はじめてのしゅうかつ

博士の就職
そうだ、企業へ行こう
女の生き方
やっぱり仕事がしたい!
初めの一歩

就活日記

目次

博士の就職

1. そうだ、企業へ行こう 

 今年はじめ、企業への就職活動を始めようと思い立った。実は昨年の春、既に任期つき研究員(ポストドクトラルフェロー=ポスドク)としての就職は決まっていた。厳しい第二新卒としての活動になる。
 なぜ普通に、博士課程在籍中に就職活動をしなかったのか。ひとつめの理由は、若干ミーハーだが、今年開かれる国際学会にどうしても出たかったということ。もうひとつの理由は、ポスドクを経験して、アカデミックで自分の力を見極めてみたいと思っていたからだ。
 
 アカデミック(大学や国の研究機関)で食べていくためには、ポスドクを何タームかくりかえし、その間に教員なりパーマネントの研究員なりの職を見つけなければならない。とても運が良くて、研究業績も良ければ、学位を取ってすぐ、もしくは在学中にポストを得られる場合もある。
 しかし、博士が大量生産されている今日、そんな甘い話は滅多にない。多くの優秀な研究者たちはポスドクとしてキャリアを積み、修行するのが普通だ。博士号をもたない学生の私には、それがひどく挑戦的で、魅力的な生き方に思えた。アカデミックから去ることは、ドロップアウトであるような気さえしていたのだ。

 ところが、博士号をとれる見込みがついたら、アカデミックへの執着がやや薄れはじめた。そのころ、信頼できるパートナーとめぐりあえたことから、女性としての人生プランも考えるようになった。私は本当に、アカデミックでの研究生活と家庭を両立していけるのか?

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