残っていた日本ダンロップの手彫りレインタイヤ
予選で大破したKE007が、メカニックの方々の徹夜の作業で奇跡的にサーキットに戻った決勝日の日曜日の朝のウォームアップランでKE007が履いた、左リヤタイヤ。日本ダンロップの手彫りで、今でも硬化し切っておらず、保存状態も大変良好です。現行のナロータイヤと比較すると迫力が違いますね。このダンロップのスペシャルタイヤの性能は素晴らしいものでした。それと比較して、この年の星野さんが、型落ちのタイレル007とは言え、自分の庭である富士の予選で、あの順位迄沈んだのも、ブリジストンタイヤだったからなのでしょうか。

翌77年の009はタイヤに泣かされ結果を残せず残念でした。レース後の009の海外進出計画の中で行なわれたテストで、後にワールドチャンピオンとなるケケ・ロスベルグがブリジストンを履いた009に乗り、即座にタイヤが駄目だと指摘したといいます。その後に、GOOD YEARに交換された009は好タイムをマークしました。

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