体感音響研究所


体感言語教育
LLAテーマ別分科会









ボディソニックの技術開発
ボディソニックの研究
ボディソニック効果の探求

 

  bodysonic laboratory


 語学ラボラトリー学会(LLA) 第35回全国研究大会 1995年 7月23-24日 中京大学 名古屋学舎


  テーマ別分科会:体感言語教育の開く可能性

 

英語教育における体感振動と     
       学習者の動機付けの関連 


パネリスト:鈴木 薫 (愛知女子短期大学)

(Web 05.8.7)  


 

 ポディソニックの外国語教育への導入には様々な理由があるが、今回の分科会では特に学習の環境作りのためのポディソニックの利用に焦点をあてる。音楽療法をヒントにしてボディソニックと非言語音である音楽などにより気分転換をはかることがさらなる学習への集中力を高めるという仮説をたて、それを LL教室の授業で実践している。その様子をビデオで紹介する。学習者から得たアンケートの結果からポディソニックの導入が外国語学習の動機付けに与える様々な効果を裏付けする。それらをもとにしてボディソニックのより効果的な利用法も検討していきたい。

 従来 LLにおいて実践されていた英語教育は聴覚(auditoly)と視覚(visual)が中心であった。そこに体性感覚(somatic)を取り入れたのが ボディソニック・システムを導入したLLである。LLへのボディソニック・システムの導入の理由は次の5項目である。

 (1)左脳偏重型学習からの脱却
 (2)α波の研究
 (3)潜在意識学習(胎教研究からの示唆)
 (4)メンタル・マネージメント(スポーツ心理学の応用)
 (5)英語独特のリズムの学習(聴覚・視覚にプラスする情報源として)
                                   (鈴木&安藤1994)

 またリズム教育システム(ボディソニックを導入した LL)の効果として次の6項目が挙げられている。

 (1)リズム・イントネーションの正確な認知
 (2)音声言語を体感し、経験を通した知識の蓄積 (増田1989a,増田1991)
 (3)発話に必要な生理的・身体的運動の基礎の形成 (Masuda1992)
 (4)プロソディーの認知と記憶促進 (増田1988)
 (5)αの出現を容易にし、リラックスできる環境 (鈴木&安藤1994)

 (5)にあるαに関する実験は安藤&鈴木(1994)で IBVA(Interactive Brain Wave Visual Analyzer)を使用して得たデータを報告した。今回の分科会では、上記5項目のいくつかに関連して愛知女子短期大学31回生対象に行ったアンケートの一部を報告をし、学習者の初期状態とある程度ポディソニックを使用した後との変化を比較検討してみたい。


アンケートA

1)LLの授業を体験したことがある   はい
                    いいえ

2)LLの授業に対する不安を感じる   はい
                    いいえ

3)ボディソニックを          体験したことがない
                    体験したことがある

4)ポディソニックについての印象は     楽しく授業が受けられそう
                    英語の学習に効果がありそう
                    良く知らないけれども期待している
                    良く知らないので不安である
                    特に何も感じない

38.5%
61.5%

68.7%
31.3%

88.3%
11.7%

29.1%
24.0%
35.8%
3.3%
7.8%

 


アンケートB

1)リラクセーションの時のボディソニックは    必要
                        あった方がよい
                        有っても無くてもがわらない
                        無いほうがよい

2)リスニングの時にボディソニックは       役に立つ
                        あった方がよい
                        有っても無くてもかわらない
                        無いほうがよい

3)スピーキングの時ボディソニックは       役に立つ
                        あった方がよい
                        有っても無くてもがわらない
                        無いほうがよい

4)ボディソニックがあるとやる気が        すごく起きる
                        起きる
                        変わらない
                        損なわれる

5)ボディソニックは身体や精神に         とても良い
                        まあまあ良い
                        良いのか悪いのがわがらない
                        あまり良くない
                        とても悪い

6)ボディソニックを使ってみて何らかの効果が  多分にあった
                        少しはあった
                        有ったのかどうかわからない
                        余り無かった
                        全く無かった

36.2%
41.8%
17.5%
4.5%

18.1%
47.5%
30.5%
3.9%

18.1%
49.1%
31.1%
1.7%

15.2%
52.0%
32.8%
0.0%

26.6%
32.3%
31.6%
3.9%
0.6%

9.0%
35.0%
44.1%
10.8%
1.1%

 


   アンケートA(179人)は 1993年4月に、 アンケートB(177人)は 1994年1月に、
   短期大学英米語専攻1年生を対象に調査を行った。

参考文献

安藤 直:英語教育に於ける心理言語学の応用と実践 −その(1)−,
        京都外国語大学研究論叢 第38号,1992
安藤 直、鈴木 薫:「外国語教育に於けるボディソニック・システム
        オープンLLの運用とその改良点」,愛知女子短期大学研究紀要 第27号,1994
小林 登:「胎児・新生児のAuditory Responses : 音楽療法の原点として」,
        音楽療法の理解:心と体の健康と音楽,日本バイオミユージック研究会編,1990
小松 明:「ボディソニック・システム」,ポディソニック株式会社資料
鈴木 薫、安藤 直:「ポディソニック・システムの外国語習得への利用」,
        愛知女子短期大学研究紀要 第26号,1993
鈴木 薫、安藤 直:「ポディソニック・システムを利用したLL授業」,
        語学ラボラトリー学会中部支部第43回研究大会研究発表ハンドアウト,1994
増田喜治:「フィルター音を応用した音声教材の記憶促進」,日ノ本学園短期大学研究紀要 第16号,1988
増田喜治:「『からだ』に教える英語のリズム構造一触振動覚を利用して−」,
        日ノ本学園短期大学研究紀要 第17号,1989a
増田喜治、小松 明:「リズム教育を重視したUシステムの設計と実践」,
        語学ラボラトリー学会 第29会全国研究大会研究発表実践報告,1989b
増田喜治:「話しことばの教育における音声フィルターと振動器の役割り
        − リズム教育システムの可能性を探る − 」,日ノ本学園短期大学研究紀要 第19号,1991
Masuda,Y.:"Facilitating the Whole Body in Language Laboratory Education,"
          The proceedings of the Second international Conference on
            Foreign Language Education and Technology, 1992.

 

ページの先頭に戻る ページの先頭に戻る  次のページへ 次のページへ    

 


Copyright (C) 2003-2017 Bodysonic Laboratory, All rights reserved.