2002年05月19日(日曜日)

 (18:07PM)場所も、時間も、まして方法も分からない。しかし、9.11級か、それ以上のテロが発生する兆候.....をニューヨーク・タイムズが報じている。過去数ヶ月間に、「曖昧だが困惑するようなアルカイダ・メンバー間の一連のコミュニケーション(a vague yet troubling series of communications among Al Qaeda operatives)」を米公安当局がインターセプトと。

 WASHINGTON, May 18 ? American intelligence agencies have intercepted a vague yet troubling series of communications among Al Qaeda operatives over the last few months indicating that the terrorist organization is trying to carry out an operation as big as the Sept. 11 attacks or bigger, according to intelligence and law enforcement officials.

 But just as last summer's threats left counterterrorism analysts guessing about Al Qaeda's intentions, and believing that the attack might be carried out overseas, the new interceptions are so general that they have left President Bush and his counterterrorism team in the dark about the time, place or method of what some officials refer to as a second-wave attack. As a result, the government is essentially limited to taking broad defensive measures.

 "It's again not specific ? not specific as to time, not specific as to place," one senior administration official said.

 ブッシュも、昨年の9.11の前の不手際で民主党に攻められている。アメリカ経済や市場にも多少響くかも知れませんね。(18:11PM)


2002年05月18日(土曜日)

 (18:07PM)夕方の電車で諏訪に向かったら、二つ前の席に馴染みのある顔の先生が。渡辺さんでした。一旦通り過ぎて、直ぐに戻ってご挨拶。

 昨年の末にテレビ東京のオープニング・ベルという番組に一緒に出て、それからお会いしてない。また番組に出てくださいねといったら、「八潮さんがいれば何時でも....」というので、「いや、今私が出ているBSの番組には、もっと美人が居ますから....」と言っておきました。

 ははは、私は諏訪まで行きますが、渡辺さんは甲府で降りられました。講演会か何かですかね。(18:10PM)


2002年05月17日(金曜日)

 (16:10PM)おんや、予定より早い発表では。ゴンちゃんが入ったのは、やはり彼のような闘志を前に出す選手がいないと駄目なんでしょうね。ノルウェー戦を見てトルシエが決めたのではないか、という気がする。

 ある新聞は、フランス大会を戦ったメンバーは少ないと書いた上で、「準優勝した世界ユース選手権(99年)や決勝トーナメントに進出したシドニー五輪(00年)をトルシエ監督ともに戦ってきた“トルシエボーイズ”と呼ばれる稲本や小野らの若手が主体となった」と指摘している。

 オリンピックでも何でも、ある大会が盛り上がるためには主催国がそこそこ活躍することだ、とどこかの開会主催者が言っていた。フランス大会はまさにそれ。長野の冬のオリンピックもそう。

 フランス国民にとって前回の優勝は大いなる誇りでしょう。日本のチームには、是非活躍してほしいと思う。(16:14PM)


2002年05月17日(金曜日)

 (12:03PM)残念ながら、しかし予想通り、外務省の報告書が拾っていない事実が次々に明らかになっている。逃げ込んだ2人が英語で書かれていた文書を持っていてそれを副領事に見せたものの、「意味が分からなかった」と言ってその文書を返しただとか、事件後1時間くらいの時間に中国側の言い方によれば「事件は解決したむね」の電話を副領事が省の担当部局に電話していた.....だとか。

 こんな重要事実がぼろぼろと出てくるようでは、あの報告書は「作り直し」となるんでしょうな。何人かが瀋陽に入って「徹底的」に調査したはずが。いろいろ言われているけれども、外務省改革は全く進んでいないと言うことです。(12:15PM)


2002年05月16日(木曜日)

 (09:14AM)女子大(またはそこで学ぶ学生)っていうのは、なかなか興味深く、面白い場所・存在です。水曜日に2講座、合計3時間の講義を連続してもっている私は、だいたい前半一時限の90分で喉がかれるほど疲れる。やり方がうまくないのかも知れないが、ついサービス精神旺盛で喋ってしまうのです。

 で、2時限目はへとへと。ネットに講義の内容を記したファイルを置いていたりしているのですが、ある程度無理もない話ながら、彼女らは高校を出たばかりでインタネットに親しんでいるのはほとんどいない。まあ数人です。あとはぽかん。つまり、私が作った資料も見れていないのです。仕方がないので、プリントして渡す。

 昨日はあまりにも2時限目は疲れたし、教室の中にばかりいるのもと思って、人数も少ないコースだったので、まあおちゃっこでもしながらと思ってしばらく(40分くらいですかね)授業をしたあと、「じゃ、外でコーヒーでも飲みながら続きは...」と言ったら、みんなの目が輝きましたね。

 授業の時にはほとんど喋らない覇気のない生徒も俄然はりきりだして、店に入ったらしゃべるしゃべる。なるほど、こういう構造になっているのかと。まあ自分の時も、そういう面はあったかもしれないが、うーんってなもんですな。

 話を聞いていると、千葉から来ている子、埼玉から来ている子、横浜から来ている子。東京の子はそこには居なかった。これが面白い。別の授業では東京の子もいましたが。聞くと茨木から来ている子もいるという。

 うーん、でも困ったな。ネット中心の講義をしようと思っているのに教室は機器もそろっていないし、生徒達にもネットの知識などゼロに等しい。ちょっと長丁場を覚悟しなければならないが、一方でこの授業は前期、後期で分かれている。ちょっと作戦の練り直しですかね。大学の設備がもうちょっと充実していたらな。彼女らにPCを全員買いなさいと言うのも行き過ぎな気がする。そう言えば、土曜日の研究会のプレゼンターのお一方だった日大の真邊さんは、「e-learning」を実施するに当たっては、学生に一人一台同一の機種(ノート)を貸与していると言っていたな。(09:26AM)


2002年05月15日(水曜日)

 (09:54AM)このHPを見ても、一世を風靡したナップスターの苦闘は明らかですが、ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、同社の二人の最高経営者(chief executive, Konrad Hilbers, and general counsel, Jonathan Schwartz)は、ドイツのメディア企業であるBertelsmann AG による同社買収交渉が失敗に終わったことを理由に辞任の意向であり、ナップスターは破産法の申請を検討しているという。

 辞める二人の最高経営者はナップスターの株主らがBertelsmann AG の買収に反対したことを非難しており、また同社がレコード会社と新しいサービス(会員制を敷くらしい)についても依然として合意に達せていないことから、新サービスも開始できていないということで、手を引くという。

 華々しい登場と、裁判での敗北、そして新しいビジネスモデル構築の失敗と、アメリカのネット企業の一つの形でしょうね。消費者としては残念だが、同社がなくなったからといって欲しい音楽が手に入らなくなるというわけではない。私も同社のサイトから何度か音楽をダウンしましたが、それほど音質は良くなかった。ジャンクも多かった。

