2001年3

3月27日(火) チェックは大事

細胞の培地には、ウシやコウシ、ウマなどから取った血清を加える。
血清には、細胞が育つのに必要な成長因子などが含まれているのだ。

血清は、それを採る動物一頭一頭によって、質がけっこう違う。
かなりお高いシロモノなので、購入する前に、サンプルをもらって質をチェックする。
これをロット・チェックという。

・・・しなければいけないはずだったのだが・・・

チェックしないで購入した血清の質が、きわめて悪かった。
先生の細胞も、Eくんの細胞も、軒並み成長率が悪い。
CHO細胞に至っては、細胞の形までとげとげしくなってしまった。

幸いにして私は、ちゃんとした血清入りの培地をまだもっているため、
あと少しは余命をつなげるが、念のために細胞のフリーズストックをつくったほうがいいかも。

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などと思いつつ、これから夜行バスに乗りに行きま〜す♪

みなさま、すてきなウィーク・デーを。



3月26日(月) 休憩

くたびれはてて完全休養を取っているはずが、
なぜか学会誌を懸命に読んでいたりして。

で、けっこう次のアイディアが湧きはじめていたりして。

・・・休憩してるほうが、仕事に頭が回るっつーのはどーゆーわけだか。

明日の夜から、蔵王にスキーに行くのだ〜!

帰ってきたら完全復帰。
乞うご期待。


3月25日(日) 日曜日

なので、本を買ってきた。

・レベッカ・ブラウン「体の贈り物」
・北村薫「リセット」

前者は、今朝の朝日新聞の書評欄に出ていたのをさっそく。
後者は、前々から読みたかったのだが、修論騒ぎが終わってから、と自制をかけていたのだ。

のんびりこれを読む前に、同期の連中と一杯飲む。

みなさま、よい休日を。


3月24日(土) 庶民的パーティー

昨日は、退官なさる二教授の、専攻全体での追い出しコンパだった。
(最近、似たようなメンバーでばかり飲んでる気がするなあ)

大講義室での一次会のあとは、石川先生の部屋で二次会。
海洋研の先生方もたくさんみえていたので、いろいろお話ができた。

「パーティーが早く終わったら電話して」と言われていたリュックに、
電話しようかどうしようか、ハムレットのように悩んだ末、
貴族的アバンチュールよりも、庶民的酒盛りのほうを選んでしまった私。
だって、石川先生のお部屋で飲める機会は、もうないんだもの。

石川研のみなさま、お世話になりました。
今後とも、よろしくお願いします。


3月22日(木) 貴族的デート

フランスの公爵リュック・ダヴァン氏(「ド」以下は長すぎておぼえきれない)と
午後のデートを楽しんできた。

男の人にお花をもらったのは、初めての経験である。
別れ際に「お手々に・・・」というのも無論、初めてである。

それはよいとして、健脚を誇る私が選んだデートコースは次のとおり。

大学から湯島天神、和風喫茶でお茶。
御徒町まで歩いて、アメ横をご案内&食べ歩き。リュックは「ビックリ焼き」がお気に召したようだ。
上野公園を散策の後、地下鉄で浅草。おみやげを買っていただく。
地下鉄で本郷へ。

あらかじめ、今日はsophisticateされた場所には連れていかない、と宣言しておいたが、
こっちの方がいい、と喜んでもらえた。

明日も会えないかな? 明日が無理なら、フランスに発つ前にもう一度?
とかなんとかで、電話番号とメールアドレスを教えてくれた。

さすが向こうの方は違う。
それにしても、うーん。どうしよう。

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本日のS氏

リュックと別れて、赤門前の横断歩道を渡ったところでS氏にばったり。
手に持ったお花のわけを話したら、高笑いされてしまった。
・・・そんなに笑わなくたっていいじゃん。


3月21日(水) 公爵!

