体感音響研究所


ボディソニックの
ハードウエア基本技術









ボディソニックの技術開発
ボディソニックの研究
ボディソニック効果の探求 −情報を持つ体感音響振動こそが効果の正体である−

 

  bodysonic laboratory



 

置型 ボディソニック クッション   

          腰部だけでなく、座部、背部 などにも適切な振動付与分布が得られ、
               高いボディソニック効果を発揮する巧妙な振動構造

 

体感音響研究所 小松 明     

 


車用ボディソニック BC-10 BC-11 車用ボディソニック・クッション    

 

ニーチェアと置型ボディソニッククッション

ニーチェアと置型ボディソニック

      車用ボディソニック BC-10、BC-11
      パイオニア製。

       シートの上に置く置形クツションタイプ。
       専用AMP(プロセツサ)1台でクッションを
       2台まで駆動可能。
       アメリカ発売。 (国内未発売)

 

 置型のボディソニッククッションの技術開発は 1978年頃、車用のアフターマーケット向けボディソニッククッションとして開発した。車用シートへの実装を容易にする為、シートの上に載せるだけで効果の得られる置型のボディソニッククッションである。
 置型ボディソニック クッションは車用だけでなく、ホームユースとしても使える。ニーチェアとの組み合わせは振動効率も高く、椅子全体に振動が伝わり、高いボディソニック効果が得られる。座の振動がやや強すぎたので薄い座布団を敷いて調整した程であった。形状・構造を工夫すれば、様々な用途に応用可能である。

1.ボディソニックの効果と振動構造 技術的課題

 局所的な振動ではボディソニックの効果は得られない。ボディソニックの効果を得る為には、腰部、座部、背部、足部 などに適切な振動強度の振動付与分布が必要である。

 置型クッションはその形状から、通常は腰の部分のみにしか振動を付与することができず、十分な効果を得ることができない。
 これを座部にも背部にも振動を付与できるようにして、ボディソニックとして十分な効果を得られるようにすることが重要な技術であり、ノウハウである。



  図面群1


2.椅子の座部に振動を伝達する

 図面群1第4図に示すように、振動トランスデューサXは、軽くて剛性の高い発砲ポリエチレンなどでできた振動板17 の下部に取り付けられている。人体が触れる側にはやわらかい発砲ウレタン20 が着けられている。

3.座部に振動を伝える為の重要なポイント

振動トランスデューサは軽くて剛性の高い振動板に取り付け、椅子の座部に近い
 下の部分に取り付ける。
振動トランスデューサの重量が600〜1200g くらいあること(正確にはトランスデューサ
 の磁気回路の重量)。SCP-6024 を 2〜4ヶ 取り付けると上記の重量になる。
 
 上記の構造と磁気回路の重量によって、椅子の座部に振動を伝達させることが可能となる。尚、SCP-6024 の場合は、トランスデューサの重量が概略、磁気回路の重量に近い。
 
【注】この重量はあくまでもトランスデューサの磁気回路の重量であって、クッションに重り
   を付けるようなことは性能を劣化させるので不可である。

4.椅子の背部に振動を伝達するポイント

トランスデューサの表面(アルミ面)を少し出っ張るくらいに露出させ、椅子に触るように
 して椅子の背部に振動を伝達する。
 
振動トランスデューサは薄型の形状であること。トランスデューサを 4個にしてアンプの
 出力を高めにすると高い性能が得られる。

 

pioneer    

車用ボディソニック・クッション

 アフターマーケット用の開発は割合早く、1978年に開発し、パイオニアからアメリカ向けに生産された。
 製品は置きクッション形で、車のシートに置くだけでボデイソニック化でき、トランスデューサは腰部に2つ配挿されているが、振動は座部にも伝わる巧妙な設計になってい.る。


パイオニア 車用ボディソニック・クッション

   BC-10 (シートの上にクッションを置くタイプ)

Pioneer's new Bodysonic. Car stereo you can feel.

5.振動板をブロー成型品などにした例

 図面群2に、振動板をブロー成型品にした例を示す。
 図面群3に、振動板をプラスティック板を成型した例を示す。



  図面群2


  図面群3


 

【参考文献】

 小松 明:音響振動装置 実用新案公報 昭58-4316
 小松 明:音響振動装置 実用新案公報 昭60-33662
 小松 明:身体で聴く音響装置 ボディソニック・システム
      日本オーディオ協会誌 JAS Journal 1981, Vol.21, No.6 P54-60


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2011/10/30


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