 音楽をダウンしたファイルで聞くのか、それともCDとかそれらしい形のあるもので聞くのかはまだ決着がついていない。私はCDで買ってきた音楽をファイルとしてコンピューターに落として聴いている。家にはちゃんとファイル元のCDが形として残っている。

 10年後の若者達がどうしているか走りません。昨日大妻で喋るために調べていたら、グーテンベルクの印刷術に関して面白い資料が出てきた。

 初期の印刷術では、写本の伝統から職人の手による太く肉厚な字体が主流で、現在のような細い文字での印刷ではなかった。また、公的な文書は印刷術が普及し始めてもしばらくは羊皮紙を使って作っていた
 と。新しい方式が社会に受け入れられるのには時間がかかる。今の日本もそうです。いくらデジタルが浸透しつつあるといっても、依然として公的な文書はすべてアナログとしての紙に印刷されたもの。しかし、これも20年後は分からない。当時の印刷術は「職人の手による太く肉厚な字体」をわざと似せて行って権威付けを図っていたという。つまり今のような細い文字の印刷が始まったのは後のことだというのだ。人間が変わるには、時間がかかる。(10:07AM)


2002年05月15日(水曜日)

 (09:05AM)日本・ノルウェー戦(ひどい試合でした)を見ていたらコマーシャルが出てきて、その提供元を見ていたらスパイダーマンと。「おお、映画の中のキャラがCM提供者か.....」。普通は例えばソニー・エンターテイメント・ピクチャーズ提供とかなるのだが。

 そう言えばこの映画見たな....と。この映画ね。なんと申しましょうか。ニューヨークに4年も住んでいた私のような人間には、「あ、ここはあそこだ(42丁目の図書館とか)」「へえ、あの場所を空から見るとこうなるのか...」「クイーズの地下鉄だ...」と結構面白いし、多分5番街を北か南かどちらかの方向に向かって手から糸を出しながら渡っていく絵は爽快でもある。

 しかし、日本でヒットになるのかな....と。アメリカでは確かに最初の週末には史上空前の売り上げを記録した。もともとアメリカの漫画から出た映画ですから、アメリカ人には郷愁もあって面白いと。しかし、日本の子供達にはそれほど馴染みがある存在ではない。ストーリーはいかもにアメリカのもてない高校生のお話しと言った風情。

 私が期待するのは2003年の4月に誕生日を迎えるアトムの映画化です。これは、日本の中年軍団も大挙して押し掛けるのではないか、と思う。アメリカで受けるかどうかは知りませんが。スパイダーマンは確かにエンターテインメント映画で面白いが、そこまでかな...。(09:17AM)


2002年05月15日(水曜日)

 (08:48AM)これは笑える。風変わりなレストランです。店の名前は「Ninja Akasaka」。日本語で書けば、「忍者赤坂」となります。URLがあってhttp://www.ninja.tvだが、水曜日の朝見た限りではサーバーが落ちている。

 まあ全く忍者屋敷のような風情で店内を作っているのが面白い。特にイントロ部分は客をわくわくさせる。わざと回り道して席に誘導するのですが、その回り道に仕掛けがある。ばからしいが、面白い。赤坂東急プラザの坂寄りの一階です。

 知り合いの記者の紹介でした。なぜだか出身地では無関係のこの記者が、彼の回りにいる私の出身高校の後輩を集めてくれた。後輩はいろいろなところにいるんですよ。彼の同僚の記者さんとか、東京大学の医局の先生とか。この先生は久しぶりにバスケットをやってアキレス腱を断絶したといって、松葉杖で来ましたな。

 話しに花が咲いて面白かった。記者の世界の話し、医者の世界の話。料理はまあまあですかね。ソフトシェルクラブは美味しかった。夕方から9時過ぎまでは予約が取れないそうですが、日曜日(夜11時)以外は朝の4時までやっているという。遅ければ直接行っても入れるのでは。話の種に。開店して半年くらい。ニューヨークにも出展の予定とか。(08:56AM)


2002年05月14日(火曜日)

 (09:07AM)いつだったか忘れましたが、人との待ち合わせでちょっと時間があったので、パチンコ屋を覗いてみたのです。驚きました、この業界の技術革新には。

 まずタッチ式でゲームに登場するキャラや筋書きを選べるシステム、そしてゲームの途中にも(投手が投げる)球の種類を自分で選べるシステムの機種が登場していた。選べるのはゲームを開始する時にまず。プロ野球とソフトボールのどちらかを選ぶのです。パネルタッチで。まるでスマートボードのようになっている。機械の前面のガラスがです。ゲームの途中でも、タッチする必要がある場面がある。これじゃ寝ていられない。参加型パチンコです。

 パチンコは昔は全部参加型だった。だって球を一つ一つ入れていて、それをはじき返していたのだから。電動式になってCRになって、取っ手をもっているだけのゲームになっていた。今は禁止されるが、以前はそこにコインかなにかを挟んでじっと見ているだけの。しかし、選択肢付きはなかなか面白い。

 もう一つの機種には青色LEDが使われていた。これって中村さんが開発したやつですよね。海外の信号にはどしどし取り入れられながら、日本の信号にはちっとも登場していない青色LEDですが、パチンコメーカーは素早い。たしかSammyのこの機種だと思った。(09:19AM)


2002年05月14日(火曜日)

 (08:30AM)スポーツについて二つのメールが来て、それが面白いので、掲載します。一つはナックルボールに関して。物理的に研究している人もいるんですな。リンクが面白い。思わずプリントしてしまいました。このボールに関するかつての大投手・鈴木啓示氏の発言には同意できるものがある。

 MLBファンの真野です。ナックルボール投手のウェイクフィールドについて。懐かしい名前ですね(といっても、彼は95年からボストンの主戦投手ですから、私がフォローしていないだけですが)。

 初めて彼を見たのは92年のプレーオフ。ピッツバーグパイレーツに突如現れたナックルボール投手で、 ナショナルリーグでプレーオフを戦ったアトランタブレーブス(当時は東西2地区制で、アトランタはナショ ナルリーグ西地区所属。ミルウォーキー時代の名残を引きずっていたのでしょう。なぜか東部時間帯 にあったアトランタとシンシナティレッズが西地区所属で、中部時間帯にあるセントルイスとシカゴカブ スが東地区でした)の打者が、バットに当てるのに苦労していました。

