KiLL MACers! 1999
06/15 /1999      
マッカー
   地獄 の季節
 
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  紫陽花を見た日  
『花言葉の唄』
    作詞・西条八十/作曲・池田不二男
 可愛い蕾よ きれいな夢よ
 乙女ごころに よく似た花よ
 咲けよ咲け咲け 朝露夜露
 咲いたらあげましょ あのひとに
 
 なにかっつーと、「西条八十」で始めようとするのは、われながら、あまりいい傾向とは思えませんが、まあ、いーじゃありませんか。ほんとに、いい歌なんだもの。
 ──さてと。
 こないだ、近所の駅のそばで、紫陽花を見ました。
 今年は、梅雨というのに雨が少ないので、こころなしか元気がないようにも感じたのですが、それでも、その紫陽花の花は、実に毎年、初夏の訪れを知らせてくれるのでありました。
 この花を「紫陽花」と書くから、明晰に認識できるのであって、これが「アジサイ」と書かれるとなると、なんとも居心地の悪い思いをします。「鯵」のような皮膚を持つ「犀」なんてえものを想像してしまうほどです。そりゃ、いたらいたで面白いでしょうけども。さらには、「鯵みたいな流線形の形をした犀」、などという戯れの想像も(もちろん、やんなきゃいいんですが)、気色の悪いこと甚だしいのでございました。
 サイの角の部分がアジになってるような生物も想像してみたりしましょうか。さらに、そういうのに、ヒトの顔が乗っかってたりして……ううう、気持ち悪い。こうなると、ほとんど、デーモンですね。飛鳥了が、まちがって、「Yah Yah Yah」を唄ってるような光景とは、こういうことを言うのかもしれません(などと、意味不明の表現で申し訳ない)
 伊豆の方にですね、「熱川バナナワニ園」という動植物園がございまして、かつて「このバナナワニっつーのは、なんじゃらほい?」と思っておりました。「バナナのような黄色いワニがわんさかいるような動植物園」のことか、はたまた、「バナナのように連なってぶらさがっているワニの群れのいる動植物園」のことか、などと埒もないことを考えておったのでございます(その「バナナワニ」の真実は、ご自分でお調べ下さい)
 自分で「らちもない」などと表現しといて、こういうことを重ねて書くのは、なんとも心苦しいのですが、上記の想像は「理由なき」ことではないのであります。なんとなれば、わたしが、連想したのが、「グレープフルーツ」だったからです。
 えっとですねえ、「グレープフルーツ」を、なんでまた「グレープフルーツ」などと呼称するのかというと、あの黄色くて、でっかい、甘夏の親分みたいなのが、わらわらと、ブドウのふさのようになっているからなのです。そんで、「なんや、ブドウに拡大光線浴びせたみてえな果物じゃのお」と、海の向こうの土地のおっちゃんが言ったわけです(たぶん)。だから、「グレープ(みたいな)フルーツ」なのですよ、これが。最初、この話を聞いたときは、「嘘だべ」と思ったものですが、テレビの映像で見せられちまうと、もう仕方ありません。ほんとうに、そういうこと、なのです。相当に有名な話だと思っていたのですが、けっこう知らない人も多いようですね。
 八百屋や、果物屋の店頭に、「グレープフルーツ」が、カゴ盛りになって、ン百円で売られていたりしますが、その値札に「グレープ450円」とか書かれていると、思わず笑ってしまいます。「どこがブドウやねん」とか、ツッコム気力も萎えるほどです。昔は頭を抱えていたものですが、最近は、なんとも寛容になってきました。あるいは、キャベツを「キャ別」と表記してたりしてね。なんとも、この世は、ワンダーに溢れていると感心するのでございました。

