2004年9月

9.29 (Mon.)
 朝、何も考えずに洗濯機を回し、さて干そうと窓を開けたら雨が降り始めている。むむ。台風の速度が速まったのか? とりあえずベランダの内側に干して出かけたが、やはり大雨に。しくしくしく。
 
 3つの実験を同時進行で、本日も午前様。実験の合間に、Fさん文庫から「アホでマヌケなアメリカ白人」を借りて読む。けっこう愉快。やっぱり「華氏911」も見ようかな、と思いながら、隣の席のTCさんとそんな話をする。TCさん曰く、「華氏」はほとんど「アホで・・・」と似たような流れだそう。ふむふむ。

 帰る気満々で実験室のチェックをしていて、1つの実験がやりかけだったことに気づく。あわてて処理。ノートの整理をしてから気づくように>私
 体じゅう筋肉痛ですよう。

 夜中から明け方にかけてすごい風。雷も鳴っていたようだが、気のせいかな?

9.27 (Mon.)
 虫の世話と実験と虫の世話と実験と。
 ハエの世話は楽ちん。シェマはAさんによって確立されているし、餌づくりや古いバイアルの処理などは、すべて技官さんたちがやってくださる。ここの技官さんたちの働きぶりたるやすごいものだ。いったい私は彼女たちほどの貢献をしているのだろうか、と反省。反省だけならサルでもできるので、今日も日付が変わるまで実験。

   罪 深 く 夜 を 寐 ぬ 蝿 や 瓜 の 皮 (几董)

9.26 (Sun.)
 すっかり涼しくなった。肌寒いと言った方が近い。
 というわけで、夜は具だくさんの豚汁と、小松菜の煮浸しでチンチロリンのガーサガサ。鍋いっぱいにつくった豚汁が、見る間になくなった。

9.25 (Sat.)
 昨日は両家食事会のお店を予約。1ヶ月以上前なので、余裕で個室がとれた。久しぶりの鯛めし、楽しみ〜。

 午後、BGM選曲に手をつける。この手の作業は大好きなので、ついついハマってしまう。
 そんなこんなでお買い物出発が遅れ、ついでにお出迎えも遅れる。空きっ腹を抱えつつ、急いで夕ご飯の支度。小林カツ代さんの本にあった「ほうれんそうとササミとえのきのクリーム煮」「アスパラガスとじゃこの豆板醤炒め」でビール。
 食後に梅酒を味見。おいし〜い。ブランデーで漬けて大正解。

9.24 (Fri.)
 今週は休みが多い。金曜日がたくさんある気分でうれしい。
 1週間が「金・土・日」だけでできていたらいいのに、とつぶやいて、Aさんに「いつ働くの」とつっこまれる。そりゃ金曜日に決まってるじゃないですか。

9.23 (Thu.)
 ちょこっと休日出勤。

9.22 (Wed.)
 実験実験。

 夜、洗濯物を取り込もうと窓を開けたら、大きなゴキブリが一匹入ってきた。心の中で悲鳴を上げながら追い回す。虫は好きだが、ゴキブリは大の大嫌いだ。叩きつぶすのも嫌なので、食器用洗剤を片手に追いつめて、大量にかけた。奴めは次第に動きが鈍くなり、おなかを上にしてコロリ。汗だくだくである。何重にもしたティッシュで拾い上げ、ビニール袋に入れて密封。
 それから夜中の大掃除が始まった。奴が歩いたところは重点的に拭き、台所などの水回りもチェック。とりあえず糞も幼生も見あたらず、繁殖している様子はない。念のため、ふだん手の届かない洗濯機の裏などにも掃除機をかける。一安心したら、午前3時近く。

 奴の何が嫌かと言えば、呼んでも招いてもいないのに個人の領域に侵入し、勝手に繁殖して動き回るところが嫌だ。カブトムシやセミは平気だから、大きさはたぶん問題ではない。コオロギも平気なので、動き方も問題ではないのだろう。やっぱりあの態度と不潔感が嫌悪の理由かな。
 せっかくの新築。これからも絶対に足を踏み入れさせるものですか。