 私はこの模様をNHK衛星放送で見ていましたが、主軸打者のスイッチヒッター、テリー・ペンドルトン がわざわざ右打席に立ってまで打とうと工夫していたにもかかわらず、うまくいかなかったことを今でも 覚えています。ウェイクフィールド自身はもともと内野手だったのが芽が出ず、トム・キャンディオッティだ ったか、その道の先達に師事して身に着けた魔球だったと聞いております。 スロービデオで見れば分かりますが、本当に玉が回転しないのでボールの縫い目が良く見えます。キャ ッチャーも普段より大き目のミットで受けないとよくこぼしますから、一旦ランナーを背負うと苦しくなりま す。通常は先発なのですが2、3年前にはクローザーを勤めていたと言うのでちょっと不思議な投手 です。

 当時NHKの解説者をしていた鈴木啓示氏はナックルを見て、「すごい球だけどコーナーワークもへった くれもなく、投球の醍醐味というのは却って味わえない」という感想を漏らしていました。なお、ナックルボールを研究の対象にしている学者さんがおられます。細かい理論までは私の理解を 超えるのですが、探究心をそそられる魔球なのでしょうね。ご参考まで。

http://www.fit.ac.jp/~mizota/kenkyu/wakefield/wakefield.html←面白い
http://www.fit.ac.jp/~mizota/kenkyu/list.html←松坂の球の分析が面白い。彼の球はジャイロ回転だと...

 もう一本はマルちゃんに関して。月曜日の朝はとても起きてテレビを見るという雰囲気ではなかったので、あとでニュースでしか見ていないのが残念です。初日を除いて3日間トップで走り続けたというのが凄い。実力がおつきになった証拠では。メールは目原君からのものです。
 タイガーや、ミケルソン、エルスが出場しているPGAツアーで優勝なんて最高で す。 バイロン・ネルソン氏も丸山のことをコースでもっともスマイルを見せてくれる プレーヤーと いうことでコメントしているように聞こえましたが、彼のキャラは、今やレギュ ラー ツアーで見れなくなった昔のリー・トレビノやチチ・ロドリゲスを思わせるも のがあります。 彼らのように、米ツアーで親しまれるプレーヤーとなるのではないでしょうか。 今後とも楽しみですね。
 そうですな。彼はあの笑顔でアメリカのファンにも非常に親しまれている。ICHIROがあの仏頂面ですから、マルちゃんを見て「日本人も笑うんだ....」と思ったアメリカ人が多いのでは。σ(^^)  (08:45AM)


2002年05月14日(火曜日)

 (07:21AM)瀋陽事件に関する外務省の調査結果の全文を新聞で読みましたが、これは今後問題になるだろうなという報告書になっている。例えば、領事館内に駆け込んだ北朝鮮の2名に関して、「2名の男性は、武装警察官に拘束される際、抵抗したり、暴れたりはしておらず、また、男性のうち1名は自ら行くと中国語で述べた」という部分がある。

 今の情勢から言うと、この5人は北朝鮮には強制送還されずにフィリピンかシンガポールにまず出る。その際に、一体何が起きたのか、誰が何をしたのかを詳細に聞かれて、それに答えるに違いない。そこで事実が出てくる。その時に、この報告書が耐えられるかどうか。むろん真実を言うかどうかの問題はある。しかし、事件の一番の当事者ですから、彼等の発言は重要視されるだろう。彼等(亡命希望者)が嘘を付いているという言い方は難しい。

 疑うわけではないが、報告書を読んでいくと「本当かな」というところがいくつかある。例えば、「事実関係の詳細」の「2」を読むと、武装警察官詰め所前にいた査証担当副領事(日本人)は、「武装警察官から総領事館内に2人いるとの声が、また、北朝鮮人であるとの声がおそらく周囲の人だからの中から聞こえたため、副領事は、ここで初めて総領事館内に2名がいる可能性があること、その者たちが北朝鮮出身者であることを認識し、急きょ、総領事館事務所に駆け戻った」とある。つまり、この時点で亡命事件であることをはっきり認識したわけである。

 で副領事は総領事館事務所に駆け戻るわけだが、「その直後、5、6名の武装警察官が、総領事館敷地内に日本側の同意を得ることなく立ち入り、同じく総領事館事務所方向に向かった。副領事は、武装警察官が背後から総領事館敷地内に入ってきたことに気づいていなかった。」(報告書 赤は筆者)というのだ。5、6名の武装警官が歩を進め、時に走る音というのは相当な音でしょう。通常なら背後に殺気を感じるはずだし、振り返るのも自然です。しかし報告書は、それはなかったと。副領事と武装警察官の距離はそれほどあったわけではない筈です。

 問題なのは、「その瞬間、5、6名の武装警察官が副領事の横をすり抜け、2名の男性を後ろ手に押さえ、連行していった」「武装警察官は、副領事が言葉を発する間もなく、総領事館正面へ男性2名を連行し、正面脇の武装警察詰め所に押し込めた」とある点。これはどう考えたって、言葉を発せないほど短時間で出来る所業ではない。この間副領事はじっと見ていたのでしょうか。亡命者だと分かっていて。副領事は総領事館で働いているのだから、ウィーン条約は知っているはずです。なにもしなかったとしたら、大きな問題。

 いままでのところ、亡命者の男性二人が総領事館に突入していくビデオはあるが、この二人が連行されてくるビデオはない。詰め所に戻されたのだから、突入していったルートで連行されてきている筈です。撮影していなかったのか、あってもまだ出てきていないのか。アングルは同じでいいはずです。

 報告書には『今回のような事態が発生するかもしれないとの「危機意識」は比較的希薄であった』という記述がある。役所の報告書としては極めて率直だが、今回の事件の前に北京でも、他国の領事館、大使館でも同じような事件が頻発していたことを考えれば、「希薄だった」という総括は憤怒ものでしょう。落としどころを探すのは当然として、そこをきちんと総括しておかないと、同じようなことが起きる。まあ、大使同士がお互いに「閣下」と読んでいる役所らしいので、初歩から間違っていると言う印象はしますが。
 ――――――――――
 日本の報道で一つ欠けていると思うのは、つい最近も大マスゲームを行って観光客誘致に必死の北朝鮮ですが、亡命者が相次いで出るほど国内状況は悪化していると言うことです。問題の根元はここにあると思う。(08:20AM)


2002年05月12日(日曜日)

 (13:24PM)久しぶりにマリナーズの試合を午前10時からゆっくり見ましたが、本当にICHIROという選手は予想外のことをしますね。2アウト満塁で彼。「どう打つか....」とこちとらわくわくして見ていたらなんと...。

 彼がしたのは、「セーフティバンド」でした。それがまたうまい。球場も一瞬しんとして、その後に大拍手。そりゃそうでしょう。観客はICHIROが出てきた瞬間に、彼がどこに打つかに注目する。私は心の中で、「イチロー、今季第一号....」と叫んでいたのです。しかし、しかし。おそらく、誰もバンドは予想していなかったに違いない。

