* 原理*
この染色はフタロシアニン系の塩基性色素であるアルシアン青と酸性粘液の酸性基のイオン結合を利用した方法で、アルシアン青溶液のpHを2.5、1.0と変化させることにより前者ではスルホムチンのシアロムチンを、後者ではスルホムチンをほぼ特異的に染色することができる。
* 試薬*
o 3%酢酸水
o 1%アルシアン青3%酢酸溶液(pH2.5)
アルシアン青 8GX 1g
3%酢酸水 100ml
o ケルンエヒトロート液
ケルンエヒトロート 0.1g
硫酸アルミニウム 5g
蒸留水 100ml
加温溶解し、5〜10分煮沸、冷却後濾過
して使用する。
* 染色結果 *
酸性粘液多糖類 … 青色
核、結合組織 … 赤色
* 方法*
1. 脱パラ、水洗、蒸留水
2. 3%酢酸水になじませる
3. アルシアン青液(30分)
4. 水洗(5分)
5. ケルンエヒトロート液(5分)
6. 軽く水洗
7. 脱水、透徹、封入
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