フランスの、正真正銘の「公爵」である客人が、研究室に見えている。
独身。

それはよいとして、とても興味が広く、話のおもしろい人だ。
引き続き、飲む。

しからばごめん。

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その公爵氏と、明日の2時からデートする約束をしてしまった私は、やり手だろうか。
教授以下公認である。

乞うご期待。


3月20日(火) Divertissement

このところ読んでいた加藤周一の本に、ちらっと出てきたので思い出した。
昔、高校の現代文の教科書にあった「Divertissement」の意味である。

この言葉は、「娯楽」とか「愉しみ」とかの意味にふつう使われているが、
本来は、本質的なことから目をそらし、気を逸らすための「気晴らし」という意味なのだ、
というような話だったと思う。
きちんと議論するなら、神から目を背けた生き方という話になるかもしれないが、
私はクリスチャンではない上、そのあたりについて、今のところきちんと考える余裕がない。

ただちょっと、考え込んでしまったのだ。

ひと頃より「過労死」が騒がれなくなったし、workaholicの批判も薄れてきた。
仕事中毒というのも一種のDivertissementなんだろうが、
命を落とすほど働く「ジャパニーズ・ビジネスマン」は、もう流行らない。
仕事は仕事、余暇を楽しむためのものと割り切って、上手にバランスを取る人が増えたのかもしれない。

私は青臭い人間だから、「夢」とか「成長」とか「一心不乱」とか、そのへんがけっこう好きだ。
さすがに、努力がすんなり報われるケースは稀らしいということはわかったが、
本心から願えば、たいていのことはなんとかなる、という味も占めてしまった。
だから、凝りもせず、夢を見る。つまずいては悲しみ、うまくいけば飛び上がって喜ぶ。

「そんなに感情を動かしてたら、疲れるじゃないですか」
と先日、同僚のEくんにも言われたが、
お前はMか、というくらい(けっこうMだけど)、それをくりかえす。
確かに、ときどきしんどい。

精神を平らかに、心安く生きている人たちは、なんて知力・情ともにすぐれているんだろう、と
いつも思う。
でも、みんなが楽しく、満足して生きているにしては、この国の空気や人々の肌触りは殺伐としている。

その楽しさは、「気晴らし」に過ぎないんじゃないか。
何かから、目をそらしてはいないか。
どこかが違っているような気がする。
私たちが目をそらしたがっているものは、なんだろう。

あふれかえるDivertissementの大波に、のみこまれるのは心地よい。
でも、のみこまれてしまえば、愚民化するのは目に見えている。

今、この国を乗っ取るのは、けっこう簡単なんじゃないだろうか。
わりとヤバイんじゃないかと思うけど。

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Divertissementの権化のようなモーツァルトを聴いていると、返って、
諸々の本質的なことごとが押し寄せてくるような気がする。

ま、キザなんだけども。


3月19日(月) 年度末

ということで、怒濤のごとく飲み会が続く。

今日、わが研究室には、M教授のかつてのボスであるバーン先生がいらしている。
245号室から楽しそうな笑い声が響いているが、まだやることが残っている私は実験中。

給食を時間内に食べ終わることのできなかった小学生の気分だ。

やるべきこと・やりたいことは山積みになっている。
その山の前で立ち尽くしそうになる自分に鞭打ち、今週も私はゆく。

・・・ガソリン入れよっかな〜。

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医師国家試験を受けていた皆さん、おつかれさまでした。
長い間、たいへんだったことでしょう。
その勉強量とストレスは、到底、私の想像のおよぶ範囲ではないことと思われます。

努力に見合った良い結果が出ることをお祈りしています。

発表までは、ゆっくり羽を伸ばしてくださいね。

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本日の細胞

P先生作製のDMEM培地、ちょっと色が薄いのだが、pH低いかな?
ま、いっか。
血清がもうない〜。


3月18日(日) 退官

16日は、卒業研究でお世話になったI教授の退官記念パーティーだった。

学士会館分館には、先生の、かつてそして現在のご同僚、教え子のみなさんがたくさん集まり、
盛大なパーティーとなった。

いくつかのエピソードが披露されたが、中でも感銘を受けたのは次のお話。
先生は、駒場でお仕事をなさっていたころ、ひととおりの実験が終わると、
「これで論文が書ける!」と、喜び勇んで生協に行き、鉛筆を20本買ってきたそうだ。
そして、それをぜんぶ研いで準備をすると、嬉々として論文をお書きになったとのこと。

もちろん、常に論文を書いていなければ研究者とは言えない。
それでも、このエピソードは、実験とともに、文章を書くのが大好きなI先生なればこそのものだ。

いただいた業績集巻頭の「この13年は何であったか」も、先生らしさが随所に現れた名文。
その偉大な業績集の末尾に、私の名前も載せていただけたことは、ほんとうにうれしい。
I先生とSさんに、心から感謝申しあげる。