 見ていて、今のICHIROは渡米後もっとも自分をコントロール出来ているのではないか。今日の試合が終わって打率2位。また足に血が出る怪我をしていたのが気になりましたが。

 しかし、レッドソックスの二番手に出てきた Wakefieldというピッチャーのナックルボールはすごかったな。投げた本人も「どこに行くか分からない...」という。キャッチャーがぽろぽろ落とす。だから、デッドボールと盗塁が多いという欠点はあるのですが、まずでかいのを打たれることは少ない。マリナーズの打者も苦闘していました。

 ICHIROもショートゴロで凡退していましたね。それにしても、あのナックルを投げる日本人のピッチャーはいない。感心してみていました。(13:33PM)


2002年05月12日(日曜日)

 (12:19PM)思い出しましたが、金曜日にTBSのスタジオに朝6時頃行ったら、えらく普段より皆が温かく迎えてくれる。こちとら、「なにかな....」ってなもんですな。いや、いつも和気藹々と仕事をしているのですが、それ以上にという意味です。

 私はそれほど気にしていないのですが、テレビとかラジオの業界の人にとっては視聴率とか聴取率というのは命の次に大切らしい。まあそれでコマーシャルの集まり具合、値段、それに局内での番組(関係者)のステータスが違ってきますから。で何があったかというと、私が担当している金曜日の朝7時からの時間帯で、めったに出ない聴取率が出たと言うことらしい。

 番組の局側の責任者である藤井君によれば、ラジオの聴取率というのは以下のような方法で取るらしい。

 聴取率調査はビデオリサーチが行ってます。2ヶ月ごとにサンプル対象者に手帳のようなものを送付し、 何時から何時まで、どこのラジオ局の番組を聴いたか、 手書きで書いてもらいます。

 従って、テレビの世帯視聴率と違って、個人聴取率となるため、 単純には比較できません。 調査エリアは東京駅を中心とする半径35キロ圏内、 サンプルは、12歳〜69歳の男女3000人で、 世代の人数、人口の分布に比例して割合を決めます。 ただ、ラジオの電波塔の関係で、 (TBSは埼玉の戸田にあり北に強い、ニッポン放送は木更津にあり南に強い) 聞こえにくい地域で調査をされると、数字が悪くなります。

  そんな調査で今回のような4.3%が出たというのは、 非常に驚異的なことです。 普段ラジオを聴いていなかった人が、かなり聴いてくれるようになった結果です。

 2ヶ月に一回行われる調査ですが、今回結果が出たのは4月8日〜4月19日の2週間を対象とする。表を見ると、5分刻みに調査結果が出ている。しかし15分ごとに数字が変わっているので、実際の刻みは15分なんでしょう。各曜日ごとに。スタンバイ(午前6時30分から8時30分)は、同時間帯では平均で見てたとえば午前7時台ではニッポン放送の2.0%、NHKの2.4%に対してTBSは3.5%と抜群の聴取率を誇る。

 スタンバイは全ラジオ番組の中でも平均で常に一位か二位で高聴取率番組。森本さん、遠藤さんのコンビの良さがよく出ている番組だからですが、今回は同じTBSの午前8時30からの「ゆうゆうワイド」にわずかに及ばなかった。その聴取率平均が3.1%だそうです(スタンバイは3.0%)。

 それとは別にテレビでもそうですが、「瞬間最高聴取率」という統計がある。これが一定の時間に区切った刻み帯の聴取率です。私が知っている限りでは、テレビは見ている人への調査(視聴率調査)は書き込みではなく機械的に調査会社と調査対象者をつないで瞬時瞬時の調査をしている。だから、ラジオの場合は同じように瞬間最高といってもちょっと違う。

 藤井君が言う4.3という数字が出たのは、4月19日。スタンバイの午前7時から15分間の間に「4.3」という数字が並んでいる。これには背景がある。18日(木曜日)に番組が石原都知事とのインタビューを流し、そこで新党設立を想起させるような発言があって、番組そのものに対する関心が高まったこと。その上積み分がどのくらいあるかわかりませんが、とにかく4.3という高い数字が出た。私もラジオとの関わりが長いが4.0以上というのは聞いたことがない。藤井君によれば、「テレビで言えば視聴率39%」と。番組を作っている身からすると、どういう前後関係があるにせよ、ラジオで4.3という聴取率が出たと言うことは何よりもうれしいと言うことでしょう。企画の勝利ですが、そこに居合わせた私も嬉しい。

 各曜日ごと時間ごとの聴取率が出ているのですが、第一週(8〜12)の統計を見ても、午前7時から同15分のニュース解説のところでは私の担当する12日金曜日の時間帯が3.5で一番良い。まあ別に他の曜日のコメンテーターと数字競争をしているわけではないし、聴取習慣には曜日ファクターもあるでしょうから、私が例えば月曜日に移ったら数字は悪くなるかもしれない。今のスタンバイの各曜日のコメンテーターはそれぞれ個性があって、専門分野もばらけていてナイスなコンビネーションだと思う。

 いつも思うのですが、文章にも放送にも完璧と言うことはない。終わるとすぐに気持ちの中で反省が始まる。「ああ言えば良かった」「こう表現すれば良かった」と。実は、ここに書いている文章もそうです。news and analysisもそう。まあ、これからもその続きでしょうね。でもスタンバイの土台は、言うまでもなく森本さんと遠藤さんが作っているもので、あとは味付けの部分ですよ。(13:15PM)


2002年05月12日(日曜日)

 (08:37AM)土曜日の「情報メディア学会」の第一回研究大会は、「e-learningの現状と将来、その情報メディア研究との関わり」をテーマに置いた。

 驚いたのは、私が名詞を交換しただけでも、東北大学の方、名古屋の大学の方など日本中の大学の関係者が来ていた。日本の大学もアメリカの大学の後塵を拝する形であろうとも、新しい事業形態、学生獲得、収益手段として「e-learning」を真剣に考えていることが伺われた。多分企業の方々も大勢きていらっしただろうし、会場には企業の出展もあった。日立とか、富士通とか。

 私の役回りは、午前中の基調報告を受けた午後のシンポジウムの問題提起プレゼンターの一人として30分程度話すのと、私の後に続く3人のプレゼンターを束ねて、シンポジウムの司会をすること。事前の打ち合わせは5分くらいやっただけで全くのぶっつけ本番でしたが、私自身も興味ある問題である程度頭が出来ていたので、まずまずでしたかね。

