RMC 10
RMC 10 OPEN PRICE

 RMCより新しいワウが届いた。はたしてどのような音質なのか僕がいつも使うCALLAHAMのS-MODELとTWEED(58)デラックス、TWEED BASSMAN(59) で試してみた。驚いた! シンプルで素晴らしいトーンである。何時迄も弾いていたい、もっとワウが旨くなりたいと思わせるトーンを持っている。とても新鮮なのだが ワウの基本となるイタリアンサウンドのスピリッツを持ち合わせている。おそらくどのような楽曲にも合うのだろうが、ヒョッとしたらすごく個性が強いのかもしれないとも感じてしまう。それほど魅力的なトーンを持っている。プラグインしていただき弾いた瞬間にRMC10の魅力を感じるのは難しいことではないだろう。それと同時に多くのワウを使った名曲が心の中でよみがえる。あの曲を弾いてみたい、そうだあの曲も。
 多くのプレイヤーが理解していることだが、素晴らしいものに出会うと現実を忘れてしまう。RMC10は少なくとも僕にとってそのようなトーンを持ち合わせた素晴らしいものである。深く切れ込みながら魅了あるワウトーン、厚みがある基本のトーン、何時迄も弾いていたいと思う物に出会うことはそうある物ではないがRMC10は久々にギターを楽しめるワウであることに間違いない。
 良い音であればスペックなど気にはしないのだが、一応簡単に説明しておこう。多くの物は他のRMCに準ずるのだが。
 トゥルーバイバス,FUZZフレンドリーテクノロジーであることはもちろん、ポットはRMC-ICAR,となっている。
 PCボードは2次元のデメリットから音質を向上させるため2重になっている。これはとても良いことだ。またジャックはPCボードから独立しており基盤の振動を受けないこと,修理、という利点がある。またPCボード上にVOLがとりつけられている。ペダルはテンション調整可能なシステムとなっている。使用の説明はこのくらいにして僕はそろそろCENTAUL, KTR, HOTCAKE, FINEと試すこととしよう。もちろんあなたもお気に入りの物で。