●「返済猶予中」など理由に門前払い
2月に相談にみえたSさん(甚目寺)は、今年に入って売上が落ち込み、昨年末に切った仕入手形決済のための融資を申し込み。しかし以前から借りていた保証付き融資が3年以上も返済猶予中だったことや、平成9年に事故報告が銀行から出されていること、税金の滞納などの理由で申込み段階で「取扱いできません」と門前払いの状態でした。
●断られても・・・支部で励ましあって4度交渉
しかし支部で対策会議を持ち、6月以降に新しい仕事が入る契約ができていること、社長夫妻ばかりでなく子ども二人も営業や経理で一緒にがんばっている姿などをアピールして交渉しようと意思統一。交渉→審査→「融資できません」という返事のあと再交渉とがんばり、3/15の3度目交渉には日本共産党県会議員(当時)の岸野さんも参加。この間甚目寺支部は、県保証への交渉4回に述べ8人の役員さんが参加し、2回の審査にも役員が立ち会うなど支部ぐるみで支援体制を組みました。
こうしたとりくみの中、ついに県保証から「がんばっている姿も、未来がある会社だということも、痛いほどわかりました。税金の滞納のうち四税目(法人税・事業税・県・町民税)さえ払ってもらえれば、融資します」という回答をかちとるところまで来ました。
●県保証も「よくがんばられましたね」と励まし
もともと税金の滞納は、5年も前の税理士に任せきりだったころの多額の申告によるもの。Sさんは家族の協力で支払いのめどがつき、4月1日税務署へ。延滞税の交渉をすると、「保証人として社長がついて換価処分の停止という手続がとられているので、最長2年間延滞税率が半分にできます」と延滞税を約3分の2に減額させることもできました。
その場で払った納付書を持って県保証へ行くと、「よくがんばられましたね。商売の方もがんばってください」と即OK。Sさんは「一人ではここまでがんばれませんでした。何度も交渉に一緒に行ってくださった支部の方はじめ民商のみなさんに感謝したい」と喜んでいました。
(民商ニュース 02.4.1号)
