RMC Joe Walsh Signature Wah
 RMCよりジョー・ウォルッシュWahが制作された。外見的には彼のリクエストによる炎のプリントが施されている。さて、その音質はどのような物だろうか。まず気がつくのが非常にスムーズな変化ということかもしれない。これは新しいポットRMC-POT5(非売品)による効果である。密閉されたこの新しいポットは音質から定評のあった従来の物をよりクリヤーでスムーズにした物である。このポットの効果はぜひ体験していただきたい。また、まずサウンドの違いに気がつく人もいるだろう。既に発売されているピクチャーワウの音質に近いと感じる人もいるかもしれないが、注意深く聞けば大きな違いを確認する事ができるだろう。この音質はロックしている音質であり、決して現代のソフトな心地よい物ではない。ワウがワウらしく力強さを持ちギターもアンプもまだ機能に頼らずシンプルであり音楽も現代とはいささか違う意味を持っていた頃のサウンドを感じる事ができるかもしれない。このことは彼の昔からのファンにしたらやっと以前の彼のワウサウンドが戻ってきたということを感じるだろう。また初めて彼のサウンドに触れる人にとってはこのワウのトーンは新鮮でサウンドは少しばかり扱いにくく思うかもしれない。しかしながらこのサウンドが音楽の中で聞こえてくることを想像していただきたい。そのサウンドは生き生きとし、より音楽の伝えるべきことを助けることができるはずだ。見方によれば少しばかり古くさいのかもしれない。しかしながら僕はこのサウンドを気に入った。僕たちが憧れ、聴きまくった時代の音楽の中にはこのサウンドは確実に存在していた。それはイメージであるのかもしれないが。
より詳しく理解するためにレコーディングエンジニア寺田さんのブログは大いに参考となります。ぜひ購入を決定する前にご覧ください。

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