パーティーの間は、たくさんの先輩方と久しぶりにお会いできた。
N中先生や、A宮先生とも、ゆっくりお話ができて楽しかった。

M本先生の芸(?)「矢切のたわし」も披露され、
なにはともあれ、盛会のうちにパーティーはおひらきとなった。

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その後は、教授室には偉い先生方、スタッフルームには中間層の方々、
33号室にはヤングジェネレーション、と希釈系列をつくって二次会。

新ドクター・Mがときどき、ジュニアクラスをのぞいては
「ここ、ラクそうやなあ」
とうらやましそうにつぶやいては、先生方へのご挨拶に回っていた。

I先生はお疲れになったようで、シニア・ミドルクラスの二次会は、早めに終了。
その後、「今日はタクシーで帰ろう」と言いつつSさんらがジュニアクラスに合流。
ひとしきり飲んだのち、私は失礼した。

このような場がひとつ、失われることは、とても淋しい。
I先生を中心に(というかダシにして)、人々が集まれるということは、
先生の人徳以外の何物でもない。
あの大きな背中は、いつも2号館のどこかにあるような気がするのだが。

身近にいられた間に、もっと先生から吸収できたことがあったのでは、と悔やまれる。
不出来な弟子の私だが、先生のご薫陶を受けられたことは、一生誇りにしたいと思う。

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当日のSさん

名司会でした。


3月16日(金) やってしまった

昨日はビールしか飲まなかったんだけどなあ。
花粉症で体調がすぐれないところで飲んだせいか。

今日は朝から、非の打ち所のない二日酔いである。

「白糸」で飲んだのは、ジョッキ3つだけだし。
そのあと、細胞生理のMさん、分子生理のWさん・Hさん・Uさん、
そして発生のSちゃんたちと行ったスナックでは、コップでいくらも飲んでいない。

それなのに・・・それなのに・・・

この割れるような頭の痛みをどうしてくれよう。

振動が響くので、できるかぎりおしとやかに歩き、
先生とEくんとの昼食会では、特別食(鶏つくねスープとみかんゼリー)を用意。
見かねた先生が、ご自分の食糧ストックから、梅干し入りおかゆのパックをくださった。
先生のご恩は海よりも深い。ありがたくいただく。

以前、バイト先の上司に「ホッピー」を飲まされて以来のひどい二日酔いだ。

それでも、あと2時間後には、I先生の退官記念パーティーが始まる。
さきほど、外でS氏とすれちがったら、「今日はちゃんと盛装してきた?」と聞かれた。
「はい」と答える。
私にとっては、スカートをはくだけで、じゅうぶん盛装である。
そういうS氏だっていつものセーターだし、スーツでなくても許されるだろう。

卒業された先輩方にお会いできるのが楽しみだが、
ハイヒールに履き替えるまでに、なんとか頭痛を治したいところである。


3月15日(木) 日本人とはなにか

高校生の頃に読んだ、加藤周一の『日本人とは何か』を、学校の行き帰りに読んでいる。

あのころ、私は何を読んでいたのだろう。
とても新鮮に思える。

30年から40年前に書かれたもののはずなのに、
今の日本と、それから日本人が抱えている問題が、すべてあてはまる。
言いかえれば、それらの問題が、なにひとつ解決されていないということだ。

くわしくは、そのうち「本棚」に書くとして、ふたつだけ。ちょっと未消化。

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もののあわれを代表する「源氏物語」の書かれた平安朝についての記述:

「税金の収納が悪く、京都の真中に、強盗・窃盗の類が絶えず出没し、
 神主や坊主までが加った時代である。
 一方公卿は、大納言でも字の読めないのがいる始末で、
 酒を飲んで人民を斬り殺す以外に趣味のない男さえ横行する状態であった。
 こういう時代の、もののあわれ、または風流、または物語は、一部の特権的な人間が、現実を逃避するための道具にすぎなかった、と考えるのが常識であろう」


これは、現代の日本もまったく同じことのように思える。
日本の文化の二重構造は、中世の昔からずっと、かわらないものらしい。

学力低下問題だろうが永田町の論理だろうが、このあたりから考え直さないといけないような気がする。

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次。
明治以前と以後との文化の断絶;「伝統の断絶」についての記述。

「日本の大衆の意識が、自覚的に西洋化に傾いたことはかつてなかったし、今でもない。
 そこには文化の断絶ではなく、持続の面が根強いのである」


近代化即西洋化という考え方をしてきた知識階級を産んだのは、もとより帝国大学である。
市民的であるより前に、官僚的であるように教育されてきた知識階級は、
大衆との意識上のつながりが稀薄であると加藤氏はいう。

