418P CAP
 HUMAN GEARが音質の良いCDEブラック・キャットを販売してからやっと音質におけるコンデンサ−の重要性に市場が反応しだした。しかしながら今だに大量生産のギタ−をはじめ多くのカスタム・ギタ−といわれているもの、また、ブランド力をもつUSAメイドの物、ハンドメイドといわれる輸入カスタムギタ−の多くがチ−プな1つ10円もしないコンデンサ−でト−ンを作っている。すでに販売してきたCDEのコンデンサ−は60年代に製造されたものであり今日では入手がかなり難しくなってきた。  HUMAN GEARがUSAに特注したこの418PはUSA国内のスプラグ工場で特別なスペックで生産されるオ−ルドタイプのオレンジドロップだ。通常、市場にで回っているオレンジドロップは工業番号や715Pまた716Pと書かれており悪くはないが素晴らしいト−ンは持ち合わせてはいない。それでも通常のギタ−になんの疑問も持たず、ただ数値だけをあわせて使用されているグリ−ンの小さな長方形をしたものよりも数段良い。この 通常のオレンジドロップは上部にシワを持つ。HUMAN GEARの418Pは、このシワが無くHUMAN GEARとプリントされている。サウンドは豊かな倍音を持ち、力強いロ−エンド が押し出される。ただリプレイスしただけであなたのギタ−はよりクオリティが上り 、より良いト−ンを持つようになる。ト−・コントロ−ルを絞っても、こもった音ではなく存在の確かな音となる。  ハム・バッキングおよびP-90には0.022MFD、シングルPUには0.1MFDおよび0.047MFDを基本とするが、すべては自分のセンスと耳でどの数値にするかを決めるべきだ。数値が小さくなればト−ンの幅は小さくなるがハッキリとしたエッジの立つ音となる。また数値を上げればト−ンの幅が広がる。いずれにしても現在の物より太サウンドとなりピックアップの持つト−ンをさまたげたりはしない。