口腔粘膜疾患について

口腔(くち)の粘膜には、さまざまな病気が発生します。
その中には、処置が遅れると死にいたる悪性腫瘍や、悪性化する可能性がある前癌病変
と呼ばれるものもあります。
本来口の中は自分で見ることができる場所ですから、早期発見しやすい場所です。
しかし、気づいてもなんとなく放置してしまったり、またどこに受診すればよいのかわからないというお話をよく聞きます。
気になる症状があれば、お気軽に当院にご相談ください。



口腔粘膜疾患の症状

舌、はぐき、ほほ、上あご、くちびるなどの赤い粘膜部分に
下記のような症状が出る場合が多いようです。
 1、他の部分と色がちがう。(白い・赤い・黒い)
 2、口内炎ができて2週間たっても治らない。
 3、小さな口内炎が集団でできた。
 4、できものができている。
 5、ひりひりして食事がとりにくい。
両側の口角(くちのはた)がいつも切れたような状態である。

このような症状のある場合は念のため精密検査を行う必要がある場合が
あります。一度ご相談ください。



当院の治療


1、診察
   視診(目でみる)、触診(さわってみる)
   これによりおおまかな診断が可能な場合が多いです。
2、感染が原因であると疑われる場合
   病変の表面から検体を採取し培養検査を行います。
3、確定診断が必要な場合
   病変より組織を採取し病理組織検査を行います。
   当院では、浸襲の少ない細胞診も行っています。
4、診断後の治療
   当院での経過観察
   投薬
   精密検査や入院治療が必要な場合は、2次医療機関にご紹介いたします。