「戦争前までを振り返って眺めると農村には停滞しかなかった。
 都会の知識階級は、直接に西洋思想を輸入することで忙しかった」


21世紀に入った今だって、まったくそのとおりではないだろうか。
停滞が、農村から日本全国に拡がっているだけで。

とりあえず、自分の受けてきた教育と、自分の取ってきた行動を、
もう一度ふりかえってみる必要がありそうだ。

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それにしても、最近、魅力的な論客がいないなあ。
切れる人には心がないし、熱い人には論理がない。

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本日の飲み会

今日はこれから、院生会の追い出しコンパである。
あ〜。急いで電気泳動しなければ。
電圧あげちゃおっかな〜♪


3月14日(水) 有言実行


やっと、延ばし延ばしにしていた放射線取扱者健診を受けてきたぞ〜!
やるときはやるのだ。
(やらないときは何一つやらないけど)

採血も痛くされなかったし。
肩の荷がおりた気分だ。

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健診のあと、書籍部に寄った。
先日出た英和辞書「グランドコンサイス」を購入。

理工・医学系の用語がたくさん入っているというので、ほしかったのだ。
36万語を収録。
今まで、わが業界でもっともよいとされていた「リーダース」は27万語。
・・・勝った。
というわけで、お買いあげ。

今年いっぱいはキャンペーン価格で8000円なのだが、生協の組合価格では、なんと6400円!

得をしたぶん(をちょっと上回る)で、次の2冊を購入。
「英語論文 すぐに使える表現集」
「科学英語のセンスを磨く 〜オリジナルペーパーに見られる表現〜」

前者は、「つなぎの表現」が使えそう。
後者は、言語学の読み物としてもおもしろい。

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書籍部を出て、春の風の中をぶらぶら歩いていたら、
御殿下記念館のほうから、やはりのんきな顔をして細胞生理のS氏がやってきた。

「妙なところで会うじゃない」
「珍しく、参考書なんぞを買いに行ってたもので」
「そりゃあ、たしかに珍しい」

必要以上に高笑いしながら、S氏は春風の中に消えていった。
・・・いつものことだが、やな言い方である。

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本日のおしごと

ついつい新しい辞書を読んで遊んでしまった。
イケナイ言葉もけっこう載っていてたのしい。
そんなものをおぼえないで、専門用語をおぼえよう。


3月13日(火)冬の実験

寒の戻りにしては気合いの入った寒さだ。

わが理学部2号館は、古い。
古い建物というのは底冷えがする。
ストーブは暖かいが、実験をしていると、いつのまにか手の先が冷たくなる。

冬に実験をしていて、ほっとするのは、お湯で洗い物をするときだ。
温かいお湯に手を浸していると、お風呂に入っているときのような気分になれる。

あんまりたくさん洗い物があるとうんざりするけれど、
(あんまり大きいのもめんどう。2リットルのメスシリンダーとか)
かんたんな器具をお湯で洗うのは好きだ。

それにしても、寒い。
みなさま、お風邪など召されませぬよう。

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本日の南の島

ハワイへ卒業旅行に行っていた4年生のみんなが、日に焼けてぶじ帰国。
K嬢の話によると、相当楽しかったらしい。

いいなあ。
私も行きたいぞ。とても。

4年生の帰国により、静かだった2号館に活気が戻ってきた。
うれしい。


本日の欲望

夢中で仕事ばかりしていたら、ふいに物欲が押し寄せてきた。

ストールでしょ、靴でしょ、シャツでしょ、パンツでしょ、
あと自転車でしょ、デジカメでしょ、パソコンでしょ・・・

そういえば、ルノワール展も見に行きたいのだった。
あれはブリヂストンだけど、ひさしぶりに上野をぶらぶらするのも楽しいだろうなあ。
博物館や美術館をゆっくり回って、公園を散歩して・・・
いいなあ。ちきしょーめ。


本日の責任

本郷消防署のポスター:
「火をつけた あなたの責任 最後まで」

標語はいいのだが、モデルのおねいさんがとても色っぽい。
ピンク色の背景に、ふりふりのお洋服を着て、上目遣いにうっふんとこちらを見ている。
なんの「火」なんだかよくわからない。

