RMC 11
RMC 11 OPEN PRICE

 RMC11の到着である。まずは製作者の説明を見てみよう。

 RMC11は美しいだけでなく、RMC WAHの中で最も長くスムーズなスイープを備えています。リアルなイタリアのVOXチューニングをされていますが、これまで製作されたどのイタリアのVOXよりもスイープが長くなっています。音質はどのように聞こえるのだろうか?それは滑らかで流れるようであり、反応は良くハスキーなトーンで、幅広い表現力を持ちワウペダルに必要なものすべてを持ち合わせています。そして周波数スパイクやノッチはありません。
 内部には、自立型Switchcraftジャック、頑丈なオン/オフスイッチ、ダブルクラッド回路基板、低ノイズのFASELインダクター、CTS社製オリジナルRMC-J69ポテンショメータ、タイトで強力なコンポーネントがあります。 外見は、クラシックなブラックのクリンクル・フィニッシュ・ベースとブラックのフット・パッド付きのクロームロッカーです。 RMC11はオールブラックでもご利用いただけます。

 すべてのRMCワウと同様に、RMC11はGeoffrey Teeseによって開発および手作りされており、ライセンスを受けたFoxrox Electronicsのファズ・フレンドリー・テクノロジー、トゥルー・バイパス・スイッチング、簡単に調整可能なロッカー・テンション、ACアダプター・ジャックが含まれており、保証は限定1年間でカバーされます。

HUMAN GEARとして

 確かに踏み込んで行くときの音色の変化が緻密になり、よりスムーズに感じ、変化の幅広さもグンと突き抜けています。音質は荒削りなところもありますが、僕が実際に体験してきた60、70年代のロックサウンドを思い出します。ハスキーな音質も心地よい音楽性を感じるのです。RMC10の良質な音質とは違い、RMC11は年代の違うロック・サウンドというのか、これから音楽が変わってくときのノスタルジーをも感じさせる音質であると言えます。僕にとってはエネルギー溢れるWOOD STOCK69の様々な場面、音楽、音質を思い出すものでした。

推薦

やはりACアダプターよりも綺麗な電源である良質なバッテリーの方が美しいトーンであることには変わりはありません。