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 ボディソニック とは

 

  小松 明 ボディソニック株式会社 研究開発センター   1995年1月 クレアボー creabeaux1) より  

 


ボディソニック とは?  糸川英夫博士のボーンコンダクション理論に基づき、音と同時に、音楽の低音成分を振動トランスデューサによって体感音響振動に変え、身体に体感させながら音楽を聴くリスニングシステム。
 体感音響振動を伴った音が印象を強め、音楽の感動や陶酔感を深める。また、胎児期の記憶につながることは、リラクセーション効果をもたらす……  さらに詳しい説明

ボディソニックの
  リラクセーション効果

 

 声を出している人の背中に触ると、驚くほど声の振動が手に伝わってくる。このことから、胎児は母親の声や鼓動などを、振動を伴った音として聴いていることが理解される。
 産まれたばかりの赤ちゃんは、母親に抱かれて声や鼓動が振動とともに伝わると安心する。成人しても意識下には胎児期の記憶が残っており、似たような状態におかれると安心したりリラックスする。
 音楽聴取時、音とともに音楽振動(体感音響振動)を適切に付与すると、高いリラクセーション効果が得られる。

 
 

1.意識下に残る胎児期の記憶とリラクセーション
    −情報を持つ振動こそが効果の正体−

●ヒトは、お母さんのおなかの中で振動を伴った音を聴いている

 人間が聴く音の原点は、振動を伴った音を聴いている状態である。試みに声を出している人の背中に触ると驚くほど声の振動が手に伝わってくる。ドキッ、ドキッという心臓の鼓動が振動として手に感じられるだろう。身体は約70%が水分であり、骨や水は空気よりはるかに振動をよく伝える。
 このことから、胎児期、赤ちゃんは、お母さんの声や鼓動を、胎内で体感音響振動を伴った音として聴いていることが納得されるだろう。胎児は我々が想像する以上にこれらの音を識別し、いろいろな影響を受けているという。母親が健康で情緒が安定している時のリズミカルな鼓動は、胎児に安心感を与える音と振動であり、鼓動には1/fゆらぎがある。
 体感音響振動が人間に及ぼす効果の最も根源的なことが、こうした胎児期の記憶にある。胎児期の記憶につながることは、リラクセーション効果をもたらす。
 胎内音には母親の健胎児はお母さんのおなかの中で体内音を聞いている。康状態、精神状態など、心理的、生理的なさまざまな情報が含まれている。鼓動ひとつをとっても精神が安定しているとき、寝ているとき、不安なとき、驚いたとき、恐怖感におののいたときでは、早さも強さも、ゆらぎも異なる。声もまた同様である。胎児はこれを感じとっている。
 バイブレータのような単なる物理的な振動ではなく、「情報を持つ体感音響振動」 が心理的、生理的にさまざまな効果を及ぼすのである。
 生まれたばかりの赤ちゃんは胎児期の記憶が十分に残っていて、お母さんに抱かれて、母親の鼓動や声が振動を伴った音として伝わると安心する。お母さんにおんぶされて子守唄を聴くと、母親の鼓動や子守唄の振動が伝わり赤ちゃんは安心してスヤスヤ眠る。母親の鼓動や子守唄には心地よい1/fゆらぎがある。

 人間は成長するにつれて、胎児期のことは忘れてしまうが、意識下には胎児期の記憶が残り続けている。だから何かの折に胎児期と同じような状態になると、安心したり快くなったりリラックスする。これが体感音響振動を伝える「ボディソニック(体感音響装置)による効果の根源的な要素」 である。

●強すぎる振動は害がある

 同じ振動でも強過ぎるものは害がある。低周波公害振動(10Hz以下)がそれである。自然現象でも、地震、津波、山崩れなどから発生する地響き(振動)は、巨大なエネルギーの超低周波振動であり、公害振動と物理的性質が似ている。こうした危険を伴う自然現象は避けて身を護るように、生物の歴史始まって以来、何億年もの時間を掛けて遺伝子の中に書き込まれている。
 だから、そうした振動が安らぎをもたらすはずはないし、快いはずもない。地震とナマズのイラスト地震などの振動でリラクセーションを得るようでは、その種は今日まで生き残らなかったであろう。
 かって、人類が原野に住んでいた頃、敵の襲撃や火山の爆発、地震といった生命にかかわる危険は地面に体と耳をつけてそれを察知した。振動を感じとり身体で聴くのである。それが文明の発達とともに耳で聞える音だけに頼るようになり、いまはそれが断たれてしまっている。
 しかし、自然界には地震や災害などが起こる前に、異常な動きや挙動を示す様々な動物の予知能力について、古来いろいろ伝えられている。中国ではこれらを組織的に利用して地震予知に応用しているというような話しを聞いたことがあった。
 これらは人間が感知できないレベルの前兆的な振動を身体で感じとって、身を守ろうとしているのだと考えられる。

