土地家屋調査士が業務で使う道具です。

土地家屋調査士は業務の過程で様々な道具(機器)を使います。ここではその一部を紹介します。
※)掲載の写真は機種を特定しているわけではありません。

トータルステーション
トータルステーション
距離と角度を同時に測定できる測量機器です。測定したデータを記憶できる装置もあります。
このデータを使って土地の面積を計算したり、境界標の位置を出したり、図面を描いたりします。 土地家屋調査士にとって必需品ですが、道具としては高額です。
GPS(Global Positioning System)
GPS(Global Positioning System)
米国の人工衛星の電波を受信する事によって、位置や高さを測量するシステムです。
通常、GPS衛星4個〜6個の電波を受信しながら観測しますが、衛星は地球の周りを回っているため、時刻によって受信できる数が違ってきます。道具としてはかなり高額です。
三脚とミラー(プリズム)
三脚とミラー(プリズム)
トータルステーションやGPSは三脚に据え付けて使用します。
トータルステーションで距離や角度を測るときには、ミラー(プリズム)を使います。ミラー(プリズム)は3セットくらいあると便利です。
ポールとピンポール
ポールとピンポール
測量する場合の目標として使います。
その他、便利な棒として様々な使い方があります。
スタッフ(箱尺)と巻き尺
スタッフ(箱尺)と巻き尺
スタッフ(箱尺)は主に高さを、巻き尺は距離を測るとき使用します。
巻き尺にはスチール製やビニール製、布製等があり目的によって使い分けます。スチール製の巻き尺は精度がよいのですが、車にひかれると折れてしまいます。
無線機
無線機
離れた箇所の測量や、交通量の多い町中での測量では無線機が役に立ちます。
測量杭と掛矢(かけや)
測量杭と掛矢(かけや)
測量の際に使う杭と、その杭を地面に打ち込むための掛矢(かけや)です。
測量杭は主に境界等の位置を出すときに使います。
ダブルスコップ
ダブルスコップ
境界杭を埋設するときに使うスコップで、細長い穴を掘ることができます。
柄の部分に埋設する境界杭の長さをマーキングしておくと一々穴の深さを測る手間が省けます。
右側の小さい物は園芸用ですが、既設の杭を探す場合等小さな穴を掘るときに便利です。
スコップ
金梃(かなてこ)とスコップ
現場では穴を掘ったり、障害物を撤去しなければならい場面が良くあります。
これらの道具は必需品です。
現場練りの道具
現場練りの道具
境界杭の根巻きをする場合等、現場でコンクリートやモルタルを練るときの道具です。
材料のセメント、砂、砂利、水も車に積んで運びます。境界杭を埋設する作業は重労働です。
コンベックス、ハンマー、ノミ、鋸、鉈
コンベックス、ハンマー、鏨(タガネ)、鋸(ノコギリ)、鉈(ナタ)
これらの小道具も現場では必需品です。
ペンキとエポキシ系接着剤
ペンキとエポキシ系接着剤
ペンキは杭等のマーキングに、エポキシ系接着剤は境界標等の接着に使います。
一輪車とカラーコーン
一輪車(ネコ車)とカラーコーン
一輪車(ネコ車)があると、重い道具や杭等を現場で運搬する時に重宝します。
道路で作業する場合にはカラーコーンが必要です。
電動工具
電動工具
電動工具は作業の効率を高めてくれる便利な道具です。
発電機
発電機
現場で電動工具を使うためには電気が必要です。

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