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障害のある人たちの芸術活動をより豊かにするための各種調査研究事業を行っています。
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■障害のある人たちが参加できる表現活動の場に関する調査事業 (社会福祉・医療事業団の助成事業)
協会では社会福祉・医療事業団の助成を受けて、「障害のある人が参加できる表現活動の場に関する調査」を2002年度に実施。この調査から全国各地で多様な取り組みが起こりつつあることがわかりました。集めた全国のアートスペースの情報をデータブックとしてまとめ、WEB上でも検索ができるようになりました。また、調査から明らかになったユニークな取り組みを紹介し共有することで、そこからさらに新しい取り組みが生まれることを願ってフォーラム「アートと共に生きるコミュニティ」を開催しました。障害のある人たちの表現の場がひろがることは、障害のある人にとって、生き方の選択肢がひろがり、自分の人生を自らデザインすることにつながります。そして、コミュニティにとっても新しい刺激が生まれ、多様性を認め合う豊かな社会づくりにもつながります。障害のある人たちとアート、アーティストの新しい役割、さらにはアートとコミュニティの新しい関係などについて考えていきたいと思います。
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「障害のある人たちが参加できる アートスペース全国データブック」
WEB版
障害のある人たちが参加できる アートスペース全国データベース
■精神障害のある人たちの芸術活動に関する調査研究事業 (社会福祉・医療事業団の助成事業)
協会では社会福祉・医療事業団の助成を受けて、調査研究委員会を設置して精神障害のある人たちの芸術活動に関する調査研究事業を2000年度に実施。先駆的な事例を本としてまとめ、フォーラム「心に病いのある人と表現活動」を開催しました。心に病いのある人が表現活動に取り組むことの意味、病いを抱えながらもよりよく生きること、さらには、人間にとって表現とは何か、癒されるとは何かをテーマに、治療効果だけを見るのではなく、多角的な視点でとらえ直したいと思います。
■障害のある人たちの芸術作品に関する著作権等の整備・保護のための調査研究及びガイドライン策定事業 (社会福祉・医療事業団の助成事業)
障害のある人たちのアートに関心が高まりつつある中、販売や著作権使用料など金銭の伴う取引が発生しはじめています。しかし、施設で生まれた作品(特に授産活動で生まれた作品)や、病院のデイケアで生まれた作品が誰のものなのかといった基本的な問題も不明確で、今後大きな混乱が予想されます。そこで協会では1999年度に上記の調査、研究、ガイドラインの策定を行いました。委員として2名の弁護士の協力が得て、全国160ヶ所の施設や作業所などへのアンケート調査を実施。著作権についての勉強会や研究を重ね、ブックレットを発行し、フォーラムも開催しました。ブックレットをご希望の方は、事務局までお問い合せ下さい。
■都市空間における障害者のアトリエ&ギャラリーづくりに関する調査と提言
トヨタ財団1997年度市民活動助成を受けて、障害者の「アトリエ&ギャラリー」づくりに関する調査を実施。「都市空間における障害者の『アトリエ&ギャラリー』づくりに関する調査と提言」をテーマに調査研究グループを発足。この調査では『アトリエ&ギャラリー』を地域のアートセンターとして位置づけ、すべての人に開かれた空間として考えています。障害をもつ人が毎日通う、施設・作業所から通う、サラリーマンや学生が仕事や学校が終わったあとや休日に通う、高齢者が通う、そしてそこでモノを創造することでコミュニケーションが始まる、そこでアートにふれて刺激をうける、そんな空間を実現するための可能性を探り、個性を輝かせる創造力あふれる芸術文化活動の拠点に変えるためのシステムづくりの提案をおこなった。
実施の内容
■「美術館など文化施設のバリアフリー化に関する調査研究」(社会福祉・医療事業団の助成事業)
97年度、社会福祉・医療事業団の助成を受け、財団法人たんぽぽの家、株式会社三和総合研究所と共同で、「美術館など文化施設のバリアフリー化に関する調査研究」を実施しました。この調査では、美術館をはじめとする文化施設の、真の意味でのバリアフリー化を目指し、特に「ソフト面」のバリアフリーについてさまざまな考察を行いました。その一環として、全国9館の美術館へ調査グループが出向き、ソフト・ハード両面のバリアについて踏査調査を行うと同時に、美術館スタッフを含めた意見交換を行いました。この調査グループは、障害のある人(視覚、聴覚、身体、知的な障害のある人)や建築家、学芸員、美術家、会社員や主婦などさまざまな立場の67名の市民が参加し、美術館の方針や施設の問題点を単に批判するのではなく、いかにアクセシブル(親しみやすい、身近な)な存在にできるかを検討、提案することを目的に組織されたものです。今回の調査で、さまざまな示唆を含んだ指摘が得られました。
私たちがめざすアクセシブル・ミュージアムとは、どのような美術館なのか、そのためには障害のある人、ボランティア、美術館は何をすべきか。またどのような関係をつくってゆけばよいのでしょうか。私たちは「アクセシブル・ミュージアム」のイメージを、
調査とフォーラムを通して、真のバリアフリーのためには、単に美術館や役所に期待するだけではなく複合的な問題の解決が必要であることを実感しました。市民サイドでバリアを壊していくネットワークをつくりさまざまな問題の解決や提案をしていく必要性を感じました。調査を発展的に継続して行くことにより、すべてに開かれた(アクセシブルな)美術館や文化施設、街づくりをめざします。
企画・組織作り、情報提供など、皆さんにもぜひご協力をいただきたいと思っています。
この調査研究をうけて、美術や美術館をもっと身近に、もっと楽しむための自主的なグループ『ミュージアム・アクセス・グループ「MAR」』を、昨年立ち上げました。美術館や展覧会の情報の収集や発信、アクセス調査、ネットワーク作りなどをめざし、月に1回の視覚障害者との鑑賞ツアーも行いながら、新しい鑑賞の仕方や楽しみ方の発見や提案などを主な活動としています。