4.ボディソニックの便秘への効果など
音楽療法は「音楽の機能を利用した心理療法」といわれているが、ボディソニックを使用した場合、心理的なものに留まらず、便秘への効果
9)16) や、褥瘡(床擦れ)の予防効果
9)など、直接、生理的効果を及ぼしていると考えられるものがある。
横浜市立市民病院の池田先生、岩谷先生等の臨床報告の文献
9)16) では、ボディソニックベッドパット
(写真6)による音楽療法によって、消化管機能の改善、便秘への効果が認められ注目されると指摘されている。
筆者自身、大腸回盲部に大きな腫瘍ができ、腫瘍摘出のため'94年に東京女子医大病院・消化器病センター(逸見さんが入院して話題になった)に入院し、大腸を20センチほど切除する手術を受けたが、小形のボディソニック・MX-1の使用によって、排ガス、排便がスムーズであったことを経験している。
消化管の術後は、排ガス、排便がスムーズに行なわれることが重要で、盲腸の手術のような小さな手術でも、このことは指摘され、よく知られているところである。胃や腸を切除する大きな手術にあっては、重要且つ切実な問題である。筆者は術前に「術後4〜5日目に排ガスがなければならない。そのためにはよく身体を動かすこと(病棟内を歩く)」と注意指導を受けていた。入院時、秘かに小形のボディソニック・MX-1
(写真11)と CDを30枚ほどを持ち込み、ボディソニックを使用して音楽を聴いていた。そうしたら術後3日目の朝には排ガスがあり、その日のうちに排便もみた。たいへん早い消化管機能の回復といえよう。
消化管の手術を受けた後の排ガス排便はたいへん困難で、多くの患者が術後の痛みに耐えながら病棟内の廊下を歩き、それでも便秘に悩んでいる患者の多い中にあって、筆者は便秘の心配は全くせずに済んだ。
手術直後の痛みの中ではボディソニックの振動は傷の痛みにこたえて悪いだろうと思っていたが、これは全く逆で、手術直後ほど振動は強いものが気持ち良かった。これは意外な効果であり、実際に体験しなければ分からないことであった。
ボディソニックの便秘への効果の作用機序については、まだ充分に説明されているとはいえない。しかし、消化管の手術というような病気ではなくても、便秘に悩む女性は多いと聞く。こうしたことに貢

献できればと期待しているものである。
褥瘡や便秘への効果は、心理療法といわれる音楽療法の枠を越えるものでり、音楽振動が細胞レベル、水の分子レベルでも効果を及ぼしているとも考えられる。音楽振動を付与した酒類・食品
17) などの分野への応用が進み、好結果を得ていることがそれを窺わせる。
写真11 筆者が入院時使用した小形のボディソニック・MX-1
4.1 ボディソニック MX-1
前項で書いた大腸腫瘍摘出手術を受けた際使用したもので、個人用として好適な小形の「ボディソニック・MX-1」
(写真11)が 製品化された。
心の癒し、リラクセーションを目的としたヒーリングミュージックの作曲者として知られる宮下冨美夫氏は、ボディソニック・MX-1を
使用したワークショップ、コンサートなど、注目される活動をして、リラクセーションに高い効果を上げている。そして、MX-1
を使用するヒーリングミュージック「地球瞑想」もCD化された。
5.エステティック用ボディソニック
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