LINDY PICKUPS |
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LINDY FRALIN PICK UP 並行輸入品について 現在市場には、僕から出荷される物と全くの権利を持たない、並行輸入業者から仕入れしている物が、楽器店に並んでいることがあります。長い間この問題について明言してはきませんでしたが、あまりにも礼儀を無視した業者と小売店が目立ちだしました。またこのような並行輸入品を使用しているギターメーカーも、残念ながらあなたの近くに存在しています。このギターメーカーはほかのパーツも平行輸入品を使用しています。並行輸入は法律違反ではありません。ただグレーなのです。しかしフェアーなトレードではありません。HUMAN GEARの製品を大切に扱っていただいているギターブランド、 小売店を保護し、正規品をご使用いただいている方のプライドを守るためにも、意見だけは発信しようと思いました。 僕が販売する物は正規な物であり、LINDY自身がハンドメイドで作っている物です。並行輸入品は音が違うと思った方もいるかと思います。また僕から出荷される物には、HUMAN GEARの保証書、それにスタンプがされております。並行輸入品はこのような物がなく、ストラトタイプですとピックアップカバーは後から調達した物を追加しており、カバーがピックアップに取り付けてない物もあります。輸送により振動を考えるとこのようなことはできないはずです。また外観は関係者だけがわかるようになっていて、平行輸入品だと明記していない販売方法をとっています。パッケージは乱雑にあけられていたりします(後から国産のカバーを入れるためだと思います)。どちらを買うかはご自由です。また販売も自由です。しかしながら、できるだけ信頼できる物をより買いやすくするために、2008年4月10日よりHUMAN GEARで決定した定価をすべて無くし、オープンの価格としています。並行輸入品は通常正規の物と比べ、安い価格で取引される理由を持っています。もちろんどちらを購入するかはあなたの自由です。ただ、そのような物を扱う業者と小売店は僕のフレンドシップの外側にあることはご理解ください。またお近くに正規の物を扱っている小売店がない場合は直接メールをください。正規に作られ、Lindy自身の意思が入ったものをあなたが手にできるよう最大のご協力をいたします。また、LINDY以外の物でも並行輸入品は存在しています。必ずHUMAN GEARのシールなど、僕が保証できるような物をご確認ください。このことはあなたの将来のリスクを軽減することにつながります。 直輸入と明記し販売されている輸入品は、LINDY PICKUP社からの輸入ではなく、第三者のUSAから直輸入という意味であり、正規の品物でないことを意味致します。ご注意ください。また、的確な修理がなされない恐れがあります。 注意 取扱業者に、 LINDY FRALINの商標権は当方が所有しております。取り扱いについてはこの権利を侵害しないよう御注意ください。 本名:LINDY G FRALIN 誕生:1956年1月、ARLINGTON VA USA 職業:ミュ−ジシャン、たまにピックアップ・ビルダ− 12才の頃からJIMI HENDRIX、ERIC CLAPTON、JOHNNY WINTERを聞き始め、その頃から将来はギタ−・プレイヤ−になろうと思ったそうで、初めて買ったHAGSTRAMのギタ−は今でも大切に持っています。現在持っているギタ−は30本くらいで、どのギタ−も多少改造してあるようです。プレイはギタ−の他ベ−ス、バンジョ−、バイオリン、ピアノ、など。現在はBOP CATS(カ−ル・パ−キンスのファン・クラブの名前)とアコ−スティクのバンド(THE ACOUSTIC CATS)のふたつのバンドで週3〜4回のギグを行なっており、東海岸のツア−もたまにやっています。バンドの音楽は、ロックンロ−ル、レゲエ、ブル−ス。またアコ−ステックのバンドではクラシックなどもやっています。17才頃になる、聴く音楽もさらにそのル−ツであるマディ・ウォ−タ−ズ、BBキング、ハウリング・ウルフ、ロバ−ト・ジョンソン、アルバ−ト・キングなどとなり、このような音楽が彼のル−ツとなっているようです。 ピックアップ製作への過程 11年くらい前にダニ−・ガットンやロビ−・キャノンなどのピックアップ・リワウンドの経験について書かれたものを読んで彼等の太いサウンドが気に入り、自分もやってみようということで、ミシンのモ−タ−やスピ−ド調整用のトランスを買い込んで始めたのが最初です。しかしその後5年間くらいは自分ではまともなものはできなかった思っている。ピックアップ(もちろん素晴らしい音のする)を作ると言う事は非常に大変なことです。特に個人で始める場合、ワイヤ−をひとつ買うのでも少量ではワイヤ−の会社はまったく相手にしてくれず苦労が多かったと言います。その後人々の知るところとなり、リワンドの仕事や制作の依頼が入るようになり、特にビンテ−ジの世界ではスペシャリストとなっています。 LINDYのピックアップについて 現在作られているものは自分で考える最高のPRE CBSサウンドが得られるピックアップです。このサウンドの秘密は、リワウンドの仕事を始めて何百ものPRE CBSのピックアップと接してどのような巻き方でどの様な状態になる時、どの様なサウンドが生まれるかということを体得したという経験がにあります。基本的に一つのギタ−に2つまた3つの同じピックアップを入れることは間違っています。一番ベストなネック・ピックアップは5.9/42AWG、ブリッジは6.6 -6.9/42AWGです。もちろんこのほかにも要素はたくさんあります。このベストなブリッジ・ピックアップをネック側に入れてみたらどうでしょうか。当然サウンドは鈍くおもしろくないものに変わってしまいます。逆にネック・ピックアップをブリッジ側に入れてみると耳が痛くなるくらいのトレブルが出てしまいます。このことからポジションに合ったピックアップを作るということになるわけです。このとき6つの要素によってサウンドが決められます。申し訳ありませんがこの6つの要素は「秘密」です。 またミドルのピックアップをリヴァースにするのはノイズのこともありますがOUTOF PHASEではなくIN PHASEを作ることです。通常ハム・バッキングがこれにあたります。このことによって理想的なIN PHASE SOUNDが得られるというわけです。単にシ−ルドの交差によっては得ることができません。最後にどの様なピックアップも実際に大きな音でチェックしてみなければわからないと言う事です。私の場合、他のビルダ −と違い毎日のギグで常に新しいピックアップを試しています。また良いと思ったものは日本に送り再びシビア−なレコ−ディングでチェックします。この事が他のピックアップとの歴然とした違いとなっています。 日本においてのサウンドチェック 気が向いたときのようにLINDYから新しいアイデアが入ったピックアップが送られてきます。当社ではこのピックアップを59年と72年のストラトに取り付けます。そしてもう一つの業務のために用意された膨大なビンテ−ジ&モダ−ンTUBE AMP(60台、別紙)によってレコ−ディング・スタジオにて試してみます。この事ははっきりとピックアップの差を知ることができます。その後最適のポット、コンデンサ−を選び出します。この事は単に流通として販売している代理店とは一線を引くものです。良いサウンドを知るためにはこの多くのAMPでのチェックは必要不可欠なのです。 |