体感音響研究所


ボディソニックと
振動トランスデューサ











ボディソニックの技術開発
ボディソニックの研究
第3章1 ジュリアナ東京 超弩級のボディソニック・システム

 

  bodysonic laboratory






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ボディソニックトランスデューサ
SC-8032 編

 

ボディソニック(株)研究開発センター 小松 明

 


 各種 ボディソニックトランスデューサ の応用

 ボディソニックトランスデューサ(ボディソニックユニット)は、電気信号を体感音響振動に変換する ボディソニック(体感音響装置)のキーデバイス。 さまざまな形状、サイズがあり、用途によって使い分けられる。
 SC-8032 は、かの “ジュリアナ東京” のフロアに 1328個使用されるなど、数々の実績がある。また、音楽振動醸造・熟成にも使用されている。

SC-8032 


SC-8032 床振動方式用 ボディソニックトランスデューサ
SC-8032 ボディソニックユニット

SC-8032 外形寸法図 

 仕  様

 

 インピーダンス  32Ω  8Ω
 使用周波数帯域  20 〜 350Hz
 定格(最大)入力  12.5W (30W)
 外 形 寸 法  130(W)×130(D)×30.5(H)
 重     量  700g


 


 

SC-8032 は エアロビクススタジオ、各種施設、博覧会などに多用された床振動方式ボディソニック用の強力形トランスデューサ。ディスコにも使用され、“ジュリアナ東京” のフロアには SC-8032 が1328個使用された。SC-8032は 1984年に開発し、過酷な使用条件にも耐える床駆動用ボディソニック トランスデューサの名器として絶大な信頼を得ている。

ボディソニックトランスデューサ SC-8032

ジュリアナ東京



 

 



 

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エアロビクススタジオ


 エアロビクススタジオには、フロアを音楽で振動駆動する “床方式のボディソニック・システム”Bodysonic dancefloor が導入され、音楽のリズム感、ライブ効果を盛り上げるとともに、クールダウンにおいても、ボディソニックのリラクセーション効果が利用されている。
 

 

 ジュリアナ東京

ジュリアナ東京 DANCIN
ジュリアナ東京 ミクサールームから見るフロア
 世界100都市以上でディスコを企画運営している英国ウェンブリーレジャーグループのジュリアナス社と日商岩井が提携し、(合)ウェンブリー・ジヤパンを設立。世界に名をとどろかすディスコ「ジユリアナ」が、日本にも誕生しました。
 15,000Wのパワーサウンド、100万ドル以上とも言われるインテリジェントライティング、世界選りすぐりのDJなど、世界中のディスコを熱狂させているノウハウはもちろん、総面積1,200u という広いフロアのうち、160u がダンスフロアに。
 しかも 「お立ち台」 と言われるライブステージは、なんと 75u という驚くべき広さ。
 さらに、フロア全面にはボディソニック社が 「ジュリアナ東京」 のために開発した独自のボデイソニツクフロアシステム「DANCIN'」を採用し、迫力あるリズム感とビートの効いたサウンド環境を実現。
 足を通じて音楽振動が直接身体に伝わるので音楽の持つ感動や陶酔感、恍惚感は、かつてないほど高まります。

超弩級のボディソニックスペック
■ジュリアナ東京 ボディソニックフロアシステム
ボディソニックプロセッサ        P20H  3台
ボディソニックパラメトリックリジェクタ BPR-4 4台
ボディソニックパワーアンプ       M200H 21台
ボディソニックトランスデユーサ    SC-8032 1328個
                  (TR‐8 × 166SET)

 


BIO



 

 



 

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 ROPPONGI FITNESS SPACE  BIO

 ボディソニック・フロアシステム (Bodysonic dancefloor) を装備した 六本木 BIO は、
  1980年代半ば頃から起こった エアロビクス ブームの先駆けであり 時代の先端だった。
   六本木 エアロビクススタジオ BIO


床方式ボディソニック



 

 



 

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床方式 ボディソニックシステム

 ボディソニックフロアの始まりは 1980年、名古屋の犬山公園で行われたイベント 「大宇宙への旅展」 だった。 “ある惑星の宇宙基地に巨大な宇宙船が轟音とともに舞い降りてくる。 さまざまなチェックと地球との交信の後、宇宙船は再び轟音とともに舞い上がり宇宙のかなた飛び去っていく … ”
 東映ビデオがプロデュースし、大きなスタジオに作られた宇宙基地の地平線は暗い宇宙に吸い込まれている感じが実に良く出ていた。観客は広い通路に立って目の前の宇宙基地を間近に見るようになっていた(映像ではなくパノラマで、宇宙船は巨大な模型)。
 この広い通路こそが「床方式ボディソニック」になっていて、巨大な宇宙船が轟音とともに舞い降りてくるシーンはボディソニックの振動によって圧倒的な迫力と臨場感を演出した。