本郷消防署に責任の所在を問いたい。


3月12日(月) ふざけすぎた季節のあとで

一雨ごとにあたたかくなるというが、今年の東京はよく雪が降る。
今朝も白いものが舞った。

明るい大気の中を踊る、風花というには少々多めの雪。
通勤する大人たちはほとんど、傘をささずに、顔を上げて歩いていた。

電車の窓から、梅が二本、桜が一本、花をつけているのが見えた。
明日は、反対側の窓から花を探そう。

小さいころ、イルカと樹木希林は、私の中で同一カテゴリーに入っていた。
・・・何をどう勘違いしたんだか。

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昨日の会議

担当している模試のうち、ひとつの作題会議があった。
前回リライトしたものが、すんなりと通る。
(やや)自信作ではあったが、一度のリライトで通ると、とてもうれしい。

次の会議はちょっと先になるが、もう解説書いとこうかなあ。
「5分前精神、5分前精神」とつぶやいていたら、先生方に笑われた。
少しずつ、先生方の輪の中にとけこめていけそう。一歩前進。


本日の大腸菌

LB培地をつくりなおしても、やっぱり増えない。
どうして???
あんまり長いこと冷蔵庫に入れておいたから、冬眠しちゃったの?
困ったなあ。元気になってちょうだ〜い! 


続・本日の大腸菌

さきほどの「本日の大腸菌」を書いたのが昼間。
捨てるに忍びず、一日中培養してみたところ、今(夜8時半)になったら、
ぶわっと増えていた。

実は、増やすもとになる大腸菌をとってきたプレートも、同じく37度であたためておいた。
今見たら、コロニーが大きくなっていた。
・・・生きていたのね!

やっぱり、中途半端に寒いところにずっといると、大腸菌クンもねむってしまうのだろうか。
液体窒素か、マイナス70度で凍らせておこう。
カビも生えないし。



3月9日 (金) 楽しかった!

昨日のライブの詳しいご報告を・・・

と思ったけど、実は、すでに少々お酒が入ってしまった私。
「二週間(研究室で)飲まなかったから」という理由で始まった飲み会で、ビールコップ2杯。
さらに、到来物の「樽出しウィスキー51度」というおそろしいものを、ちょっとなめてしまいました。

それゆえ、あまり頭が働きません。ご容赦を。

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ドームは5万人を超す人出。
私たちの席は、ステージからは少し遠いけど、真っ正面のいい席。

かわいい4匹のテディベアのストリングスで始まったステージは、いかにもJAMらしい、キュートでパワフルで明るいものでした。

アルバム『Warp』の曲にとどまらず、
「RADIO」「小さな頃から」「そばかす」「クラシック」「KYOTO」「LOLITA A-GO-GO」などなどなど、今までの名曲をたっぷりと聴かせてくれました。

YUKIちゃんはステージの端から端まで、走って、歌って、踊っての大活躍。
負けずに跳びまわる恩田さんとTAKUYAさん。
公太さんは、途中のMCで「俺も叫びたい」と言って、何を言うかと思えば、
「愛しあってるか〜い!」

今日は調子がいい、とYUKIちゃんが言っていたとおり、ほんとうに最高の盛り上がりを見せたと思います。

解散コンサートではあったけれど、じめじめせず、みんなの気持ちがいっしょに前向きになって、気持ちのいい一体感がありました。

アンコール。なかなか出てきてくれないメンバーに、私たちのいる2階席から自然とわきあがった「OVER DRIVE」の合唱。
それにこたえてくれてか、ラストソングは「OVER DRIVE」でした。

最後にYUKIちゃんが、マイクをおいて、ドーム中に響きわたる声で語りかけてくれました。

外に出てみたら舞っていたなごり雪とともに、忘れられないステージになりました。


3月8日 (木) ついに!!


JUDY AND MARY
Warp Tour


の、ファイナルに行ってまいりま〜す。

ついに、この日が来てしまいました。
とても楽しみにしていたのだが、今日限りと思うと、淋しい。
チケットを手に入れてくれたIさん、ほんとにありがとう!

