現在、厚生労働省により正式に認定されている歯科医師の専門医は、
口腔外科専門医、小児歯科専門医、歯周病専門医、歯科麻酔専門医
の4つしかありません。
口腔外科の専門医は、日本口腔外科学会により認定される資格です。
取得にはさまざまな条件をクリアーしなければなりません。
1)大学や病院の歯科口腔外科で6年以上の勤務経験
2)日本口腔外科学会で演者として学術発表を行う
3)口腔外科に関する学術論文を5編以上発表
4)学会が定める研修カリキュラムを修了する
入院を要する口腔外科処置20例の執刀
入院を要しない口腔外科処置100例の執刀
担当医として入院患者の管理を40例
5)専門医試験の合格
口腔外科が対象とする病気は、虫歯や歯周病だけではなく、
口の中の腫瘍(できもの)・外傷(歯の破折、顔の骨の骨折)・顎関節症
重度感染症など高い専門性を必要とするものです。
できれば、口腔外科専門医のいる病院や診療所への受診が望ましいでしょう。
当院院長が理事を務めている、
日本臨床口腔外科医会
のホームページには全国の口腔外科に精通した診療所を紹介しております。