SC-6024 ボディソニックユニット

SC-6024

 あまりの迫力に泣き出す子供がでるので、ボディソニックを加減しなけ ればならない程だった。この時に使用されたボディソニックトランスデューサは SC-6024。「大宇宙への旅展」は大好評で多くの観客を集めた。
 その後 SC-6024 は神戸ポートピア・川鉄地球館にも使用されるなど多くの成功を収めてボディソニック事業の礎を築く大きな歴史的役割を果たした。

 「大宇宙への旅展」の時に開発・確立した床方式ボディソニックの技術やノウハウから、床振動用ボディソニックトランスデューサ SC-8032 が開発された。1980年代中頃から盛んになったエアロビクススタジオのフロアに、床方式ボディソニック Bodysonic dancefloor が応用され、ライブ効果とともにクールダウンにも効果的に使用されて、大きな成功を収めた。

  “ジュリアナ東京” のフロアには、ボディソニック社が 「ジュリアナ東京」 のために開発した独自の Bodysonic dancefloor system DANCIN' を採用し、ボデイソニツクトランスデューサ SC-8032 が1328個使用された。 超弩級のボディソニック・システムは、迫力あるリズム感とビートの効いたサウンド環境を実現した。


音楽振動醸造



 

 



 

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SC-8032 の応用 音楽振動醸造、音楽振動熟成


 7Kg 日本酒醸造タンクに取り付けられた
 SC-8032
(30個取り付けられている)

 


  タンクの振動特性の測定・調整作業中

 
   4.5Kg 焼酎熟成タンクに取り付けられた
   SC-8032
(20個取り付けられている)


 ボディソニックトランスデューサによって音楽振動を付与する 音楽振動醸造ワインの試験醸造を、1989年と90年の2回にわたり、山梨県工業技術センターのワインセンターで行い好結果を得ることができた。
 また、普通に醸造・瓶詰めされたワインを、振動トランスデューサを取り付けたワインラックに載せ、音楽振動を付与した音楽振動熟成ワインが、ワインアドバイザから高い官能評価を得ることができた。
 音楽を 「情報を持った振動エネルギー」 として捉えるテクノロジーが、酒類の醸造、熟成などに応用されている。

   

         酒や食品には聴覚機能がないので
         スピーカで音楽を聴かせても、効果
         はない。また、うるさい程の音を出し
         ても振動はあまり伝わらない。
 
 

トランスデューサで音楽振動を付与すると
酵母菌の活動が活発になる。水分子が小
さくなり、疑似熟成効果で味も良くなる。
醗酵タンク全体が残響スピーカとなり、魅
力的な雰囲気を醸し出す。

               スピーカで音楽を聴かせたものと、振動トランスデューサで
               音楽振動を付与したものとの比較



トランスデューサの開発



 

 

 



 

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 1960年代から70年代にかけて、 筆者は 壁、天井、床面など 振動可能な板面を直接振動させ、壁や天井全体から音響再生をする、エコニック、サウンド・トランスデューサ3)、GTボ−ドスピーカ4) などを開発、製品化した。
 このトランスデューサは、電気−機械振動変換器であり、本来の音響再生の他、大学研究室などで特殊な研究用として使われるなど、思いがけないような分野で様々な実験や応用を促した。右の写真に各種振動トランスデューサを示す。動作原理は動電形で、オーディオ帯域用として最適であり、音楽信号を忠実に振動エネルギーに変換する。
 近年、音楽療法に応用されて注目されているボディソニック(体感音響装置)の開発に当っては、最も重要な基本技術となった5)6)7)。心療内科領域、老年医学領域、末期医療、人工透析、献血、外科領域、歯科領域など医学分野で多くの臨床報告があり、写真に示すトランスデューサが使用されている。

参考文献

3)小松 明:壁全体が音源となる新しいSP エコニック、サウンド・トランスデューサー
  「無線と実験」1970年1月号 P136-139
4)小松 明:壁自体が音源となる、4チャンネル音場再生に適したボードスピーカについて
  「無線と実験」 1971年3月号 P123-128
5)小松 明:ヘッドホンとの併用で重低音を体験できる、ボディソニック MODEL-24
  オーディオクッション/ディスコターボとは? ラジオ技術誌 1978年4月号 P268-270
6)糸川英夫、小松 明、佐々木久夫:音楽と健康(7) ボーンコンダクション
  音楽は「骨」で聴くのがベストだ 「毎日ライフ」 1991年2月号 P130-134
7)小松 明:身体で聴く音響装置、ボディソニック・システム、
  日本オーディオ協会誌 (JAS JOURNAL) 1981, Vol,21 No.6, P54-60





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