●生命の根源に関わるサイエンス

 胎児期に赤ちゃんは、お母さんのおなかの中で体感音響振動を伴った音を聴いている。母親のリズミカルな鼓動は、胎児に安心感を与える振動であり、この状態が人間にとって最も心やすらぐ状態の原点であろう。
 地震などの危険を察知するのも、やすらぎを得るのも生命に関わるもの、生命の根源に関わるものは振動と共に身体で聴いている。これは生命の根源に関わるサイエンスである。生命の根源に関わるが故に、眠りや性欲・性感などにも効果を及ぼす可能性がある。ボディソニックが人間の根源的なものに訴えかけるような効果を持つのはこの為である。

ボディソニックとは  

2.ボディソニック(体感音響装置)とは
  音楽振動を適切に付与すると 音楽の感動や陶酔感を深める

ボーンコンダクション糸川英夫博士糸川英夫博士のボーンコンダクション理論に基づき、音と同時に、音楽の低音成分を振動トランスデューサによって体感音響振動に変え、身体に体感させながら音楽を聴くリスニングシステム。体感音響振動を伴った音が印象を強め、音楽の感動や陶酔感を深める。ボディソニックの商品名でも知られる。
糸川英夫博士 ロケット工学の権威であり、チェリストとしても知られる。人間と歴史社刊 「音楽療法最前線」より。

 糸川英夫博士のボーンコンダクション理論によれば 『楽器を演奏する人は耳で聴く音の他に、楽器を持つ手、身体を通して直接振動が伝わり、聴覚系に伝播されるが、音楽の中で聴く人に真の恍惚感を与えるのは、直接伝わる振動、ボーンコンダクションである』と、音楽の振動と恍惚感の関係を述べている。この指摘は音楽の直接的な「振動」が、人間の根源的なものに作用することを示唆している。
 恍惚感や陶酔感は高度な知的作業によって起こるものと言うよりは、どちらかと言えば根源的、本能的なものによってもたらされる要素が大きいであろう。これは、大脳生理学的に言えば、知的作業を司る脳の表面の新皮質よりは、もっと脳の内側の古皮質や旧皮質に作用することを物語っていることになる。
 古皮質や旧皮質は、生存本能、食欲、性欲、快感、恐怖など人間が生命を維持していく上で最もベーシックな部分を司っている。これら動物的、根源的なものにこそ、生物としての生命力の源泉があり、生命、健康にとって極めて重要な要素である。

 ボディソニック(体感音響装置)は、糸川英夫博士のボーンコンダクション理論に基づき、音楽の主として低音成分を振動トランスデューサ(電気―機械振動変換器)によって体感音響振動に変えて、身体に体感させながら音楽を(耳で)聴くリスニングシステムである。
 体感音響振動を伴った音が印象を強め、音楽の感動や陶酔感を深める。また、胎児期の記憶につながることは、リラクセーション効果をもたらす。体感音響振動が生命の根源に訴えかけるのである。
 こうした効果から、ボディソニックは近年、受容的音楽療法に応用され、心身症、うつ病、不眠症、不登校児、摂食障害などの心療内科領域、認知症、末期医療、人工透析、成分献血、歯科領域、外科領域、ストーマケアなど、医学分野で多くの臨床報告があり注目されている。
 ボディソニックは、椅子方式(写真1)の他、ベッドパッド方式(写真2)、ベッドドライバ、クッション、床駆動方式などさまざなものがある。更に医療用として外科手術台用(写真3)、分娩台用、人工透析椅子用(写真4)、献血台用(写真5)、歯科診療装置用(写真6)、医療ベッド用などもある。

 音楽療法は生命の根源に働きかけるものなので、体で聴く要素を取り入れた方が効果が高い。
 音楽療法において、スピーカによって単に音だけを聴かせるのと、ボディソニックによって、音と同時に体感音響振動を付加するのとでは、大きな効果の違いがあるのはこのためである。