9.21 (Tue.)
 土曜の夜は実家で焼き肉。日曜はアップルストアでiMac G5に触って遊んだのち、引き出物探し&指輪下見。

 月曜はいよいよお楽しみの衣装選び。  
 衣装店の店員さんは実に褒め上手だ。まず、こちらのことは徹底して「お嬢さま、お嬢さま」である。これで気分が一気に舞い上がる。ついで、「お嬢さまはお顔だちが優しいので」「お嬢さまは華奢でいらっしゃるから」などと、フォントを2倍にして太字で書き残しておきたくなるような褒め言葉を連発してくれる。いつものジーパン・Tシャツ姿は世を忍ぶ仮の姿で、実は私はお姫さまだったんじゃないかという気がしてくる。

 セレブ気分のにわかお嬢さまが、いったいどうやってドレスを着るかというと、これはちょっと人様にはお見せできない。まずパニエ(ドレスのスカート部分をふくらませるためのペチコート。布が幾重にもなっている)をつけると、「ではその場におしゃがみくださいね」と言われる。よいしょとしゃがむと、上からすぽりとドレスをかぶせられる。そして、井戸から出てくるお菊さんよろしくヌッと首と肩と腕を出すのだ。それから背中をとめてもらって、「どう?」と相手の前に現れる。そのたびに違う反応を要求される新郎の苦労は察するに余りあるが、こちらはファッションショー気分で実に楽しい。

 私は身長152センチのちびっこなので、履く靴は11センチの底上げがしてある。
 そして、転ばないように、ドレスを内側から蹴るようにして歩くのだという。楚々と歩を進める花嫁。そのドレスの下で、こんな勇ましい足さばきが繰り広げられているなんて、これまでちっとも知らなかったぞ。

 あらためて衣装店の待合室を見回すと、ほとんどが花嫁側もしくは双方のご両親同伴である。我々のように二人で気楽にコーヒーを飲んでいるカップルはまずない。どこもご母堂の熱の入れ方がすごい。
 ドレスを選んでいるときも、こちらの担当さんが我々に勧めているのを見たよその母上が、横から「あら、それもいいわね」などとおっしゃる。我々が振り向くと、その母上は「どうも他の方のがみんなよく見えちゃって」と優雅にお笑いになる。こちらも「おほほほ」とセレブらしく笑いつつ、そのドレスはがっちりキープしたのであった。

 事前に「私こんなの一瞬で決めるから」と宣言していたのに、結局ウェディングドレスは5着ほど、カクテルドレスは4着ほども試着してしまった。しかも最終的に2着ずつに絞っても、さらに悩むハメに。あとで写真を見たところ、着たときの印象はおとなしめかな、というもののほうが写真映えがして、文句なく決まる。

 「別に小物になんかこだわらないもん」などと豪語していたくせに、「やっばティアラくらいは買っちゃおうかな〜」などという気になっているし、「もしかしてベールも選んだほうがいいのだろうか」という気にもなっている。だいたい、「ティアラ」だの「マリアベール」だの、ウェディング用語というのは乙女心をくすぐるようにできているのだ。

 しかし、目に星を入れているバヤイではない。公私ともども、本当に気合いを入れてやらなければならないことが山積み。

9.17 (Fri.)
 吸虫管をつくる。実は昨日もチャレンジしたのだが、いくらあぶってもガラス管がびくともせず、頓挫していたのだ。
 AさんとG君にコツを聞いたところ、どうやらガスバーナーの温度が低かったらしい。空気をボウボウに入れて、内炎ギリギリの温度の高そうなところであぶってみると、見事にガラス管はぐにゃりとやわらかくなった。そこを見すまして思いっきりひっぱると、なんとか目的の細さになる。ガラス管を切って、綿栓を入れたチップを取り付けて、ゴムチューブにつないで吸い口をつけて、マイ吸虫管のできあがり。これを首からかけると、なんだかショウジョウバエをやっているぞという感じで、我ながらかっこいい。

 それにしても最近、手遊びめいた楽しい作業ばかりやっているなあ。TCさんに「手段のためには目的を選ばないってやつ?」と言われる。いえいえ、ちゃんとした目的のためですとも。

