普段のお手入れ |
☆掃除機を使う場合☆ |
カーペットの汚れの80%はホコリによるものです。
毎日、カーペットの毛足に溜まったホコリを掃除機で吸い取ります。
毛足の奥までホコリが入り込んでしまうと取り除くのが困難になってしまいます。
こまめにかける事が大切です。
また、スピーディなかけ方ではなかなか綺麗になりません。
ちょっとした心がけで差がつきますのでコツを押さえて美しく仕上げましょう。 |
☆掃除機のかけ方のコツ☆ |
●毛を起こすように●
ギュ!とばかりに、掃除機の吸い込み口を力いっぱいカーペットに押さえつけてはいませんか?
カーペットを擦るのは逆効果です。
毛を起こしてパイルの根元に空気を通すようにして、奥に潜んだホコリを吸い取ります。
カーペットには毛並みがあります。
まず始めに毛並み方向に、そして次に毛並みの逆方向に、二度がけするのが理想です!
時間に余裕の無い時は毛並みの逆方向にのみかけて下さい。 |
●毛並みの方向を知る●
ところで、カーペットの毛並みはどうやって方向を確かめるか知っていますか?
一般的には手で撫でてみてカーペットの色が薄くなる方が毛並みの方向です。
カーペットの色が濃くなる方向(毛並みの逆)に毛を逆立てるようにするとホコリが取れやすくなります。 |
●掃除機をかけるスピードと注意点●
掃除機は、サッサ―ではゴミはしっかり吸い取れません。
理想的な速度は1分で1平方メートル。
既製サイズのラグ(140センチ×200センチ)なら約3分かかるわけです。
随分遅いと思われる方も多いでしょうが、ゆっくり、ゆっくり、奥の奥までホコリを吸い取る感じで、
気長にかけてください。
また掃除機はゴミを吸収すると同時に排気を出します。
排気によるホコリの飛散にも注意しましょう。 |
☆月に一度のお手入れ☆ |
●洗剤をつけた雑巾の場合●
普段の掃除でホコリは取れますが、カーペットに染み付いた汚れは月に一度の拭き掃除で綺麗にします。
カーペットも繊維製品、要は洗濯する気持ちで洗剤ぶきをしましょう。
掃除機をかけた後、中性洗剤や住まいの洗剤を水で薄めその液につけた雑巾を固く絞って拭きます。
毛並みの逆方向に服のがポイント。
最後に水拭きをして、カーペットに洗剤が残らないようにします。 |
☆洗剤拭きのコツ☆ |
●洗剤の量●
バケツ半分の水に対して、キャップ一杯ほどが目安。
汚れ具合、洗剤の種類によっても異なりますので使用法・使用上の注意を確認してください。 |
●拭く方向● 掃除機と同じ、一方通行で毛並みの逆方向に。 |
●仕上げ●
しっかり水拭きします。洗剤分が残っていると再汚染の原因になります。 |
☆初めにチェックしましょう!!☆
洗剤で拭く場合、初めにカーペットの隅の方で色落ちしないか、縮まないかをチェックします。
なお、漂白剤は絶対に使わないでください。 |
※素材によっては専門家に※
カーペットによっては、取り扱いがデリケートな物があります。
カーペットの隅で色落ちチェックをするのはもちろん、
特に高価なシルクやウールの手織りカーペット等は、専門家に相談してください。 |