写真1 椅子形のボディソニック

 ボディソニック・リフレッシュ1 音楽療法用として心療内科領域での
 臨床例が多い。リラクセーション用としても使用されている。







写真2 医療用ボディソニック・ベッドパッド

 マットレスの上に体感音響ベッドパッドを敷くと体感音響ベッドになる。枕の部分に専用スピーカがセットされている。人工透析、外科手術前後の不安や痛みの緩和、ターミナルケァ、ストーマケァなど、多くの領域で音楽療法用に使用されている。







写真3 ボディソニックを搭載した外科手術台

 ボディソニックを搭載した外科手術台での術中写真。局所麻酔手術の場合、意識がハッキリしているので緊張や不安がつのるが、ボディソニックによって不安や緊張を緩和する。右側の台の上にボディソニックAMPが見える。写真は、済生会横浜市南部病院・手術室。








写真4 人工透析椅子用・ボディソニックパッド

 人工透析は4〜5時間掛かり、週2〜3回行なう。ボディソニックを使用することによって、QOLの向上、不快感の緩和、スムーズな透析などの効果がある。写真は、聖路加国際病院・人工透析室。







写真5 ボディソニックを搭載した献血台

 献血者への負担の軽い合理的な、成分献血が行なわれるようになったが、採血時間が1時間ほど掛かる。献血者がより快適に献血できるようボディソニックが搭載されている。ボディソニックを採用してからスムーズに採血できるだけでなくVVRもゼロとなった。写真は日本赤十字社北大阪血液センター。









    写真6 ボディソニックを搭載した歯科診療装置

      歯科と言うと痛みを思い出す人が多い。ボディソニックにより、痛み
     緊張、不安などを緩和して快適な治療が受けられる。モリタ製作所製。


3.ボディソニックの臨場感再現効果

  ボディソニックの臨場感再現効果
 エンジン音や爆発音などの振動感や衝撃感のあるドキュメンタリー音をボディソニックで再生すると、迫真の臨場感を再現することができる。映画などの映像メディアと組合わせることにより、圧倒的な劇的効果を高める。
 これらの効果から、神戸ポートピア・川鉄地球館、つくば科学万博85・NEC館映像ホールなどに大規模な体感音響システムが使用された。その他、浅草花屋敷の“ゴーストの館”などの3D音響と体感振動を組み合わせた遊園地施設など、様々な応用がなされてきた。今後は DVDへの応用 が期待される。


 

 ボディソニックは音楽だけでなく、振動感や衝撃感を伴う音や効果音を再生すると、迫真の臨場感を再現することができる。
 電車やSLの走る音、トラクタや車のエンジン音、衝突音、噴火や大砲などの爆発音、地震などによりビルなどが崩れる音etc…。これらの音は、広い周波数帯域と重低音域の成分を含み、衝撃感や振動感、時には地響きさえ伴なう。スピーカやヘッドホンによる通常のオーディオの再生では、如何に音質の良い装置でも、これらの音の振動感や衝撃感、地響きなどは伝わらない。これを、ボディソニックで再生すると振動感や衝撃感が再現され、スピーカやヘッドホンだけの再生では、とうてい真似することのできない迫真の臨場感を再現することができる。
 映画などの映像メディアと組合わせることにより、圧倒的な劇的効果を高める。今後はDVDやゲームへの応用が期待される。

4.ボディソニック(体感音響装置)の名称について

 ボディソニック は商品名で、一般名称は 体感音響装置。これらの名称はそれなりに知られており、ネット上でも多数のファイルが検索される。
 ボディソニック は、1976年に設立された ボディソニック株式会社 の商品名。これらの名称は 登録商標 である為、一般名称が必要となり、1980年代の中頃に「BODYSONIC」 及び「ボディソニック」 の一般名称は「体感音響装置」と呼称するようになった。
 わが国では “オーディオの一分野” として発展し、エンターテインメント、リラクセーション、医療・音楽療法への応用などが為されるようになった。
 これに対して欧米では “振動音響療法(Vibroacoustic therapy)”として最初から “療法” として発展してきた経緯がある。

                 * ボディソニック(体感音響装置)開発の歴史的経緯
                 * 振動音響療法(Vibroacoustic therapy)について

参考文献

 1)小松 明:リラクセーションなどに効果がある ボディソニック・システム クレアボー No.1, 1995 P58-65


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