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 お昼はAさん、G君、TKさんと4人で。毎度ばかばかしいお笑いなのだが、今日は地球の核までどうやったら掘り進めるかという話になった。

「そもそも地球の中心の温度って何度くらいなんだろうね」
「500℃くらいじゃないですか?」
「そんな馬鹿な」
「じゃ3千℃くらい?」
「適当だなあ」

「じゃあさ、地球の中心にはなにがあるの?」
「ものすごーく重い物質が凝縮されてるんじゃなかったでしたっけ」
「そうか、小さなブラックホールがあると思えばいいのか」
「いや、それはちょっと・・・」
「そしたらさ、そのブラックホールをちょっと捕まえてやね、」
「ちょっと待った。捕まえるって、君はブラックホールをどんなもんやと思ってるわけ?」
「マックロクロスケみたいなもんだと思ってないですか?」
「とにかくそいつを捕まえて、箱か何かに入れて持ち運ぶわけよ」
「持ち運んでどうするの」
「そしたら重力に従って地球が自分に集まってくるわけでしょ。自分がいるところが世界の中心になるわけじゃない。そこで・・・」
「愛を叫ぶんですか」
「・・・」
「いやあ、今日の話はアカデミックやね」

 どこがですか、TKさん。生物学者の科学リテラシー、かく(核)のごとし、というお話でした。
 お後がよろしいようで。

*ちなみにMSNエンカルタ百科事典ダイジェストによると、地球の内核の温度は約6650℃、平均密度は13、主に鉄でできていると考えられている。内核の半径は1275 kmなので、「ちょっと持ち運ぶ」ことは不可能です。

9.16 (Thu.)
 実験に一筋の光明が・・・射したような気もするが、まだ安心はできない。よくよく考えて進めなければ。
 来月初めには生研機構の中間検討会がある由。大変だ〜。

 夜は豆苗とベーコンとエノキのオイスターソース炒めでビール。

9.15 (Wed.)
 先日、I先生に別刷をお送りしたところ、とても暖かいご返信をいただいた。ヘロン島のこともSSK氏からお聞きになっていたそうで、「貴女も鼻高々だったことでしょう」とあった。さすがに良く私の性質を見抜いていらっしゃる。それにしても、いつもながら見事な文章だ。お人柄の温かさが、確かな文章から溢れてくる。

9.14 (Tue.)
 明治乳業が、大腸菌群に汚染された脱脂粉乳を再使用していたとのニュース。製品は回収されて出回らず、病原性細菌もいなかったようなのは良かったが、企業姿勢としては決してほめられたものではない。雪印の事件からは何も学ばなかったのだろうか。

 育英会の奨学金の返還を始めることにした。ポスドク期間中は返還が猶予されるのだが、手続きが面倒。将来的にも免除職には就かないのだし、返すなら早いに越したことはない。
 各種支払い用に使っている都市銀行がつくば市内にはないので、牛久の支店まで行って手続き。
 
 昨日のサンプルを引き続き処理。まっ透明な小さなゲルを扱うので、ナイロンネットフィルターを使った液交換システム(というほど大層なものじゃないけど)をつくる。便利。もっと前からつくればよかった。

 そして今日もハエの採血。昨日より格段に調子がよい。ピアノの練習に似ている。何度練習してもうまくいかなかったところが、一晩休んだ翌日はすんなりできるようになる、というような。
 単純作業なのだから、頭では高尚なことを考えられそうなものだが、たいした思想は生まれない。
 想念その1「ちっ。オスか」(←実験ではメスしかいらない。オスは子どもがほしいときだけいればよい・・・語弊があるけど)
 想念その2「なんだ。見かけ倒しね」(←むちむちと太ったハエは大抵ジューシーである。ところが、針の刺し方が悪いのか、それとも実は中が干涸らびているのか、あまり体液をとれないハエがたまにいる。脂肪体びっちりなのかも)

9.13 (Mon.)
 午前中のセミナー、Kさんのお話もNさんのお話もとてもおもしろかった。二人ともすごいなあ。
 みんなでお昼を20分くらいでかきこみ、安全衛生会議に引き続いてお掃除。
 そののち、研究室じゅうにいい匂いをまきちらしながら、虫の餌をつくる。なんとか一人でもストレスなくつくれるシステムができた。

