体感音響研究所


ボディソニックと
振動トランスデューサ











ボディソニックの技術開発
ボディソニックの研究
第3章 ボディソニックシステムの応用施工例

 

  bodysonic laboratory


 

ボディソニックトランスデューサ
SCP-6018 編

 

ボディソニック(株)研究開発センター 小松 明

 


 各種 ボディソニック トランスデューサ の応用

 ボディソニックトランスデューサ SCP-6018 は、医療用、音楽療法用、教育用、各種アトラクション施設用、カーステレオ用、ボディソニック・オーディオクッション、ボディソニック・フロアパネル、ボディソニック・チェア、レジャーホテル用のボディソニック・システムなどなど、その応用範囲は広範で多彩、他の追随を許さない圧倒的多数の使用実績を誇る。

   SCP-6018   


 

        SCP-6018 ボディソニック トランスデューサ
       SCP-6018 ボディソニックユニット

 

SCP-6018 外形寸法図

  仕  様

 

  インピーダンス  16Ω  4Ω
  使用周波数帯域  20 〜 350Hz
  定格(最大)入力  3W (10W)
  外 形 寸 法  82(W)×82(D)×19.7(H)
  重     量  245g







 

 



 


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車載用ボディソニック・システム ベンツ・シート

 

SCP-6018カーステレオ用 として開発

 

カーステレオ用ボディソニック   

 メーカ

  車  種

 生産年

 ホンダ

 シティ

 '82年〜

 日 産

 フェアレディZ
 (北米向け)

 '83年〜

 トヨタ

 ターセル
 コルサ
 カローラ2

 '84年〜

 ダイハツ

 シャレード

 '84年〜

 マツダ

 ロードスター

 '85年〜

 SCP-6018 は、カーステレオ用ボディソニックのトランスデューサとして 1981年に技術開発・設計を終え1982年から生産を開始した。
 カーステレオ用ボディソニックは、右の表に示すように、ホンダ、日産、トヨタ、ダイハツ、マツダの各車用を開発し、OEM生産していた。
 その外、アフターマーケット用としてサンデン向けも開発・生産された。

 

小型で薄型、高性能の要求

 車用シート内に残されたわずかな空間、しかもボディソニックとして良い効果を出せるトランスデューサの実装位置はさらに限られる。この為、車載用のボディソニックトランスデューサは、可及的小型・薄型であることが要求される。
 リスニングルームとは異なる車内では、暗騒音、暗振動が大きい。 この為、ボディソニックトランスデューサには、より高い性能が要求される。
 SCP-6018は 最大外径 82φ×19.7mm厚 で、60φのフェライトマグネットを使用したものとしては最小であり、2007年現在に至るも SCP-6018 を超える外形寸法のものは開発されていない。

厳しい信頼性試験

 車載用は、厳しい信頼性試験をクリアしなければならない。衝撃試験、振動試験、耐熱試験、耐湿試験、耐水試験…… そのほかにラインでの製造工程で起こりうるアクシデントに対する信頼性試験項目などなど、幾多の過酷な試験にさらされる。
 ボディソニックトランスデューサの開発・設計者としては、こうした過酷な信頼性試験に掛けられるトランスデューサが、かわいそうになってしまい、直視するのがつらかった。最後は実車走行試験で箱根の峠越えである。幸いこれらの信頼性試験の数々を全てクリアすることが出来、量産され、多くの車種に採用された。ベンツ車シートへの実装試作のファイルも参考にされたい。


HONDA 世界初のボディソニック仕様車 CITY ボディソニック仕様車

Link SCP-6018 を搭載した ホンダ CITY ボディソニック仕様車   


車用ボディソニック・クッション

 アフターマーケット用の開発は割合早く、1978年に開発し、パイオニアからアメリカ向けに生産された。この製品は置きクッション形で、車のシートに置くだけでボデイソニック化でき、トランスデューサは腰部に2つ配挿されているが、振動は座部にも伝わる巧妙な設計になっている。


パイオニア 車用ボディソニック・クッション
   BC-10 (シートの上にクッションを置くタイプ)


 SCP-6018 は、カーステレオ用だけでなく、受容的音楽療法・医療用などのボディソニック(体感音響装置)にも搭載され、多くの研究、臨床報告がある。そのほか、一般用のボディソニックが多数製品化されている。次にそれらの例を記す。




 

 



 
 


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SCP-6018 を搭載した
医療・音楽療法、教育用などの ボディソニック(体感音響装置)

 

ボディソニックを搭載した手術台による
局所麻酔の術中写真

 済生会横浜市南部病院・手術室。

ボディソニックを搭載した外科手術台

 局所麻酔手術の場合、意識がハッキリしているので緊張や不安がつのるが、ボディソニックによって不安や緊張を緩和する。手前の台の上にボディソニックAMPが見える。

人工透析椅子用ボディソニックパッド

 人工透析は4〜5時間掛かり、週2〜3回行なう。ボディソニックを使用することによって、QOLの向上、不快感の緩和、スムーズな透析などの効果がある。写真は、聖路加国際病院・人工透析室。

ボディソニックを搭載した献血台

 献血者への負担の軽い合理的な、成分献血が行なわれるようになったが、採血時間が1時間ほど掛かる。献血者がより快適に献血できるようボディソニックが搭載されている。ボディソニックを採用してからスムーズに採血できるだけでなくVVRもゼロとなった。写真は日本赤十字社北大阪血液センター。

医療用ボディソニック・ベッドパッド

 マットレスの上にボディソニックベッドパットを敷くとボディソニック・ベッドになる。枕の部分に専用スピーカがセットされている。人工透析、外科手術前後の不安や痛みの緩和、ターミナルケァ、ストーマケァなど、多くの領域で音楽療法用に使用されている。