今日は1時間おきに2回、2時間おきに2回、計4回の測定を行わなければいけない。
朝の7時半から研究室に来ている。

東京ドームが隣の駅という地の利を生かし、5時半くらいまで実験をする予定。

・・・ところで、お昼と夕飯は、いつ食べられるのだろう。

コンサートのご報告は明日のお楽しみ。


3月7日 (水)うっかり八兵衛

新シリーズの黄門さまには、あのヒゲがなくなるとのこと。
石坂浩二だったら、似合いそうなのになあ。

黄門さまといえば、うっかり八兵衛。
うっかりといえば、私。

また今日、RI使用者の健康診断を受けるの、忘れてしまった。

ここまで忘れる、というのは、なにか理由があるに違いない。
朝起きるのがいや、血を採られるのがいや、というだけではない何かが。

RIを使うことそのものに、深層心理では抵抗があるに違いない。
これは、カウンセリングが必要かもしれない。

・・・とか、うだうだ言ってないで、来週の水曜こそは、早起きするぞ!

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本日の花粉

昨日よりは少ないようだ。

昨日、あまりのつらさに
「目と鼻を取ってしまいたい。そして、松嶋菜々子のと取り替えたい」
と言っていたら、細胞生理化学研究室の助手・S氏が、しげしげと私の顔を見たあげく、
「・・・取っちゃうだけでいいんじゃない?」
と冷静に言った。


3月6日 (火) そうだ・・・!

今朝はとてもよい天気。
花粉も絶好調に飛び回っているようで、朝からくしゃみが止まらない。

くしゅくしゅの目をこすりながら、朝刊を開いた。
朝日新聞「折々のうた」、今日は会津八一だ。

おかげで彼の歌が読みたくなって、本棚から新潮文庫版の「自註鹿鳴集」をひっぱりだし、
かばんに入れて家を出る。

春の日射しがさしこむ電車の中で、ひとつひとつ読んでいく。
今まであまり気にとめなかった歌と、その情景がしみこむ。
今朝の朝刊の歌もあった。どうして、今まで気がつかなかったんだろう。

やさしくて、美しいことばを聞いていると、同じような調べで歌えるような気がしてくる。
でも、そうはいかない。
口をついて出るほどに、こういったことばが私のものとはなっていないのだろう。
日本語なんだけどなあ。

どの歌にひかれたかを書きとめておきたいところだが、横書きにするのはしのびない。
ここには記さないでおく。

奈良へ行きたくなった。
京都もいいな。

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本日の大腸菌

大らかだと思ったバクちゃんが、ちっとも増えていない。
たいへんショックである。
LBがいけなかったかな。そのへんにあったLow-soltのタブレットにちょっと塩を足したんだけど。
ちゃんとつくりなおすので、今日は増えてね。


3月5日 (月)幸福論

実験をすると結果が出る。
当たり前のようだけど、その結果が「うれしい結果」であることは少ない。
(どんな結果でも「うれしい結果」に結びつける力量が必要とは言え)

今、なにか実験をすると、とにかくなんらかの前向きなデータが取れる。
やってもやってもうまくいかなかった頃にくらべると、夢のようだ。

「幸せすぎて、こわいの」というやつなのだ。

もちろん、その結果をきちんと形にするためには、まだまだ先が長い。
やっていることにも穴が多い。

この幸せになれきってしまわないようにしなくてはいけない。

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今日は、群大に行ったHさんが研究室を訪ねてくださった。
メールではお話をしていたけれど、お会いするのは久しぶりだ。
それにしても、一段とお美しい。

ユーハイムのクッキー、ごちそうさまでした。

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本日の大腸菌

ひさしぶりにプラスミドを取るため、大腸菌クンを増やす。
なんて操作が気楽なんだろう。
バクちゃん(バクテリアのこと)は大らかなり。


3月3日 (土)  週末の過ごし方

今日はお昼近くに起き、「王様のブランチ」を見ながらブランチ。
明日は雨という予報なので、ふとんを干し、シーツ・ふとんカバー・枕カバーを洗濯。

ひと仕事したのでお茶。

その後、家中に掃除機をかけ、2回目のお洗濯。

また一仕事したので、お茶。

ジーパンなどの色物をまとめて、3回目のお洗濯。

母が帰宅したので、ケーキを食べながらお茶。

洗濯物を干し、お風呂にお湯を張って、
おニューのバスソルトとともに入浴してから、これを書いている。
これから、恒例の晩酌が始まるのだ。

なんていい週末なんだろう。

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ちなみに昨日は、父と母が外にご飯を食べに行くというので、混ぜてもらった。
うちの近所の広東料理屋さん・翠香園。
はなはだしく庶民的な店なのだが、とてもおいしい。