 シンポジウムは1時間10分くらいあったので、前半40分をパネリスト間の総括、私からの質問や相互間のやりとりに当て、残りの30分は会場とのやりとり。時間がたりないほど活発な意見交換が会場とも出来たのは良かったと思う。会場からの話しでああそうだったと思った視点は、アメリカがWTOを通して日本は含むアジア全体に関して教育の分野でも攻勢を掛けてきているとの話し。この話は少し調べないと。

 私の30分の話しに関しては、頭をまとめる意味でもサイトを作り、それをレジメにも出力する形で行いましたが、30分は短い。私の後でそれぞれ30分話されたのは日本大学の真邊さん、ベネッセの明田さん、図書館情報大学の増田さんで、それぞれの立場の話しは面白かった。まあそのうち学会のサイトに載るでしょう。こういう会議は、その後の懇親会もいいですな。(08:55AM)


2002年05月12日(日曜日)

 (08:16AM)うーん、これは良い。記録しておこう。

「たった一人で試合の流れを変えることができる。13球粘って歩いて、気がついたらやつはもう3塁にいるじゃあないか。」
 連勝を9で止められたレッドソックスのリトル監督の言葉です。ICHIROに関する言葉で私の頭に残っているこれまで一番の言葉は「a laserbeam strike from ICHIRO」というアメリカのアナウンサーのそれですが、リトル監督の言葉は覚えておくに値すると思う。(08:21AM)


2002年05月11日(土曜日)

 (11:35AM)土曜日だというのにお台場に来ていますが、驚愕、驚愕。日本科学未来館といういかにも近代的な感じのする、毛利衛さんが館長のビルにLANが走っていない。なんという。

 で、ネットをオンラインにしての講演が出来ない。しかたないので、FOMAのカードを使って講演をしました。何がE-JAPANなんでしょうね。「科学」「未来」の言葉が泣きますね。

 何に来ているかというと、情報メディア学会の研究大会にコーディネーターを頼まれたので。大学の友達ベースの話で、自分も勉強に来ているのです。話の内容に関してはまたアップしますが、このビルには本当にびっくりしたのでまず。

 日本の箱もの行政の杜撰さには、本当に驚きました。(11:43AM)


2002年05月10日(金曜日)

 (11:59AM)誰だったか忘れましたが、「株価が突然大幅に上がるときは、市場の大きな流れがベアの時」と言っていました。今回はその良い例だなと思っていたら、水曜日に劇的に上がった市場は木曜日には反落した。

 なぜそうなるかというと、ベアマーケットでは信用売りなど売り残が大きくなるからだと考えられます。売りが行き過ぎたり、悲観論が高まりすぎると、相場は大幅に反発する環境が整う。それが始まると、一時的に買い殺到の市場となる。反対も真です。つまり、上げ相場が続く中では、時に大きく市場が反落することがある。本当に強い市場は、静かに上がるものです。

 ニューヨークや東京の株は暫くはレンジではないでしょうか。そしてその中で徐々に銘柄の選別が進むと考えられる。今まで成長株と見られた中で、そうではないと思慮される銘柄が出てくる一方で、予想外の銘柄がピックされることもあるでしょう。市場はレンジのように見えても、中身はじわりとじわりと動いているケースが多い。(12:20PM)


2002年05月10日(金曜日)

 (00:44AM)この条約の22条をじっくり読むと、中国の主張に無理があることが明確のように見える。つまりこの条約は、まず「使節団の公館は、不可侵とする。接受国の官吏は、使節団の長が同意した場合を除くほか、公館に立ち入ることができない。」と述べた後で、「接受国は、侵入又は損壊に対し使節団の公館を保護するため及び公館の安寧の妨害又は公館の威厳の侵害を防止するため適当なすべ ての措置を執る特別の責務を有する。」と述べている。ということは、2は「外で守っていろ」と考えるのが自然。

 中国は(2)に基づいて入ったと言っているが、それが許されるのなら保護と安寧の妨害の防止を理由に、公館のどこまでも入れることになる。それは法律の趣旨から言って許されないことで、(1)の精神を踏みにじるものと言える。日本は今回の問題に関して、日本の国としての尊厳のためにも、中国とねばり強く交渉すべきだろう。こういう問題をいい加減にすると、後に禍根を残す。

 同じ瀋陽の総領事館で起きながら、2人が駆け込んで保護下にあるとされるアメリカの領事館で何が起こったかはカメラの目も光っていなかったようで、正確な比較は出来ない。しかし、警備に当たっていた中国の警官にしてみれば、アメリカの領事館の周辺を警護していた連中は「入ったらまずい」という警戒感が最初から強かっただろうと想像される。これに対して、日本の領事館を警護していた警官の間にはそういう意識は薄かったのではないか。

 むろんこの問題は、配置されていた警察の司令官や個々の警官の個性にも依存している問題で簡単には結論できないし、その時の状況もあろう。しかしアメリカの総領事館と日本の総領事館を警護していた警官の間に、違う緊張感があったであろうことは予想が付く。カメラの目もそれを知っていて日本の総領事館を見張っていたのだろう。としたら、日本としてはこれまでの自らの行動が与えた印象を反省する一方で、こうした印象を払拭するためにも対処しなければならないと思う。(01:03AM)


2002年05月09日(木曜日)

 (08:48AM)売り上げ5兆1715億円、営業利益1兆28億円、で、最終的なもうけを示す純利益は8億円、というのは凄い決算ですね。この非対称。

 むろん、海外向け投資にからむ特別損失で損が出て、それが純利益を大幅に食ったから。ドコモはノキアやエリクソンなどに比べれば、株価は高値を維持している。違いは何かと言えば、FOMAなど次世代で先行しているから、という説明が出来るかも知れないし、日本の株式市場の特殊性もあると思う。

 私が今システム的なハイテク産業について考えていることは、もしかしたらそれらは水道管や鉄道のようなものかもしれない、ということです。鉄道も出てきたときにはハイテク産業だった。しかし今や経済活動や我々の生活の基幹部分以上の何物でもない。皆がそれを特に意識することもない。10年後の子供達は光ファイバー網、無線LANのネットワークを、「当然そこにあるもの」としか認識しないのではないか。

 鉄道がハイテクでいられた期間がどのくらいだったか知りません。しかし、業種として「ハイテク」となっていても、今はもうハイテクでもなんでもないものが多くなりすぎてはいないか、と思う。ハイテクも time decay する。「システム的なハイテク産業」と書いたのは、システムではない例えばコンテンツの部分は変幻自在です。これはいつでも工夫の余地がある。

 もしかしたら、ドコモの在来機種から i mode への乗り換え進展は、全国の鉄道網の敷設し直しに相当するのではないか。i mode は新線だった。第三世代も新線ですが、それほど新しいのかどうか。これはまだ敷設が終わっていない。尾道では使えなかった。2006年に予定されている第四世代(実験が始まった段階)も新しい線ですが、今の情報だとこれはかなり画期的になるらしい。登場し始めにはそれらは夢を売る。しかし、それがいかに画期的であろうと、慣れればインフラ以上のものではない。人間に必要なのは、そこを通ってくるものだ。