 今、この虫(メイガ)を飼っているのは玉川のSSK氏、本郷のM嬢、そしてつくばの私である。SSK氏とM嬢が、本郷の完成されたシステムのもとに協力して餌づくりをしているのがうらやましい。ひとり辺境にいる上、みだりに出張という名のエスケープもままならぬ宮仕えの身では、今おかれている環境で最大限の努力をするしかないのである。汗みずくになって5キロの餌をつくりあげ、かなり達成感をおぼえる。

 夕方からはショウジョウバエの採血。注文していたピンセットがまだ届かないので、古い安物のピンセットを研ぎ直して使っている。200匹ぶん集め終え、オーバーナイトの反応に回したら、夜中の1時半を回っていた。これだけやると、どういう角度で針を刺せばいいかがだんだんわかってくる。ハエの看護婦さんになれるかも。
 やれやれと家に帰り、実家からもらってきたイクラの醤油漬けと豆苗炒めでご飯。無性に炊きたてご飯が食べたかったのだ。体重が3キロ減ったことだし、夜食しても罰は当たるまい。

 肉体労働に励んだので、落ち込み気味だった気分が快復。作業療法にもなったらしい。艱難は忍耐を、忍耐は訓練を、訓練は希望を生むと言った人もいる。

9.11 (Sat.)
 技官のMさんにチケットをいただいたので、東京女学館へ緒方貞子さんの講演を聞きに行く。ガールスカウトの皆さんが続けてきた「ピースパック」プロジェクト10年記念とのこと。聖心・青学・女学館と名門校が建ち並ぶ地域は、さすがにいい雰囲気。

 ピースパックとは難民の子どもたちに贈られるプレゼントで、ノートやスケッチブック、鉛筆に消しゴム、色鉛筆かクレヨン、なわとび、ミニカーなどが入っている。これらをすべて揃えるには2千円以上は優にかかる。子どもたちが少ないお小遣いの中からピースパックを用意するという体験は、「自分には要らないもの」を「施す」慈善事業とはまったく違う何かを教えるだろう。

 さて、緒方さんはグレーのワンピースに珊瑚のネックレスをゆったりと垂らして、まあなんとも素敵な方だった。現在の難民および難民を取り巻く情勢をわかりやすくお話しになり、質疑でも小気味よく応答されていた。なんてかっこいい。先日も3週間ほどアフリカへ行っていらしたとのことだ。ただ、実際に今、私たちに何ができるかという具体的な点が少しわかりづらかった。自らの国際感覚、そして意識の乏しさを痛感する。

 会場ではガールスカウトのお嬢さんたちがきびきびと働いていて、女学館の子たちも熱心に発言していた。気持ちの良い女の子たちをたくさん見て、とてもすがすがしかった。

9.9 (Thu.)
 学会経費のグラントを受け取るにあたり、立て替えていた経費の英文領収書がいる由。支払い内訳がわかればE-mailでもよいとのことなので、先週、旅行会社に頼んでいた。いったんは引き受けてくれたのだが、後日連絡があり、先例がないのでメールはできないとの通告。英文領収書は事前に言わなければ発行できないそうなので、頼み込んで英文のinvoiceをつくってもらい、それを航空便で送った。
 Christineにその旨連絡し、「官僚的日本人の典型だ〜!」と愚痴ると、折り返し返事が。「官僚的なのはこちらの大学も同じだから、よく理解できるわ」と慰められる。
 それにしても、あれだけの学会をニコニコととりまとめる彼女は本当にすばらしい。美人でもったいぶってなくて仕事ができるなんて、いいなあ。最初のポイントはともかくとして、残り二つをめざそう。

 学生実習からずっと愛用していた5番のピンセットが大学で行方不明になったままだったので、私費で購入することに。業者さんに頼んだら、少しだけですが安くなるようにがんばります、と胸を叩いてくれた。わーい。

