アガチス 針葉樹 南洋杉科 産地 東南アジア全域 オーストラリア
年輪が解りにくくやや軽軟で加工がしやすく仕上げは良好。家具、マッチや鉛筆用材などにも使われる。
軽い割に粘りが強く狂いの少ない重硬材。使い込むと深みのある光沢が出てくる。同属に国産のオニグルミがある
狂いが少ない緻密な材で浴室に向く。銘木として扱われる高級材で磨くほどに艶が出る。
インドシタンとも呼ばれる事がある。果樹のカリンとは別物。やや重硬だが比較的加工性は良く水や害虫に強い。狂いが少な事から座卓に使うことが多い。接着性、塗装性もよく耐久性もある。軽く木目がはっきりしている物が良材。磨くと光沢が出て美しくなる。
桐 広葉樹 ゴマノハグサ科 産地 日本 中国 朝鮮 南米 アメリカ日本産の家具材の中で最も軟らかくて軽い。狂いや割れも少なく加工性が非常に良い。熱を通しにくく、吸湿、吸水性に優れていることから、衣類保管のに最適で箪笥に使われる。あく抜きに手間がかかるが、徹底しないと汚く変色したり黒いしみが出る。下駄、木炭、楽器(琴)などに使われている。
昔は防虫剤のショウノウをとってた木で防虫効果がある。材質は軽く軟らかいので加工しやすい。耐朽、保存性が高く光沢が出る。古くから箪笥などの収納家具、仏像などに使われている。木肌に癖のある表情をのぞかせ、アンテークな味が出る。
以前は電車の枕木につかわれており、材質は重く、堅く、粘りがある。肌目は粗く、切削、加工、乾燥は難しいが耐朽、保存性が良く水湿の耐久性もある。又栗は磨きをかけると楢(なら)に良く似た柔らかい雰囲気が出る。
特に心材部は水湿への耐久性が高い。又、曲げ木にも適し、年輪もくっきり見え、日本の広葉樹中最良材のひとつ。
しん材と辺材の境界線が線を引いた様にはっきりしているが、年輪ははっきりしない。均質で緻密な材で、肌に光沢がある。水に強く、反りなどの狂いがなく、粘りや強度があり、磨くだけで艶が出る。やや重硬、加工性、着色性が良い。非常に似ているのが樺(かば)。
常緑針葉高木。水に強く風呂桶などの水周り品や建築、楽器パルプなどに使われる。
緻密な肌目を持つ軽軟な材。特に曲がりなどの加工に適している。乾燥が容易で狂いは低い。大部分は北海道産。
切削加工が容易で肌目は粗く美しい杢理を持つ。タモに似ている。
材質はやや重硬で強くて粘りがある。根に近い部分に美しい杢がでる。非常に種類が多く、一般に使われる国産材はヤチダモ。まっすぐな材が多く成長も早い。良く似ているのがシオジとセン。家具のみならず、運道具や楽器などにも使われる。
材質は弱く軟らかいので加工しやすい。年輪ははっきりしないが、やさしい雰囲気が特徴。緻密な肌目のなかに杢が見られるものもある。板目に細かい波状紋があり絹糸の光沢を持つ。洋家具類に用いられる。
年輪はくっきり見え、重硬で加工は困難だが広く家具やフローリング使われている。この材は、オークとして世界的に有名。
和名は「火の木」から来たもので、古代はこの木をこすって火をおこしたとされる。針葉樹の中で最も良質な高級材として珍重されている。又、伐採後2000年位まで強度が上昇する。肌目は緻密で美しい艶があり、材質はやや軽軟で加工性が良いが強度は強く、耐朽性も高い。狂いも少なく独特の芳香がする。優れた材質のため用途も幅広い。水に強いので風呂おけ材として有名。
年輪ははっきりしないが、硬くて粘りがあり弾力性にとみ、曲木家具に適している。乾燥が不十分だとねじれて狂いやすい。
主流は北海動産の落葉広葉樹。緻密な肌目に光沢がありやや重硬で強い。虫食いが少なく、保存性、加工性、着色性が良く狂いも少ない欠点のない美しい材。
樹高25mの、松と同様主に庭木として使われている。
水に強く虫もつかず価格も安い。広葉樹の平均値より安いとされているぶなと比べても3〜4割りやすい。国産ではアカマツ、クロマツ、ヒメコマツ、カラマツ、国外ではベイマツやイエローパインなど種類も多い。節が多いがそれも松の味。ただやにが出るのをアルコールで拭くなどのまめな手入れが必要。ヤニは古くは燃やして灯火に使われ、ヤニの多い松は粘りがあり、圧縮力に対し強度が大きいと言われている。