 ドコモのFOMAに対する期待は、使用者の一人として言うと明らかに行き過ぎていると思う。今は真剣にN2002の解約を考えている。買い急ぎの動きもないのは、FOMAじゃなきゃできないものが少ないし、出来る事も eye-opening ではないからだ。多分「ひかり」がi mode だ。これはある意味で画期的だった。しかし、FOMAは「のぞみ」程度だろう。確かに速いが、「ひかり」のコンセプトを大きく出るものではない。そして筆者はどちらかといえば、「ひかり」のスピードと料金を心地よいと感じる人間だ。だから、ドコモがFOMAを宣伝してもi mode 時代は続くと思う。

 「音声通信の成長は踊り場に来た」と立川社長は言う。その通りだと思う。音声ARPU(加入者一人当たり月間平均収入)は今後低下するとみられる。となるとデータ通信が注目の対象となってくるが、今の使用者としての感覚ではFOMAのパケット通信は高すぎる。FOMAの映像も全体的に特に欲しいものは少ない。

 FOMAもない海外の携帯電話会社の株が大きく落ちたのは当然でしょう。そのFOMAも画期的ではない。新規サービスが相次いで打ち出されず、せいぜい i mode の時代が続くとすれば、携帯電話網の鉄道網化が今後進むと考えられる。とすれば、ハイテクとしてのケータイの時代はそれほど長くないかも知れない。すたれるということではなくて、「あって当然」のものに。(09:37AM)


2002年05月08日(水曜日)

 (07:49AM)サッカーの高原選手が「エコノミークラス症候群」で入院したと報じられて「おかしいな」と思っていたら、火曜日の日経夕刊でその理由が分かりました。

 彼はビジネスクラスに座っていた。しかしなったのですが。一般に「エコノミークラス症候群」と言われる症状に。なぜかというと、この病気はクラスには関係ないらしい。水分を取らず、足を長時間動かさないと、ビジネスクラスでも起きるという。だから、「ロングフライト症候群」と呼ぶのが良いのではないか、と。

 長時間水を取らないと、血液がゼリー状になる。しかも足を動かさないと、静脈のポンプ機能が失われ、心臓までうまく戻らずにひざの付近などでたまってしまう。血栓が出来て、この血栓が場合によっては人の命まで奪う、ということらしい。

 ロングフライトとは8時間以上を指すそうですが、私も含めて私の友人には飛行機で移動する人が多い。きいつけて欲しいものです。回避するポイントは

  1. 水分を取る
  2. アルコールやコーヒーは控えめに
  3. 一時間ごとに少し離れたトイレに行く
  4. スペースを見つけ、足の屈伸運動をする
  5. ゆったりした衣類を着る
 などが必要という。貧乏揺すりでも「ロングフライト症候群」防止には効果があると言うことでしょうか。(08:00AM)


2002年05月08日(水曜日)

 (06:36AM)FOMCは予想通り短期金利の誘導目標を据え置きました。会議後に発表された声明は3月19日の前回声明と相似形のように見える。しかし、代えられた一部の単語により、FRBの景況感の大きな変化が見受けられる。5月7日の声明と3月時点のそれで、変わったところを赤にしておきました。

Release Date: May 7, 2002

For immediate release

The Federal Open Market Committee decided today to keep its target for the federal funds rate unchanged at 1 3/4 percent.

The information that has become available since the last meeting of the Committee confirms that economic activity has been receiving considerable upward impetus from a marked swing in inventory investment. Nonetheless, the degree of the strengthening in final demand over coming quarters, an essential element in sustained economic expansion, is still uncertain.

In these circumstances, although the stance of monetary policy is currently accommodative, the Committee believes that, for the foreseeable future, against the background of its long run goals of price stability and sustainable economic growth and of the information currently available, the risks are balanced with respect to the prospects for both goals.

 
Release Date: March 19, 2002

For immediate release

The Federal Open Market Committee decided today to keep its target for the federal funds rate unchanged at 1-3/4 percent.

The information that has become available since the last meeting of the Committee indicates that the economy, bolstered by a marked swing in inventory investment, is expanding at a significant pace. Nonetheless, the degree of the strengthening in final demand over coming quarters, an essential element in sustained economic expansion, is still uncertain.

In these circumstances, although the stance of monetary policy is currently accommodative, the Committee believes that, for the foreseeable future, against the background of its long-run goals of price stability and sustainable economic growth and of the information currently available, the risks are balanced with respect to the prospects for both goals.

 一番大きな変化は、3月の時点にはあった「expanding」という極めて力強い単語が落ちていることです。FRBの認識では、3月時点ではアメリカ経済はかなりのペースで拡大しており、その拡大を支え、補強しているのが著しい在庫投資の変動(a marked swing in inventory investment)だった。

 しかし5月の声明を見ると、現在完了形の形で「アメリカの経済活動は、在庫投資の顕著な変化によってずっと支えられてきた」となっている。言葉の強さと意味はかなり違う。つまり、FRBの認識としては、在庫投資の変動から設備投資、最終需要に景気を支える支柱がバトンタッチしてくれればと思っていたが、いまだもってアメリカ経済の強さは本物になっていない、ということである。在庫投資の変動は永遠には続かない。ということは、「息切れ」の危険性を認識した声明が今回の声明と言うことになる。

 最終需要が強まる可能性に関しては、3月時点も5月時点も木で鼻をくくったような「still uncertain」という単語で処理している。FRBのアメリカ経済に対する景況感は明らかに悪化している。利上げは相当先に延びたと言える。ということは、アメリカの短期金利は上がらないということで、これはドルの先行きにも影響する。(06:50AM)


2002年05月07日(火曜日)

 (06:36AM)日本が休みの間に、市場が動き出しました。株価はニューヨークで大きく下げ、為替はドル安。週明けの6日もダウが198.59、2%下げて9808.04に、Nasdaqも34.55、2.1%下げて1578.48となった。Nasdaqは年初来安値の更新。市況記事などには「profitless recovery」といった単語が登場している。

 このところ一番目に付くのは、アメリカ経済への認識の変化です。それまでは市場の全体的な見方は強気だったが、連休中のいくつかの統計を見て市場は「弱気」になったと言える。特にハイテク株の下げがきつい。

