蕎麦日記
1999年9月3日(金)
調布の「増田屋」で木こりそばというものを食べる。これはきのこそばで、ナメコやしいたけ、筍、大根おろしが入った種物である。おいしかったが、なぜか汁が熱くなかった。
まだ
残暑が厳しいから気を利かせたのかもしれないが、熱いものが熱くないと損したような気になるのは私だけだろうか?
1999年9月7日(火)
もっとも会社に近い調布の「大村庵」で天ぷらそばを食べる。この店はいわゆる町のお蕎麦屋さんなんで、種物か、カツカレー、どんぶり類がお勧めである(逆にいうと、冷たい蕎麦は…)。
だいたい週二回以上お世話になっているのに、なぜかこの日記をつけるようになってからはなぜかお店が込んでることが多くて店に入れず、ずいぶん久しぶりという感じがした。
1999年9月9日(木)
今日は用事で赤坂に出かけたので、「砂場」(まだ入ったことがない)に入ってみようと残暑の中を店を探し回って、やっと見つけたら満員だった。残念。
近くに結構いろいろなお蕎麦屋さんがあるので、手打ちと書かれた「三平」という
店でかき揚げせいろを食べる。この店は大きく、宴会もできるようだ。蕎麦の味は手打ちにしてはたいしたことなかった。
1999年9月12日(日)
久しぶりに深大寺を詣で、神代植物公園裏口の「玉乃屋」で、生粉打ちの細打ちせいろを食べる。
連れは変わり蕎麦の梅きりを頼む。量が多いので、おすそ分けしてもらった。
ここは、寺の門前の店よりずっと本当の蕎麦の味がしておいしい。
1999年9月14日(火)
調布の「増田屋」で大ザルを食べる。なぜか、今日は蕎麦をゆですぎたようでおいしくない。そろそろ新蕎麦との切り替わりの時期なのか、単に作った人の調子か、それとも食べる自分の体調のせいだろうか?
1999年9月15日(水)
深川の「はなぶさ」で出し巻きや天麩羅で飲んだのち、久しぶりにかけ蕎麦を食べる。
まだ予備校生のときに、10円でも節約しようと立ち食いソバ屋で140円のかけを食べてから15年以上のブランクのあとのかけ蕎麦だ。いつももりや種物ばかり食べているが、かけ蕎麦というのも蕎麦本来の味が楽しめることが分かった。
1999年9月17日(金)
調布の「大村庵」で月見を食べる。そういえば、中学生のころ、初めて立ち食いソバ屋で食べたのが月見だった。
月見は当たり外れの少ないいいメニューだと思う。
1999年9月18日(土)
新井薬師前の「松扇」で鴨焼きやお新香で飲んだあと、二色(挽きぐるみと更科)せいろを食べる。
前回、この店にきたときは、結構お客さんが入っていたが、きょうは二人だけ。
二色せいろは特別サービスだったのかも知れない。
1999年9月24日(金)
調布甲州街道沿いの「松月庵」で五萬石そばを食べる。この蕎麦は、「生卵入りとろろ」と「山菜」の二つの付け汁を楽しむようになっている。
この店にくるのは大体時間の都合で他の蕎麦屋に行けないときである。それほどまずいわけではないのだが、
やたらとつなぎが多い蕎麦で、蕎麦自体の量もむやみに多く、あまり私の好みではないからだ。今日も時間の都合でここにきてしまったが、このメニューだけは割とまともなようだ。
1999年9月25日(土)
15〜6年ぶりで、神田「まつや」でビール、焼き鳥、もりを食べる。
前来たときには、この店がそんな有名であるとは知らず、薬味にワサビがないのは店の単純ミスだと思い、抗議してたしなめられた記憶がある。相変わらずワサビはつかないようだ。
蕎麦はまずくはないが、どちらかといえばつまみの焼き鳥の方がおいしい。
ここや、近くの「やぶそば」は、蕎麦の味というよりは雰囲気を楽しむ店と考えた方がよさそうだ。
1999年9月27日(月)
お決まりの調布「長寿庵」で大ザルを食べる。やはりここは割とよい蕎麦を出す。
もうすぐ、新蕎麦の季節だ。また週二回以上のペースでここに来るようになるだろう。
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