9月22日(金)

今日から10月6日までの2週間、定例議会が開かれます。
今回は、67億円の大型補正予算の審議が中心になります。
私が注目しているのは、
新病院整備基本構想策定等経費として緊急に1549万5千円の予算が組まれたことです。
区内に病院ができるというのは、区民誰もが歓迎することですが、
私たちの会派としては、
「病院経営は難しく、特に自治体病院の大多数が赤字に苦しんでいる」という現実を踏まえて、
「新病院はあくまで誘致すべきで、区のかかわりも病院用地の無償提供にとどめるべきだ」と考えています。
しかし、区は、
「土地を無償提供しましょう、
 建物も建ててあげましょう、
 赤字になったら運営費も補助しましょう、
 医療機器の購入補助もしましょう。」
とかなりの区の負担をも辞さない覚悟でいるようです。
最近の岩波区長は口を開けば「病院、病院」。
区長が病院の経営責任をまっとうできるならいいのですが…。
議会としてチェック機能を十分に果たさなくてはいけないと感じています。


 9月25日(月)

日曜日、起きてたまたまテレビをつけたら、シド二―オリンピックの女子マラソンがスタート直前。
思わず、見入ってしまいました。
高橋尚子さんは、「時代に名を残したい」と挑んで、見事金メダル。
「最低でも金、最高でも金」と言って田村亮子さんが念願の金メダルを獲得した場面も見ましたが、
二人の精神的な逞しさに感心させられました。
会派控室に行くと、いつになく、会派の皆の表情が硬い…のです。
じつはこの日、民主党の都連の総会があり、
会長人事について「現状維持派」と「選挙断行派」がはげしく対立しそうだとのこと。
選挙となれば、現会長の岩国哲人さんか、新たに立候補した海江田万里さんかの
どちらかが選ばれることになります。
岩国哲人会長が勝てば、現幹事長の吉田公一さんが続投指名され、
海江田万里さんが勝てば、末松義規さんが新たに幹事長に指名されるため、
吉田さんの地元である練馬の民主党としては、
選挙で負けるようなことがあってはたいへんと気をもんでいたのでした。
この日は中山まさみ議員が会派を代表して質問にたちました。
新病院問題に対する区の財政負担について、
区長は「誘致を主体とし、土地の無償提供にとどめたい」と答えました。


 9月26日(火)

昨日の選挙の結果は一部新聞にも報じられていましたが、
一票差で海江田さんが新会長に選ばれました。
会場は終始、野次と罵声で騒然としていたといいますし、
なぜ、同じ党でここまで対立するのか、
外から見ていると「?」という気持ちにさせられます。
今日も一般質問が行われました。
明日、会派を代表して質問に立つ小川けい子議員は、
「商店街で職員研修をさせてはどうか」という提案をすることにしていたのですが、
今日、他の議員に対して、担当者が
「来年から商店街で職員研修をさせる」と答弁していました。
質問の重複はよくあることですが、
この議員さん自身が「そこまで聞いてないのに」というほど、ふみこんだ答弁となっていました。
会派でも何人かの議員が、
「なぜ、あそこまでふみこんだ答えをしなければならないんだ」と感じた人がいたので、
幹事長から担当者の真意を問いただしました。
議員は自分の質問に思い入れがあります。
小川さんは幹事長とともに助役にも抗議し、
こうなった以上、質問をさらに踏み込んだものにするしかないと考え、
結果、質問を書き直すことになりました。


 9月27日(水)

小川さんは今日、一般質問を行う3人の議員のうち、トップバッター。
質問を書き直したことで、よりよい答えを得ることができ、
聞いている人をあきさせないよい質問になりました。
今日は女性が二人質問に立ちました。
男性議員が誰も行わない再質問を二人とも堂々と行いました。やっぱり女性の時代?