アカマツはやや重く、堅く強度も強い。板目にはっきりした美しい木目が出ることがある。油分が多いのでこまめな手入れが必要だが手入れを良くすると飴色になる。
ヒメコマツはやにが少なク、均等に入ってるので扱いやすく狂いも少ない。
ベイマツはスギとマツの中間の性質をもつ。耐久、保存性も高く切削、加工が容易で仕上がりも良い。
イエローパインはよくリーズナブルな値段で家具製品として輸入されている。
名前はみずめ桜だがれっきとしたカバの木。桜と出回っている家具のほとんどが実はかばの木が使われている。一般的にかばは桜より安く広葉樹の平均といわれるナラより3割安いがみずめは高い。しん材と辺材の境界線が線を引いた様にはっきりしているが、年輪ははっきりせず、水に強く、反りなどの狂いがなく、粘りや強度があり、磨くだけで艶が出るのは桜と同じだが桜のほうがやや見た木目がはっきりしている。
心材は淡褐色、辺材は赤みを帯びた白色。心材は硬すぎて使われない。やや重硬で加工しやすく、割れにくく粘りがあるので、脚物家具、曲木家具に向く。年輪ははっきりしないが磨くと美しい光沢がで、時間を経ると飴色に変化する。
落葉広葉樹。果実は染料として使用され、やや硬い。
30種類の木の総称で以前は安値な資材として建築、家具などによく使われていたが、最近では安値とも言えなくなってきた。木目がはっきりしないのが特徴で加工しやすい。
塗装
材料の素地に生漆(きうるし)を吹込ませ、余分を拭き取るという工程を何度も繰り返して仕上げる、素地の美しさを生かした仕上げ方法。使い込むほど年輪が浮き出て美しくなる。塗上がったばかりの漆の品はまだ半分仕上げの状態、使い手がていねいに使い込んで初めて漆本来の美しい艶に仕上がる楽しみがあるという。
材料にポリウレタン樹脂を塗り塗膜を作る塗装。厚い塗膜を作るので比較的硬く丈夫で伸びもあり、光沢がある。仕上がりにも艶(つや)消しと艶(つや)ありの種類がある。耐水、耐油性に富む。
油性塗料擦り込み浸透させて仕上げる。材の中で塗料が固まるので、はがれ、塗膜割れがなく、対衝撃性、防湿性が良い。時間が経っても木の狂いに影響されず、傷なども簡単に部分修正できる。色やけが生じるので、白木には適さない。
オイルステン 油性着色剤の一種。木材の膨潤が少なく、浸透性がよく耐水性がよい。色調は全体に暗色であるが落ち着いた底光りする着色が得られる。
木彫オイル 油性着色剤の一種の商品名。
天然素材系塗料 塗膜の主成分は天然素材の塗料。製造過程においても、塗装後の劣化時においても、地球環境に負担をかける事が全くないエコロジー対応型塗料
オスモカラー 防虫防腐剤を使わない自然の植物油で作られた塗料。口に触れても安全。
カシュー樹の果実の外殻に含まれるカシューナット液を主原料にした油性塗料。乾燥は遅いが、塗りやすい。塗装外観が漆に似ているため代用に使用される。
渋柿に含まれる渋(タンニン)を自然発酵させて作った塗料。乾くとしっかり被膜をつくるので、かつての日本で補強、防水、防虫などの目的で最も一般的に使われる塗料でした。醤油のようなさらっとした液体で銀杏のような臭みがありますが、乾けば臭みも自然に抜けていきます。
参考資料
| CONFORT | No.8 spring | 建築資料研究所刊 |
| WOODY専科(木と人間の本) | No.32 | 婦人生活社刊 |
| 基本木工手作り教室 | No.1 | パッチワーク通信 |
| チルチンびと | No.2 | 風土社刊 |
| チルチンびと | No.3 | 風土社刊 |
| チルチンびと | No.11 | 風土社刊 |
| 夢の丸太小屋に暮らす | 1999年1月号 | 山と渓谷社 |