MY BEST AMPS/DELUXE REVERB(BLACK FACE)
 ブラック・フェイスのデラックス・リバ−ブである。通常ブラック・フェイスのアンプは良い音とされているが、僕はためらわずにモディファイする。オリジナルのト−ンは腰が無く情けないト−ンと感じる。詳しくは以前プレイヤ−に掲載したのでそちらを参照すればよいのだが、誰でも簡単にできるモディファイを書いておこう。まずスピ−カ−はアルニコ・ブル−に変えておく。1チャンネルのプリ・チュ−ブを抜いてしまう。これで2チャンネルのゲインは増えグッと迫力は出る。いずれにせよ1チャンネルは使用しないのだから問題はないはずだ。次にこの抜いた12AX7をフェイズ・インバ−タ−の12AT7と交換する。これによりディスト−ションが増え、より良い音となる。より以上のト−ンを求めるのならサ−キットのモディファイが必要だ。これによりD、E、Gのキ−の時により強く共鳴し、腰のある太い音となる。ト−ン・コントロ−ルはト−ンの引っ掛かりを探すのに使いはするが、いずれにしろ音質の根本を左右するものではない。クリ−ン・ト−ンを求めるのなら、初段にRCAまたはGEの5751を使用するとよい。このチュ−ブは大きなヘッドル−ムを持ち12AX7よりクリ−ンなト−ンを送り出す。リバ−ブのノイズや効き方をおとなしくしたいのなら、3本目の12AT7を12AU7に換えるとよい。12AU7はスト−ミ−・マンディ・チュ−ブと呼ばれている。これだけでそのト−ンは理解できるだろう。僕はこの様にしたデラックス・リバ−ブを積極的にレコ−ディングに使用している。その反応は従来のフェンダ−
・サウンドを大きく引き離しパ−フェクトなフェンダ−・サウンドと言われている。しかし、それもオリジナルが素晴らしい物を持っているからであり、もちろんそのオリジナル・ト−ンが好きな人もいる。