 市場がアメリカ経済への認識を変えた背景は、次の二つの統計。

  1. 米4月のIMS非製造業活動指数(nonmanufacturing activity index)=3月の57. 3から4月は55.3に低下した
  2. 米4月の雇用統計=求職者が50万人前後増える中で、非農業部門の就業者数が4万3000人しか増えなかったこともあって、失業率が3月の5.7%から6.0%に上昇した
 市場に大きなインパクトを与えたのは雇用統計。「求職者が50万人も増えたのは、人々の景気の先行きへの見通しが強くなる兆し」という一部の見方もある。しかし、全体的な見方は、約8年ぶりの6%台の失業率に市場はアメリカ経済の先行きに対して「求職者に職を見つけられない経済」の存在を見たと言える。4月の雇用統計では、率だけではなく週平均労働時間なども僅かながら減少した。時間当たり労働賃金もわずか0.1%の増加にとどまった。

 ハイテク株の多いNasdaqの動きは弱気そのものとなった。ここで見られるのですが、このチャートは2001年の5月をスタート時点(0)とするその後のニューヨーク・ダウとNasdaqの動きを示したもの。二つの指数の乖離現象は2002年の2月から始まっているが、特にここに来ての乖離が目立ってきている。日本のハイテク株の下げは、ここから見れば相対的に高い。
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 同じく弱くなったのは、ドルです。景況感の悪化の中で、「高いドル」「強いドル」に対するアメリカの産業界の目はきつくなっている。オニール財務長官は、従来のドル政策を変更する意図はない、市場に介入する意図はないとしているものの、これがむしろドル売りを誘う状況。連休中のドル・円市場は120円台の半ばを目指す展開だった。ニューヨークの引値は127円前後。

 日本の通貨当局は恐らくこの円高を歓迎していないだろう。125円を一つのターゲットにまず足早な円高に警告し、場合によっては市場に介入する可能性もある。しかし、その容喙が機能するかどうかは不明だと言える。(06:45AM)


2002年05月04日(土曜日)

 (18:20PM)先ず行ったのは、浄土寺です。徳永さんが迎えに来てくれて。尾道特有の細い道を上がっていって。以前私が読んだ宮大工さんの書いた本で、「日本で一番軒ぞりが綺麗な建物」と紹介されていた阿弥陀堂がある寺です。

 行って初めて知ったのですが、この寺はすごく歴史もある。616年に聖徳太子が開基となっている。確かに本堂と多宝堂という二つの国宝を抱え、参詣者も引きも切らず訪れていた。地方のお寺で二つも国宝を持つというのは珍しい。

 本堂も阿弥陀堂もそれは綺麗な軒ぞりでした。建物がもっと大きければ良いという説はあるでしょうが、あの坂の地にあれだけの土地を見つけて寺を建立するのは大変なことでしょう。副住職さんが2時間も中を案内してくださって、恐縮しました。

 尾道にはなぜそれほど寺が大きいのかについては先日書きました。明らかに富の集積があったし、都が乱れている間もこの地方は安定していたという歴史があるのかもしれない。まだ他にもいくつもの名刹があるはずです。また機会があったら探索したい。

 そうそう、このお寺の宝物殿を見ていて、なぜ「投薬」というのかが理解できました。涅槃に入ったお釈迦様を助けようと、母親のマヤが薬を天国から投げる。しかし、その薬は釈迦の横たわる森の木に引っかかってしまう。その森は生き返るのですが、お釈迦様は涅槃に入ったまま。

 そう、薬を天国から投げて釈迦を助けようとしたことから、投薬と呼ばれるようになった、と。
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 名刹を訪れた後は、尾道冷凍の徳永さんが誇る125インチの大スクリーンの観察。確かに我が家のPDPよりかなり大きいし、音響にも気を配ってあるので、凄まじいし、迫力がある。あの画面で自然番組、例えば地球大紀行などを見ると良いかもしれない。

 その後は船の上で食事をした後で、定置網漁。我々が手を出すのではなくて、漁師の方がやるのを見ているだけですが、初めて見るだけに「うーん、こうやって魚を捕るのか」と。石井さんによれば、定置網漁というのは「日本独自」だそうで、「日本人の頭の良さの証拠」だとか。

 はは、短い間ですがコンテンツの一杯詰まった尾道往訪でした。尾道の皆さん、tks。また行きますので、お見限りのないように。写真はあとでアップしようと思っております。(18:42PM)


2002年05月03日(金曜日)

 (23:16PM)夜は総勢12人ですき焼き大会。尾道鍋物研究会の皆さん中心に、私と二人の高校生(息子とその友達)、沖縄大学の先生の緒方さんとその連れの女性二人などなど多彩なメンバー。会場は私も何回もお邪魔している暉(テル)。

 新幹線の列車の中も顔負けの凄まじい会話の応酬になった会で、そのうちには私が見たいと言った軒ぞりの有名な寺(浄土寺)の副住職さんも駆けつけたり、携帯電話をおトイレに落として、その対処法をメーリング・リストに乗せて一躍有名になったNさんも加わったりで、賑やか。

 いろいろ話をしていて面白かったのは、尾道には「防地」という場所ばあるというのです。そこから論を展開したのは釜本さんで、尾道は太宰府に次いで第二の都防衛の町ではなかったか...と。確かに、尾道から今治の北に向かう線は因島もそうですが、島が多くて海路が細くなっている。敵の侵入を防ぐにはうってつけの場所です。

 瀬戸内海には「防」とつく地名がちょっと考えただけでもある。例えば山口防府です。防ぎの府ですから、字だけ見ると防ぐ町ということになる。出雲から南に線を引くとちょうど尾道になるそうで、そうした歴史的経緯も強調されて、なかなか興味深かった。

 しかし私が思うに、やはり尾道は商人の町です。軒ぞりが日本で一番綺麗だと宮大工から本に書かれた浄土寺のようなお寺が尾道には随分とたくさんある。こういうことだそうです。商人の方々は商いをする。儲かる。家を建てたり妾を作ったり、贅沢をしたり。そして最後にお寺を寄進するのだそうです。尾道はそういうことが出来た。つまり、冨の集積があった。

 その結果が今街に数多く残る寺なのでしょう。明日はせっかく和尚さんと知り合いになれたので、浄土寺に伺う予定です。もうすっかり顔なじみになった石井さん、徳永さん、竹田さん(この三人は数ヶ月前に東京にいらっした)、それに吉田さんや二宮さんなどまたまたお会いできて良かった。まあ、また明日お会いしますが。

 そうそう、沖縄大学の緒方先生は昔文化放送にいらっした方だそうで、客家が研究テーマだそうで、一冊本をもらいました。早速読み始めましたが、世界客家大会を取材し続けた印象を書き続けた本で、なかなか実証的です。(23:32PM)


2002年05月03日(金曜日)

 (17:40PM)ははは、尾道の山の中に入った旅館に到着してさてメールチェックと思ったら、FOMAのカードが通じない。これが使えないのは久しぶり。ピッチはリストラしましたから、手段がない。まあ、そうなんでしょうな。ここまで来てネットをやる必要もない。