食べたのは、「豆腐カンスー(スーの字が変換できない)」「豆苗のにんにくいため」
「牛すじと大根の煮込み」「白身魚のチリソース」「酔鶏」「卵・タケノコ・キクラゲ・ニラのいためもの」
「鶏のネギソース」「水餃子」など。
私の酒量は、ビール大ジョッキ2杯に加え、紹興酒を父と二人で3合。
ちなみに昨日は、ビールが半額の日である(日替わりで、いろんなお酒とつまみ一種が半額になる)。

中国の人がやっている店。
日本語がとても上手で、話好きなおにいさんが、食べ歩きの話を披露してくれた。
食に対する情熱に感服。ほんとうに、なんでも食べ、飲んでいる。

いつものことだが、とてもおいしかった。
ごちそうさまでした。翠香園さん。


3月2日 (金)  ビビリーマン

今週の「SPA!」の特集、『ボクらの「ビビリ体質」なんとかなりませんか?』が気になって購入。

女子ばかりの中高一貫校で育った私は、男子にとても興味がある。
男性誌を買うのはやや抵抗があるものの、「SPA!」は何かとおもしろい。

この雑誌がターゲットにしているのは、思うに(想像だから、男性諸氏、怒らないでね♪)、少し世間がわかって、少し疲れて、でもまだまだ向上心も好奇心もあって、文を読むのが苦にならない知的水準をもち、自分がイケてるようなイケてないような気がしつつ、きれいでやさしい女の子が大好きな男の人たちなのだろう。
なんとなく、まわりにそんな男性が多いので、「SPA!」は勉強になる(と思いこんでいる)。

それにしても、どうして男性誌には「ボクらの・・・」という見出しが多いのかなあ。
最近、PLAYBOYが、ちょっとかっこつけて「オレらの・・・」とやっているけど。
「ボクら」って言うと、ちょっと肩の力を抜いたあたりで連帯感がうまれるんだろうか。

それはさておき、「ビビリ体質」。
20〜34歳(これを、この雑誌は「SPA!世代」と呼ぶ)の男性のほぼ6割が、自分は「ビビりやすい・動揺しやすい」性質だと思っている・・・YESなんだそうだ。

苦手な場面は「威圧的な態度の人の前」「人前で失敗したとき」などに加え、
「付き合っている彼女や妻の前で」というのもあった。
で、そういうときにどうなるかというと、「相手に言いたいことが言えずに黙る」「その場から逃げたくなる」「何も考えられなくなる」ことが多いそうだ。「涙目になる」人もいるらしい。「キレる」というのは、こわい。
それにしても、聞いただけで、胸の痛くなるような話だ。

いじめられた経験や人間関係でつまずいた経験などが積み重なって、「ビビリ体質」になるとSPA!は分析する。
「過剰な自意識」「人に嫌われたくない」というキーワードも出てくるが、
うーん、なんだか、中学生の悩み相談室みたいだなあ。

そのへんをクリアしたつもりで、
「俺は嫌われたっていい」「みんな(自分以外)自意識過剰」とくりかえす男性を数名知っているが、それも、高校生が虚勢を張っているようでかわいらしい。
だいたい、いい大人が「自意識」って・・・言葉を口に出すのも、けっこう恥ずかしかったりしないだろうか。

にしても、オトナのヒトたちって、そんなことで悩んだりしているのか〜。
大きくなる過程で、何かをすっとばしてきたんじゃないのかなあ。

特集では、哲学者、作家、心理学者の三人に「ビビリとの向き合い方」を聞いている。
このくらいの分析は、高校や大学で、ちょっとものを考えた経験があればできるはずだが。

このSPA!の特集では、「ビビリーマン」対談がおもしろい。
26歳・会社員の男性が「職場では、時々、周りが一言褒めてくれたり、「元気?」って声をかけてくれたりすれば、ビビらずにうまくやれるのにと思うんだ」と言っているのには、もうしわけないけれど、笑ってしまった。
(雑誌だから、よけいに軟弱な要素を強調しているんだとは思うけど)

男性って、ほんとにデリケートなのねえ。


3月1日 (木) 朋あり

東工大にいる友人が、研究室に遊びに来てくれた。
彼女は同業者。ただし、専門は植物なので、われわれ動物系の研究室をおもしろがってくれた。

おみやげに、おいしいおせんべいを持ってきてくれたので、みんなでいただく。

研究する分野の違う友人はとても貴重。
話していると、畑は異なっていても、やはりどこかでつながっていることがわかる。

また、たのしからずや。

それにしても、これから忙しくなりそう・・・

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