 だから、最近、マッカー連中に対して、ボロカスのように罵倒を浴びせないのは、故なきことではないのです。──だって、楽しいんですもん。
 あなたも、そうでしょ?
 いや、きっと、そうだ。
 あなたも、わたしと同様に、いま「iMacのノートを心待ちにしている」に違いないとおもいますもの。
 既に自らが、見るもおぞましいデーモンと仮してしまった、かのマッカー連中のことをちょっとだけ思い、「どうせなら、紫陽花色の、iMac noteが、いいかな」などと、花を見ながら考えた、梅雨だというのに雨の降らない、6月の空の下の出来事でございます。
  トムとジャックじゃ、ちと困る  
 さすがに、「♪ちびっこ光線 浴びちゃって ちっちゃくちっちゃく なっちゃった」グレープフルーツのことを、「グレープ(ブドウ)」と呼んだりするようなコトになろうものなら、全身全霊をあげて「えーかげんにせーよ」と言うつもりだが、そうじゃない部分で、蒙昧の誤解がはびこっているこの世の中は、もう、どうしようもないのかもしれない。
 どこもここも、なんでもかんでも「ホームページ」で(ほんとは、WebPageという言い方も正しくはないのだけれども、せめてもの「認識のための」妥協です)、だもんだから、なんとも意味不明の「トップページ」なんつーヒルコのような用語まで蔓延してしまう今日このごろ。ひとつのページ内でジャンプするのに、「アタマを"top"、ケツを"bottom"とする」という、htmlのパラメータとして、通常使っている用語すら、誤解されかねない状況を作り出しているってえのは、要は、蒙昧の認識と方法論が、蔓延したからだと断定するね。「トップページ」なんてえ、とんでもないコトバを使い始めたのが、マッカーどもだってことは知っているのだが、それにあっさり乗っかっちゃう連中も、どーかしてる。こればかりは、ほんきで「えーかげんにせーよ」と思うぞ。このページの一番下の右端のリンクは、そういったことも含めた「皮肉」を込めたリンクなのだけれども、わかる人だけわかってくんな。「ちびっこ光線」だって、ほとんどの人はわかんないだろうし……。
 たとえばね、「4人なのに『ちゃんばらトリオ』」でもいいと思うのだよ。その美しい成立仮定を知らなくても。あるいは、「土曜の夜はフィーバーして、ハッスル、ハッスル」でもいいと思うのだよ。たとえ『サタデー・ナイト・フィーバー』や『ハスラー』という映画を観たことがなくても。
 同様にして、「『ブルー・バイユー』はロイ・オービソンの曲で、これをリンダ・ロンシュタットがカバーしたのが、"Simple Dreams"というアルバムで(邦題『夢はひとつだけ』)、そんなことも知らねえで、ディズニーランドのブルーバイユーでメシ食ってるんじゃねえぞ!」などというような発言をするつもりは毛頭ないのである。でも、面白いからやるけどさ。
 人類には(それが役に立とうが立つまいが)、「連想能力」というものが付加されているのである。
 「こういうものこそが美しいのである」とか、「ここから、エレガントの概念が導入される」とか、「ワンボタンのみが生み出すシンプルな操作性」とか、「すべてメニューは画面の上部に表示される認識性」とか、そういった蒙昧どもの発言が、いかに「連想能力」を阻害し、マーケットの成長を妨げ、さらにはムラに固執し凝着する、その悪癖となっているのか、すべては、すでに、証明済みのことではないか。
 たとえば「マックあがりのソフト」に、異常なくらい誤動作が発生しやすいのは理由なきことではない。圧倒的に「連想能力に欠ける」プログラマが、ただただ生活のために、Windows版を書いているに過ぎないからである。まるでアカや民青のように、そのシステムやAPIがどーたらこーたらと言っているのは、「自分がビンボーな理由は、あいつらのせいだ」とモンクをたれているだけに過ぎない。
 おそらくは、「連想能力」を有する本ページの読者には、これ以上述べる必要はないであろう。書いてる本人も「面白きゃいいか」とか、半分くらいそう思っていたりすることもあるのだから、推して知るべし、である。
 はたして、マッカーどもは、自分にも連想能力はあるとでも思っているのであろうか。たとえば「あると思っている」と仮定して、それで、あの「すいはんき」「ポリタンク」を、ホンキで購入できるのであろうか。わたしが、あえて「連想能力」と言っているのは、そういう意味なのだ。

  暑さ寒さも悲観まで  
♪ちびっこ光線 浴びちゃって ちっちゃくちっちゃく なっちゃった
 なんていう、ウルトラ・マイナーな連想ネタを書いたら、どういう具合だか、他のも思い出しちまった。どーせだから、書いとこ。わはは。
♪らりほー らりほー らりるれろ
 そして、
♪あたま〜を 雲〜の 上に出し
 ──などと。
 実は連想だけあって、ジャンルは、ぜんぶいっしょなんだけどね。
 ヒントは、「♪ネズミだっていきものさ ネコだっていきものさ」というところでしょうか。大甘だな。

 いや別に『意思と表象としての世界』の講義を聴きながら、「♪でかんしょー、でかんしょーぉで、半年暮らす、よいよい」なんて唄うようなペシミスティックな気分になってるわけではないのですよ。諦念を突き抜けると、なんとも、花の色がきれいに見えるようになりましてね。
  あいうえお  
 「あ」は、「哀悼」の「あ」。薄汚く、死んでくれたまえよ。
 「い」は、「異臭」の「い」。みっともなく、きたならしいよ。
 「う」は、「蛆虫」の「う」。寄生するしか、能がないのだね。
 「え」は、「壊疽」の「え」。腐り果てて、いくのだね。
 「お」は、「汚濁」の「お」。いなくなっちゃえば、いいのにね。
 
 はい、「地獄の季節」の連想ネタでした──と。わはは。
 どうせだから、もういっこ書いておこう。
 
 「愛」とは何か?
 人生にとって、大切なもののことですねえ。
 だから、50音の最初の2文字になっているんですねえ。すばらしいですねえ。
 同様にして、同義語は「イロ」。

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