(1)女性審査委員長A(PTNA評議員) 評点 8・3/10
OP117−1:暖かい音の子守唄でした。メロディーを生かすために外側のリズムをできればもう少しやわらかくと思いました。中間部は、できればもう少し暗さが出せると対照がはっきりすると思います。
OP117−2:ブラームスの音の厚み、内声やバスの動きもいつもよく聴いてまとめて下さい。
(2)女性審査員B(PTNA評議員) 評点8・3/10
OP117−1:メロディ線の主張、もっとはっきり出されて曲の平坦さが感じさせない流れが欲しかった。
OP117−2:この曲、だいぶ芯のある流れが伝わって来ますが、どこでこの曲の山を作るかをもっと前面に押し出した方がよいと思いました。
(3)女性審査員C(短大、高校講師、PTNA正会員) 評点8・3/10
OP117−1:素直な丸みのある音での始まりの音楽でした。
哲学的な思いが湧いてきました。最後の音のひびきの終わりまできいて下さい。
OP117−2:こちらものびやかに貴方の思いのままに弾かれているかの様です。またおきかせ下さい。
(4)女性審査員D(PTNA正会員) 評点8・8/10
OP117−1:息の深い音で左、右の音をよく聴いて響きのバランスが良いです。
OP117−2:甘くせつない響きをよく表現していてメロディーがよく語っています。
fの音が豊かな響きで和声的にも不協和音程を上手に処理しています。
(5)男性審査員E(私立大学助教授、PTNA正会員) 評点8・0/10
ふくよかなよい音をお持ちです。
より積極的な表現というか、先へ行く感覚も欲しい。
とても美しくて、聴きほれたのですが、外へ発散する部分も聴きたいです。両面あったら!
(6)女性審査員F(PTNA正会員) 評点8・0/10
OP117−1:ご自分の音をよく味わいながら、音量、音色をコントロールしながら弾けました。やや拍子感に乏しいのが惜しいです。piu
Adagioの部分も抑制の効いた美しさがありました。最後、惜しかったです。
OP117−2:この曲も、独自の世界を伝えることができました。
少々表現が単調になってしまうので、和声変化を味わいながら、大きなフレーズにまとめてゆくようにしましょう。
(7)男性審査員G(国立大学助教授) 評点8・5/10
OP117−1:味わいある音楽作り。
ブラームスの内面に迫る演奏でした。
特に中間部よい。前、後半は少しテンポがゆれるようです。
最後は残念っ。
OP117−2:中間部、右手の和音、譜読み気をつけて。
少し音楽が落ち着かないのが残念。
大阪のとき聴きました。メールありがとうございました。