 4月1日で合併し「久万高原町商工会」としてスタートした会員の木札を500枚受注しました。
 シルクスクリーン技法を習得してから、表札や名簿、看板など単品商品は多く作りましたが、今回初めて500枚の同一印刷の仕事でした。
 印刷がどれくらい大変か解らず、受注に不安がありましたが、思った以上に順調で、予備それぞれ1枚版を製作していましたが、必要なく無事に終了しました。
 印刷より、木札の製作のほうがはるかに大変でした。
 4月2日
木札500枚の文字入れ!
 印刷には、上のような専用の印刷ジグを製作しました。上の写真は、黒い文字部分のみを印刷するところです。スクリーン枠は特別な蝶番で取り外しができ、目詰まりやインクのあふれが起きた場合は、水洗いできます。今回も2回程度水洗いしました。
 乾燥中の木札500枚です。印刷そのものは、2名のアルバイトと3人で、2色で約半日程度でしたが、木札の製作は、かんな掛けと仕上げの磨きがかなり大変で、約4日程度かかりました。乾燥は、各色2時間程度かかりました。
 私のシルクスクリーン技法は、右のバナー「タチカワ教材株式会社」のホームページで習得したものです。これからシルクスクリーンを始める方は非常に参考になると思います。資機材もすべてタチカワより購入しています。良いホームページに出会えて、非常に感謝しています。
 黒色が乾燥した後で青色のマークを刷り込みました。上のように木札をセットし、下のようにスクリーンをかぶせて、青色インクをゴムのへらでこすれば印刷できます。