 9月28日(木)

午前10時から保健福祉委員会。
今回、この委員会で審議すべき議案は何本かありますが、
すべて国の法律の名前が変わったことによる条例改正です。
補正予算には新病院の調査費など保健福祉部の予算が組まれています。
しかし、補正予算は企画総務委員会で審議するため、
保健福祉部を担当している私たちの委員会では補正予算については議論しません。
さらに企画総務委員会には保健福祉部の部課長は出席していないため、
練馬区では実質的に補正予算に対する議論はできない仕組みになっているのです。
これは議員の責任放棄だと私は考えています。
土屋議長に「どうにかして、ちきんとした審議ができる体制にしてください!」
とお願いしています。
午後は全員協議会。今回の議案を議員全員で勉強します。
この会は非公式なもので、非公開で議事録もありません。


 9月29日(金)

午前中は昨日終わらなかった全員協議会の続き。
午後は保健福祉委員会です。
終了後、副委員長をつとめている交通・再開発特別委員会の打ち合わせ。
駆け足で秋がやってきました。
暑かった夏が嘘のようです。
どっと夏の疲れがでる気がします。


10月 2日(月)

この日は朝から交通・再開発特別委員会が行われました。
大江戸線が12月の12日に全線開通するので、これまでの経過の説明と
石神井公園駅前再開発事業の進捗状況について説明を受けました。
大江戸線が開通すると、光が丘から六本木まで一本!
学園町への延伸は現在、
都と区で、導入空間づくりの役割を押し付けあっているようで、まだ時間がかかます。
学園町から光が丘までのアクセス手段を増やさないといけないと考えています。
最近、光が丘までのバスルートを確保してという声を住民の方からいただきますが、
なによりバスが走る道路そのものがないのです。
町の課題です。


10月 3日(火)

事務整理日です。本来、この日はなにもないのですが、
今定例議会は、この日も議会運営委員会を開催しました。
午前10時に始まり、休憩をはさみながら、深夜11時まで行われました。
主な議題は3つあります。
@「新年に行われる賀詞交換会で国歌斉唱を式次第に入れるべきかどうか?」
この議論は昨年もしました。その時、「賀詞交換会は区と議会の共催なので、議会の中に国歌斉唱を式次第にいれたくないという会派がある限り、無理に入れるべきではない」と集約したのは、当時の関口和雄議長。ところが、今年はその関口和雄議員が「斉唱すべきだ」と主張し、譲りません。狐につままれたような話です。
A「空席となっている議会選出の監査委員に誰を選ぶのか?」
監査委員は4名おり、2名は議会からの推薦で区長が選任することになっています。これまでは、ドンド方式で監査委員も会派に割り当てられていましたが、今年は「議会の話し合いで決める」ということになったため、それぞれがそれぞれの主張をし、まとまりません。
B「東京新聞に掲載された議会改革の記事についての議長の対応」
土屋議長が東京新聞の電話取材に答え、その結果掲載された議会改革に関する記事に間違いがあったことから、自民・公明が「区民を混乱させた」と議長の謝罪を要求しています。間違いとは、すでに行っていた議会改革をこれから行われるように報じられたことです。区民からどんな苦情があるのか、どう混乱するのかわかりませんし、マスコミの報道は基本的にどんなに最新の注意を払っても、誤報されることはあると思います。
この議論で実に10数時間が費やされました。区民はどう感じるのでしょうか?
議会運営委員会のメンバーは3人ですが、それ以外の7人も私をはじめ、委員会を傍聴しています。
正直、疲れました…。家に辿りついて、倒れるように寝てしまいました。


10月 4日(水)

午前中は保健福祉委員会。
区の保健福祉計画や健康づくり計画の素案の報告があり、議論しました。
計画の中で、課題として「勤労退職者の地域とのきっかけづくりや場の提供が必要」としているのに、
具体的な政策を見ると、新機軸が打ち出せていません。
いわゆるリタイアしたサラリーマンが必要とする区政や地域とのきっかけとは何なのか
かれら自身に聞いてみたらと提案しました。
10月の17日から九州に視察に行きますが、
久留米市では、商店街に中高年が集う場所をつくっているそうです。
委員長にお願いして視察させてもらうことにしました。
区政に反映できればと思います。
お昼に区長に対して会派として予算要望。
区長は、新病院について熱弁。
朝霞キャンプ跡地の多目的運動公園の整備や大江戸線の延伸にもお金がかかるのに
「それは凍結」「そんなお金はない」と言い出しましたが、新病院には
「練馬区の総予算額、2000億円のうち1%の20億円を毎年病院予算に使ってもいいはず」とのこと。
これからの区の財政はさらに厳しくなることが予想されます。
行政はあれもこれもするというわけにはいきません。
すべてをあきらめて、新病院に区税をつぎ込むのか、議論が必要です。


