ALEATORIK Operation 1 & 2 & 3 & 4
残念ながらすぐに手に入れられるとは限らない。製作者の寺田仁は非常に多忙なレコーディング・エンジニアであるため、 エフェクトの製作に彼の持つ時間の全てをかける事ができないためだ。想像するにおそらく全数で月産15台くらい が限界と思える。 しかしながら、このエフェクトが持つ音質はまさに現場の音質であり、彼自身の理想に近い音質を持っている。 Hot Cakeの製作者もまたレコーディング・エンジニアである。もうお解りだろう。 電気エンジニアの持つ技術で作られた物とは違うホットでインスピレーションのトリガーとなる何かを持っているのである。 取扱い説明書でも彼が話している様にひとつひとつの 部品は端子に確実に取り付けられハンダを必要としないほどにされている。 この事から当然このサーキットはプリント基板でないと言う事がわかる。配線は3次元であるため、高周波(倍音)のもれは無く、 質の悪い乾いた音質にはならない。豊かな音質の源はここにあるとも言えよう。これはアンプでも同じ事である。 さらに配線材はCRYOされたお馴染みのノーザン・エレクトリックと各種銅線、銀メッキ線、銀線などを混合し使用している。 ジャック、フットSWなどもクライオ処理された物が使われている。これだけですでに音質の想像がつくだろうが、 ぜひ御自分で試していただきたい。そこには、机の上で考えられた音質 では無く現実と長い経験でつちかわれた生きた音質を聞く事ができるからだ。 多くの経験を持つレコーディング・エンジニアが理想とする音質を貴方が利用できるのである。

寺田仁 プロフィール

小学校高学年よりラジオ製作開始。 アマチュア無線局開局とともに多数の機器製作。 大学で放送研究会に加入。番組制作の傍らミキシング・コンソールや、テープ・レコーダー、各種エフェクターを製作。 バンド活動開始。楽器用エフェクターを作り始める。 卒業後ギター・メーカーに入社。主任技師としてギター、エフェクター、アンプなどの企画、開発及びメンテナンスに従事。 知り合ったバンドのサウンドを担当する ためレコーディング・エンジニア、サウンド・ミキサーになる。 以来約30年間レコーディング・エンジニア、サウンド・ミキサー(一部はプロデ ューサー) として多数のレコーディングに参加。

2003年秋からAleatorik名義のエフェクター製作を開始。