 買い物に行く気力がないのでまっすぐ帰宅し、例のごとく冷凍庫のタンパク源を探すと、鶏肉のかたまりがひとつあった。ひと口大に切って、しょうがとにんにくをすりおろした醤油・みりんに漬けておく。里いもを湯がいて火を通し、鶏肉の表面をごま油でさっと焼き固める。里いもの中に鶏肉と漬け汁、ついでにお酢を入れ、ゆで汁ごとしばらく煮込む。お酢が食欲をそそり、ご飯が進む。ビールがあれば、ビールも進むだろう。

 青色発光ダイオードの中村修二さんの本を読む。説教くさいかと思って敬遠していたのだが、得意げな文体がかえって無邪気でおもしろかった。特許にまつわるゴタゴタについてはよくわからないけど、すごい仕事だ。

9.8 (Wed.)
 ショウジョウバエの体液を大量に回収することになった。試しに40匹ほどやってみたら、意外に簡単。アップで見るとかわいいなー、ハエちゃん。
 
 論文を書きつつ実験。身の程も知らずにごちゃごちゃと仕事を抱えているので、さすがにしんどい。先日、過呼吸を起こしかけてびっくりした。指先の皮は全部ボロボロになるし。一番精神的につらいのは、厳しい締め切りのある仕事。せっかくの実験なのに、義務感になりつつあるのはよくないなー。楽しまなくちゃ。
 
 適度に創意工夫の余地があり、やれば必ず結果が出るお料理は、傷ついたココロを癒すには最適である。
 タンパク源はないかと冷凍庫を探すと、鮭の切り身が出てきた。牛乳もたくさんあるのでミルク煮にする。鍋にバターを溶かし、鮭を軽く焼く。牛乳を投入。わいてきたところでブイヨンを入れ、薄切りにしたじゃがいもと冷凍さやいんげんをどさっと入れて、しばらくぐつぐつ。以上。美味。

9.6 (Mon.)
 技官のMさんにいただいた梨(とっても甘い!)を食べて出勤。今日のセミナーは難しかったなあ。

 ここのところ、ラボのおやつ置き場にはいろんなものが転がっている。KGさんが置いていた、オーストラリア土産の「ベジマイト」を、技官のKIさんがウサン臭そうに見つめている。彼女は食べたことがないらしいので、みんなで少々遊んでしまう。

 「大丈夫、大丈夫。チョコレートみたいなもんだよ」(←嘘)
 誘い水として、私がクラッカーに塗って食べてみせる。
 「うーん、甘〜い」(←大嘘)

 ついにつられてKIさんはベジマイトを口元に運んだ。
 「・・・えっ・・・?」
 ウサギのようににおいをかぐKI嬢。ついでおそるおそるペロリ。そして彼女は口を押さえてしまった。

 ごめんね。たしかに、かなり強い酵母の香りがするし、癖のある食べ物だと思うが、私はけっこう好きである。やっぱり「甘い」という正反対の味を期待させてしまったのが悪かっただろうか。
 それにしてもこのにおいは、やっぱり細菌の培地そのものだよなあ。

9.5 (Sun.)
 お昼近くまですごい雨。パンとベーコンチーズオムレツと昨日の煮物とヨーグルトでブランチ。

 午後に少しだけラボへ行って、おうちでのんびり読書。「心理療法個人授業」(南伸坊・河合隼雄、新潮文庫)など。

9.4 (Sat.)
 大型の台風が沖縄あたりに来ているようで、お天気はよくない。雨音を聞きながらのんびり。

 夜は豚肉と秋茄子の味噌いため・小松菜と油揚げの煮浸し。そしてもちろん秋味。
 IHクッキングヒーターの使い勝手にはすっかり慣れ、チャーハンもぱらぱらのがつくれるようになったけど、やっぱり火が一口しかないというのは不便だ。

 ふたたび杏酒を寝酒に。この芳香とやさしい口当たりがたまらない。熟成する前に飲みきってしまわないよう、自制しなくては。

9.3 (Fri.)
 なにやらバタバタした一週間だった。
 
 今日は涼しい。夕ご飯は、時間が遅くなったことでもあるし、体にやさしいものがほしい。というわけで白菜と人参と鶏団子のスープ、それに豆苗のニンニク炒め。キリンの秋味が出ていたので、さっそく賞味。
 虫の声が頻り。

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