1997 矢部村勢要覧
 矢 部 村 

「交流は未来への道標」

「学習は未来を拓く力」

「福祉は未来につながるのぞみ」

豊かな自然は村の誇り
 自然と調和し
 自然を生かし
 自然と共生する杣の里


実り豊かな自然の活用と、力みなぎる情熱を未来へ。

産業 Industry

産業は、村と、村民の生活を支えなければならないものです。
資源だけがあっても、人材だけがあっても成り立っていきません。
矢部村を担う、矢部村を生かした産業を推進しています。

林業 Forestry

杣の技を守り、森林を見守る、量から質へ新しい時代に対応。

矢部村は林野率89%。気温・降雨量などの自然条件にも恵まれ、杉の育成に最も適した環境といえます。その好条件を生かして人工造林を行い、八女林業の中核をなしてきました。中でも、間伐材を利用した杭木、足場円柱材の製品開発は、高い評価を得ています。林業は森林の持つ公益的機能、例えば酸素の供給、大気浄化などの自然界における環境保全の役割を担っています。

農業 Agriculture

流れくる水と恵み多き大地、環境と思いやりが品質を高める。

自然に恵まれた矢部村。農業は村の主要産業ですが、その規模は、総面積に対して耕地が約2.5%と極めて零細です。米を中心として、いちごやりんどうなど、高冷地であることの特性を十分に生かし、生産活動を行っています。今後は、地域の特性や自然条件を生かして矢部村の高付加価値農業への転換、消費者ニーズを先取りした知恵を働かせて、品質のよい作物を育てていきます。

深い味と香りが矢部を物語る、理想的な生産体制で全国へ。

矢部村の産業の中で、特筆すべきなのが茶です。村と生産者が一体となって力を注ぎ、全国茶共進会において農林水産大臣賞の受賞者が出るなど、茶の品質に関しては自信を持っています。生産性の高いものをより多角的に、併せて、流通、販売のルートを確保することも重要な課題です。全国的にも「奥八女茶」としてのブランド名で有名になった誇りを持って、より一層香り高いお茶を生産していくよう、日夜努力が続けられています。


交  流
Alternating current

人々が集い、日々を語る、自然の中でふるさとが蘇る。

杣の里・・・それは、材木を育てる山、そしてきこりの里。矢部村の財産である豊かな自然を余すことなく活用するために作られたのが「秘境杣の里渓流公園」です。これは、山村と都市が交流を持ち、自然を通じて文化や教育、経済などを推進していこうとする事業です。ソマリアンハウスは、この公園をゆっくりと楽しむために造られた研修・宿泊施設です。リゾートとしての楽しみでなく、情報発信地としての役割を担っています。レストハウス ル・クレソンは、矢部村の山菜やヤマメ、アユやワカサギ、地鶏などを使ったフランス料理をお出しするレストランです。自然が育てた素材の味覚で、矢部村の素晴らしさを知ってください。御前釜工房では、専任講師の指導で「鑑月焼」を、絵付けから創作陶芸まで自由に体験することができます。その他、杣のけやき染め工房やふるさとプラザ、ウッディロッジなどがあり、これらの充実した施設の中で、本物の自然と交わり、学ぶ。それこそが矢部村でしかできない学習であり、都市へ還元できる最大の資源なのです。いつの時代も、不変の大自然とともに生きてきた杣人の村、矢部村は、これからも偉大な自然の恩恵を受けながら、分明に還元していきます。

福  祉
Weiface

世代を超えたふれあい、心が通う個性派コミュニティ。

医療技術などの進歩に伴い、高齢化社会がやって来ました。これは、全国的な福祉問題に限らず、社会問題にも発展しつつある問題であり、かつ必ず解決せねばならないことなのです。寿命が延び、健康で長生きできることは喜ばしいことでもあります。反面、老後の福祉に対する不安も持ち合わせていることは事実です。矢部村では、その不安を取り除くべく、総合福祉団地「ゆいのもり」を建設しました。保健・医療・福祉が一体となり、入所者の方々に安心と健康、そして生きがいを見出していただけるような、21世紀を見据えた施設づくりをしています。高齢者のニーズに臨機応変に対応できるように、医師、保健婦、ホームヘルパー、ボランティアなどの関係機関が連携したネットワークにも努めています。何よりも「矢部村に住んで良かった」と思っていただきたい。・・・それがゆいにもりの願いです。

ゆいのもり

私たちの先祖は田植えや稲の刈り入れなどの農繁期には互いに手を貸し合い、収穫をよろこびあい、村落、仲睦まじく暮らしてきました。このうるわしい習慣「手間替え」を「結い」と言っています。また、幼い子供の遊び相手、年老いた人の話し相手となって、世話することを「守り」と言っています。こうした先祖が伝える「結い」や「守り」の知恵にならい、総合福祉団地「ゆいのもり」を誕生させ、明るく豊かな、ふるさと福祉圏の形成を志向しています。

生涯・学習
Environment-Safety

自然とともに育むやすらぎ、誰もが快適な日々を実感。

未来へつなぐネットワーク。それが生涯学習です。

矢部村は21世紀に向け、村づくり講座、村を考えるシンポジューム、世界子供愛樹祭コンクール、おおそま自然塾、さくら祭り健康マラソン大会等生涯スポーツなどに取り組み、未来を拓く豊かな生涯学習社会の形成に努めています。生涯学習の課題は、1.村民の生活の自立を確保すること。(「成人の学習の場」の充実)2.村民すべてが故郷に生きることの幸せを感じ、郷土愛を高めること。3.生活の根底である家庭を、村の伝統とともに新しい家庭を創造すること。4.国際化に向けて、広い視野で判断のできる「他の土地の人々との文化交流」を積極的に進めること。この故郷に生まれたことに誇りを持ち、村の伝統を守りながらも、広く世界を展望できる人に育ってほしい。そのために「生涯学習振興基金」も設置しています。矢部村は、21世紀に向けた人と人とのコミュニケーションを大切に育てていきます。

矢部村が世界へ発信する緑の友情メッセージ

世界子供愛樹祭コンクール

「Tree-Loving Contest For Children of the World」21世紀を生きる子供たちの木や森に対する夢を乗せた作文、詩、絵を募集し、それをもとに「友情の森」をつくり、自然や郷土を愛する心の環をひろげる活動です。国内はもとよりアメリカ、イギリス、中国、スロベニア、韓国などの子供たちから作品が寄せられています。

行政・議会
Goverment・Council

人々の心の声が聞こえてくる、住民参加の開かれた行政。

「役場が変われば、地域も変わる」ことを意識しながら、従来の行政の枠を外して、本当に村や村民に必要なことを見つめていく・・・。時代の変化に伴い、行政にも新しい気風や発想の転換が求められているのです。役場職員は、一人ひとりがこのようにしっかりした問題意識をもって、過疎化や高齢化、産業の現状を把握した上で、村民の共感を呼ぶような積極的で意欲ある提案や立案ができるよう、努めています。役場は「自然と共生する杣の里」づくりの仕掛人であり、演出家なのです。同時に、「村を考えるシンポジウム」を定期的に開催し、村民や地域のニーズに柔軟に対応できるような発送や、村民の立場に立った思いやりのある行政を行えるように取り組んでいきます。矢部村議会は、村民によって選出された10名の議員によって運営されています。ここでは、村民の声を聞き、要望を行政に反映させるために、行政動向のありかたを充分に検討し、議決は村民の信頼に背かぬよう、慎重かつ冷静に行われています。

SOMARIANのホームページへ。

お便りはmailを送るここまで。
http://www2.gol.com/users/somarian