ボディソニック搭載の歯科診療装置

 歯科と言うと痛みを思い出す人が多い。ボディソニックにより、痛み、緊張、不安などを緩和して快適な治療が受けられる。モリタ製作所 スペースライン。

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語学学習用ボディソニックを装備した
LL教室

 文部科学省の科学研究補助を受けて研究開発された 日の本学園短期大学 LLB教室。

ボディソニックを搭載した歯科診療装置

 モリタ製作所製。

 

 

 言語リハリテーション用
     ボディソニック JX-1
 

振動器を構音訓練に用いた口蓋裂児の一症例
振動機器を活用した音声聴取と発音指導





 

 



 
 


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SCP-6018 を搭載した
       ボディソニック(体感音響装置)の製品例

 

ボディソニッpク・プラス1

 ボディソニックにメンタルバイブレーション(感性振動)機能を付加したことによる品名。電気的性能が、高機能、高性能になっているのが大きな特長。

カーステレオ用ボディソニック

 ホンダ・シティ 日産・フェアレディZ
 トヨタ・ターセル、コルサ ダイハツ・シャレード
 マツダ ロードスター ベンツ・実装試作 など

エステティック用ボディソニック

 エステティックベッドにボディソニックパットを装着するタイプ。タカラベルモント社からも製品化された。


小型ボディソニック MX-1

 ヒーリングミュージックの作曲者・宮下冨美夫氏は、MXを使用したワークショップなど、注目される活動をして、リラクセーションに高い効果を上げている。MXを使用するヒーリングミュージック「地球瞑想」もCD化された。

ボディソニックソファ

       モナコBS    ウィズBS
       ラッファBS   ラーナBS

ヒーリングバイブレーション
(体感音響機器)BRS-2MKII

 有資格者によるサロンで、ヒーリングバイブレーションのリラクセーションプログラムを受けることができる。全身コース、フットコース、肩・腰コースなどがある。





 

 



 
 


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SCP-6018 を応用した
       レジャーホテル用 ボディソニック・システム

 

 1985年、風俗営業法が改正されて、定番であった、ローリングベッド、回転ベッドなどの使用が禁止されることになった。ボディソニックを搭載したレジャーホテル用のベッドパッドは、法改正の数年前から一部に導入され話題になっていたが、法改正を機に注目が高まり、導入が急速に進んだ。
 ボディソニック ベッドパッドには、右下の図に示すごとく、ボディソニックトランスデューサ SCP-6018を 15〜16個搭載。
 ボディソニックは 左下に示すシステム参考ブロック図のように、CCTV、レーザーカラオケ、有線放送 などとの総合映像・音響システムを構成している。
 三推社 講談社 1987年刊 「関東周辺のブティックホテル」 には、レジャーホテルの設備マークとして記されているので下記に引用する。その当時、ボディソニックベッドパッドは、レジャーホテルの標準的な設備のひとつであったことが窺える。この製品の開発にあたっては、たいへんな苦労話や開発秘話があるが、ここでは割愛する。

 



システム図

       システム参考ブロック図



各ホテルの設備をマークで表示
Wベッド用トランスデューサ配置図
円形ベッド用トランスデューサ配置図


 三推社 講談社 刊の 「関東周辺のブティックホテル」 (1987年) には、各ホテルの設備をマークで表示しており、ボディソニック付きベッドのマークも載っている。

ボディソニック付きベッドのマーク

             引用文献  「関東周辺のブティックホテル」 三推社、講談社 1987年刊





 

 



 
 


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 1960年代から70年代にかけて、 筆者は 壁、天井、床面など 振動可能な板面を直接振動させ、壁や天井全体から音響再生をする、エコニック、サウンド・トランスデューサ3)、GTボ−ドスピーカ4) などを開発、製品化した。
 このトランスデューサは、電気−機械振動変換器であり、本来の音響再生の他、大学研究室などで特殊な研究用として使われるなど、思いがけないような分野で様々な実験や応用を促した。右の写真に各種・振動トランスデューサの例を示す。
 動作原理は動電形で、オーディオ帯域用として最適であり、音楽信号を忠実に振動エネルギーに変換する。
 近年、音楽療法に応用されて注目されているボディソニック(体感音響装置)の開発に当っては、最も重要な基本技術となった5)6)7)。心療内科領域、老年医学領域、末期医療、人工透析、献血、外科領域、歯科 など医学分野で多くの臨床報告があり、多くの機種に、このページの冒頭の写真に示すトランスデューサ SCP-6018 が使用されている。


参考文献

3)小松 明:壁全体が音源となる新しいSP エコニック、サウンド・トランスデューサー
  「無線と実験」1970年1月号 P136-139
4)小松 明:壁自体が音源となる、4チャンネル音場再生に適したボードスピーカについて
  「無線と実験」 1971年3月号 P123-128
5)小松 明:ヘッドホンとの併用で重低音を体験できる、ボディソニック MODEL-24
  オーディオクッション/ディスコターボとは? ラジオ技術誌 1978年4月号 P268-270
6)糸川英夫、小松 明、佐々木久夫:音楽と健康(7) ボーンコンダクション
  音楽は「骨」で聴くのがベストだ 「毎日ライフ」 1991年2月号 P130-134
7)小松 明:身体で聴く音響装置、ボディソニック・システム、
  日本オーディオ協会誌 (JAS JOURNAL) 1981, Vol,21 No.6, P54-60





      最新鋭のボディソニックトランスデューサ SCP-6024 編

最も使用実績の多い SCP-6018 の後継機で SCP-6018 の上位コンパチブル  
新開発の技術が実現した小型で高性能、しかも重負荷にも耐える強力型  


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