10月 5日(木)

この日は、特別委員会が行われましたが、
私の所属する交通・再開発特別委員会は開かれませんでした。
会派で11月に行く世田谷区の小中学校トイレ改修視察の手配などをしました。
明日の幹事長会や議会運営委員会で以前書いた3つの問題に結論を出さねばなりません。
おそらく、再び深夜になると思います。


10月 6日(金)

定例議会の最終日です。
誰もが今日は深夜になるだろうと覚悟してきたのですが、
なんと、いま午前3時10分。
私は、午前10時から実に17時間、控室にいます。
議会は深夜0時に会期を一日延長し、休憩に入りました。
いまだ、いつ終了するとも見込みがたっていません。
朝までには家に帰ることができるのでしょうか。
久しぶりの徹夜になりそうです。
イスで仮眠をとるもの、買い換えたばかりの携帯電話で着メロを聴く人、
歯をみがく人、髭をそる人、さまざまです。

会期が延長されたのは、私が議員になって5年間ではじめての経験です。
これまでも会期を延長されるかという局面はなんどかありましたが、
「会期延長は議長の面子に傷がつく」と避けられてきました。
議会で議論がまとまらなければ、当然、会期を延長することもありえます。
新病院構想で議論を尽くすということでの徹夜ならば、胸をはることもできるのですが、
今回の場合、議論がまとまらないのは
賀詞交換会での国歌斉唱問題や議会選出の監査委員の選考問題。
区長から提案され、この2週間審議してきた議案が問題なのではありません。
それなのに、区長、助役、教育長以下部長たち、議会事務局職員も居残りです。
そういう意味では、こうした議会のあり方が
区民の理解を得られるのか、疑問を感じます。
結局、空席になっている監査委員を自民と公明から選び、
賀詞交換会は昨年通り、国歌斉唱なしとなりそうです。


10月 7日(土)

深夜になるどころか、朝を迎え、お昼も過ぎて、夕方になって、ようやく議会が終了しました。
徹夜をするのもひさしぶりですが、朝になっても眠らず、
起きたままというのは人生ではじめてのことです。
私は議会では若いほうから数えて四番目ですから、もっとこたえる方はたくさんいるはず…。
大変な経験をしました。

今回の議会の空転を一言で言えば「議会の慣例を破れば、必ず混乱がおきる」ということだと思います。
この混乱を避けるために議会という場では慣例や慣習が一般社会以上に重んじられてきたのだと思います。





     ★議会後記★


自民党からではなく、民主党から議長が選ばれ、
公明からではなく共産党から副議長が選ばれました。
まさに何十年続いてきた議会の慣習をやぶったのですから、ハレーションは当たり前です。
混乱の中からこそ、改革の機運が高まるのです。
事なかれ主義ではダメです。
結局、区長は空席だった監査委員に自民の山下議員、公明の西川議員を選び、議会もこれに同意。
また、賀詞交換会の国歌斉唱は区長が提案を取り消すことで決着。
自民党の議員が区長に涙ながらに抗議していたのが印象的でした。

11月に入れば再び議会が始まります。
議会が議会のことでもめればもめるほど、楽になるのは区側。
議会のチェック機能がおろそかになるからです。次は決算議会ですから、
議会VS区長という本来の構図での白熱した議論を区民はのぞんでいるはず。
私はひさしぶりに本会議場で区長への質問をします。
外をそぞろ歩きするのが気持ちいい季節になりましたが、議会の準備にとりかからなければ!
なお、つぎの議会は11月17日から12月15日まで行われます。
11月22日には一般質問を行います。
傍聴自由ですから、お気軽にいらして下さい。