EL84X4、クラスA級、この響きで僕はクラシックUKト−ンを思い起こすほど僕はAC30JMIアンプが好きだ。アンサンブルのなかでもすぐにわかる独特なト−ンと心地良好くシルクのようなきめ細かなディスト−ションが印象的だ。EL84はムラ−ドあるいはダイヤモンド・マ−クのオリジナル・テレフォンケンも当然のごとく素晴らしい。しかし、これらのチュ−ブは入手困難で、非常に高価であることからお勧めするのはサブテックEL84スタンダ−ド、安価でありト−ンも問題ない。グル−ブチュ−ブから選ぶのなら#5または#6がAC30JMIにはマッチする。プリアンプ・チュ−ブはやはりヨ−ロッパ系がマッチするが各自の好みが優先する。僕は、基本的にはムラ−ド、テレフォンケンを使用するが、最近では1950年代のフランス製マツダかブライマ−ECC83又はRCA7025を使用している。マツダは少々線が細いが、スゥイ−トで良い。RCAは力強く明るいト−ンとなる。いずれにしても、自分のお気に入りのト−ンを見付け出すことは楽では無く費用もかなりかかる。しかし、仕事としては当たり前であり、趣味としたら非常に楽しいことである。このアンプのト−ンに寄与している大きな要因としてブル−・スピ−カ−が上げられる。このスピ−カ−はセレッションで作られ、アルニコ・マグネットを持つ。コ−ンはT530だ。このスピ−カ−は最高のト−ンを持ち、どのようなアンプに取り付けても格段に音質を向上させることができる。強い「押し出し」と豊かな倍音、レゾナンスの素晴らしさといいこれ以外のスピ−カ−はあまり使用しない。だだ15W入力というところが問題ではあるが、少々の過入力にも耐えることができる。このスピ−カ−に似ているト−ンを持つ物にはリィッシューのブル−・スピ−カ−もある。またフェ−ンのアルニコ・スピ−カ−は100W入力とされているため大きな出力のアンプを鳴らすときにはフェ−ン・アルニコを使う。フェ−ンはよりロ−が強く出され少しだけダ−クなト−ンとなるがよい音と言える。
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