伝説のワイヤーである。WEよりもさらにコアなファンを持つノーザンエレクトリック社の1976年製NOSワイヤーに
さらに音質を向上させるためクライオ処理を施した。Western Electric Braided wireを6年前に発売してから少しずつ
配線材に興味がもたれ僕と同じような感動を持つ事ができた人も多い事だろう。
しかしながらマ-ケットに存在するWEのワイヤーは存在が限られており安定した価格でいつまでも
供給する事ができないという問題があった。できるだけ多くのストックを持っていたのだが
僕のストックは残り少なくなり、同時に限りあるマーケットでは価格が大きく上昇した。
そのような状況のなかでノーザン・エレクトリックというWEのカナダ支社で作られた
1976年製のケーブルを入手する事ができ、色々なテストをして非常に良い音色である事を確認し、
さらにクライオ処理を施し発売する事にした。いちばん気になる音色はどうであろうか?
さすがWEの支社が作った物である。ロングサスティン、ベルトーンはお馴染みの素晴らしさである。
従来のクロスワイヤーとくらべるとその違いは顕著でありPickups自体の音色がそのまま出てくるのである。
あえてWEとの違いを見い出すとすれば少しばかり太くてディープでメローな音色と言える。
そのサウンドにCRYO処理独特の芳醇な音質がのってくる。
いずれにせよあなたのエレクトリックギターサウンドは数段と向上する事は間違いなく
ロングサスティンで力ずよく滑らかであり、ハイスピード&ハイクォリティ、つまり極上な物となる。
ただし粗悪なPickupsの場合は欠点が如実に出てくる事もある。
その場合は、POTからJACKへの線を元のものにするとかの工夫が必要となる。
PickupsからSWへの配線も変える事を基本とするが絶対ではない。御自分で色々と試してみる事が大切であり、
楽しみでもある。
配線について
45cm(ホット)、65cm(コールド)はPickupsからSWまでのワイヤーとして使う。
30CmのものはPOT&SWの配線として使用し4本のブレイデッドされたワイヤーはVOLとJACKに配線される。
また、この4本ワイヤーは1930年代にテレフォンケンで開発された組み上げ方であり、
振動、フェイズ等優れた特徴を持つ物である。同色2本をひとつのポイントに残った色2本を、
もうひとつのjackのポイントに接続する。
もし音が太く感じたらこのワイヤーを4本使用せずに2本だけ使用する事により少々細い音質にする事ができる。
ここは好みで良いと思う。なお、ハンダは僕の推薦するCLASSIC SOLDER2またはCRYO CLASSIC SOLDER2を推薦する。
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