「ゼロ金利下の金融政策―― 中央銀行エコノミストの視点 ――」(IMES Discussion Paper 2000-J-4、日本銀行金融研究所、2000年4月、翁 邦雄・藤木 裕との共著) PDFファイル 英語版
ゼロ金利の下での金融政策の運営を巡っては、内外から様々な政策提言が寄せられている。本稿では、これらの政策提言を念頭においてゼロ金利下の金融政策運営の選択肢について検討する。このため、まず、99年2月以降のゼロ金利下の金融政策の運営枠組みとその効果波及メカニズムを整理する。次に、ゼロ金利固有の問題を踏まえつつ、今後の経済シナリオに応じてどのような政策オプションがあるか、またそうした政策オプションをとる上でのリスクは何か、そして、そのリスクは経済情勢に応じてどのように変わり得るか、といった点を議論する。その上で、今後のわが国の金融政策を効果的・効率的なものとするために必要な金融政策運営の中・長期的「スタイル」について検討する。
キーワード:ゼロ金利政策、量的緩和、長期国債買い切りオペ、デフレ懸念の払拭、金融政策のスタイル