 久しぶりに休日、しかも連休後半の初日に下りの電車に乗ったら、びっくら。いつも新幹線は本当に静かで、そういう旅に慣れていると「これはなんだ」と。2才とか3才とかの子供が通路をうろうろする、叫び声を上げる、泣く、わめく。

 見ていると、親も特に子供が泣き叫んでもデッキに連れて行って他の客の迷惑にならないように子供を操縦しているようにも思えない。中にはうるさいと叫ぶ客もいて、それがまたうるさい。こちとら男の高校生二人と私の旅ですから、「どうでもいい」と寝ていましたが。

 考えたら、「子供のいる風景」というのが自然なんでしょうね。ビジネスマン中心の新幹線は静かでゆっくり寝れるのですが、うすら寒いものがある。皆疲れているようで。しかし、子供は疲れを知らずに動き回り、泣きわめく。彼らも、年を取れば静かに新幹線に乗って寝るのかと思うと、面白い。

 尾道に来る途中の天気はすこぶる良かったのですが、到着したら天気は良くなくて、夕食の時間までゆっくりしていました。テレビをつけたら広島ー阪神が11対18とかいうとんでもない試合。カープはドームでの3連敗といい、どうにかしている。

 まあ楽しみは、今夜の尾道の方々とのすき焼きパーティーと、明日の定置網漁ですが。あと出来れば軒ぞりで有名なお寺を見たいと思っているのですが、どうなるでしょうか。(17:51PM)


2002年05月02日(木曜日)

 (08:45AM)この記事は笑えるな。特に

"Some of my friends now only use their thumbs for pressing doorbells, or pointing at things."

In a quiet technology-driven change, young Japanese are developing hyperagile thumbs, the fruit of childhoods spent furiously thumbing hand-held computer games and now young adulthoods spent thumbing out e-mail messages on cell phone key pads.

"Their thumbs have become bigger, more muscular," said Sadie Plant, author of a new report of "On the Mobile," a study financed by Motorola of cell phone habits of people in eight major world cities. She said that Japan's oya yubi sedai, or thumb generation, was "the most advanced in the world."

 この部分ですが、そうですかね。ドアベルまで親指で押す連中が出てきているのですかね。じゃ、人差し指ってどうなるの。hyperagile っていう単語も笑える。世界の八大都市を調べたら、「Their thumbs have become bigger, more muscular」(親指がでかく、力溢れる存在になっている)というのも笑える。ほんまかいな。そして、「日本の親指世代は世界でもっとも進んでいると......」。なかなか面白い記事でした。まあ、ほんとかも。(08:50AM)


2002年05月02日(木曜日)

 (07:57AM)ニューヨークの佐々木君から、「これって、伊藤さんが住んでいたアパート、またはその近所ですか ?」とメール(似た記事はここに)。読みながら「そうそう」と思いながら、いよいよ「禁煙アパート(マンション)」の登場かと思っていました。アメリカでも初登場だそうだ。

 ニューヨークでは三カ所に住んだのですが、一番長く住んだのがマンハッタンの「63rd Broadway」にあるリンカーン・プラザ。ONE LINCOLN PLAZA(外観は茶色) と30 LINCONL PLAZA(外観が白) の二つのアパート(日本で言うマンション)がコンプレックス(複合ビル群で映画館などもある)になっていて、私が住んでいたのは外観が白い方(30 LINCOLN PLAZA)。確か、1978年に出来た。その時に私は入りました。ロビーがきれいなビルで、今でもニューヨークに行くと必ず寄る。記事にある通り、リンカーン・センターと目と鼻の距離。

 佐々木君が送ってくれたニュースで面白いのは、要するに「禁煙マンション」が登場したと言うことです。具体的には、4月22日以降にこのマンションに入居する人は、建物内の自分の部屋でも禁煙を義務付けられるという点。お客さんもそうです。今現在ではニューヨークでも多くのアパートは、公共スペースでは禁煙どまりになっているらしい。

 では、4月22日以前にアパートを持っていた人はどうなるのか。喫煙が許されるというのです。まあ購入の際の条件が違ったからということでしょう。

NEW YORK (AP) -- A Manhattan co-op has taken a stand against smoking by barring new residents from lighting up in their apartments.

Real estate experts called the ban, approved unanimously by the building's co-op board, last week, the first of its kind in the nation.

``I think most (co-op boards) are still getting around to banning smoking in the common areas,'' said Douglas Kleine, director of the Washington-based National Association of Housing Cooperatives.

Under the rule, which affects anyone moving in after April 22, violators could be evicted and forced to sell their units in the Lincoln Towers complex, near Lincoln Center on the Upper West Side. Current residents will still be allowed to light up.

Board President Scott Wechsler said residents of the 29-story, 452-unit building have complained about smoke seeping into their apartments through the air vents.

``The No. 1 thing we do is look out for the safety, health and well-being of our shareholders,'' Wechsler said.

Potential buyers also must tell the board whether they smoke, according to the new rules, reported Tuesday in The New York Times.

Kleine said there are about 1.2 million cooperative apartments in the country, half of them in New York City.

 違反したら、立ち退きないし売却を義務づけられるというのが凄い。そうかな、ベンチュレーションでタバコが臭いが入ってきたかな。当時から私はタバコを吸いませんでしたので、もしそうだったら、気づいていたはずですが。就職で性別や年齢、当然出身大学も聞けないアメリカですが、「喫煙か禁煙か」は聞けるという。これもなかなか凄い。

 文章の最後には、アメリカにある cooperative apart の半分がニューヨークにあるというのも驚く。まあアメリカは広い国ですから、せせこましいアパートを建てる必要はニューヨークの特にマンハッタン以外はあまりないのでしょう。

 とまれ、日本で禁煙マンションが出来るのは相当あとになりそうですね。私はホテルでも禁煙階を絶対に頼む人間ですから、こういうマンションが出来るのは歓迎です。そう言えば今まで見た日本のマンションで「禁煙」を売り物にしているものは一つもなかった。まあ、アメリカでも初めて...ということですから。(08:16AM)


2002年05月02日(木曜日)

 (07:05AM)自分の本の出版元を新聞広告で求めたこの人の発案なんでしょうな。「一の会」の有志の方々と東京ドームで「巨人ー広島」を見たのですが、この試合を見ながらちょうど読みかけだったこの本の記述を思い出していました。

 この本は去年一年間のICHIROの活躍を、最初は「大リーグでの活躍なんて無理」と見ていた米国人記者(筆者)の懺悔とともに綴ったもの。興味を持ったのは、ランディ・ジョンソン(大投手)に加えて、ケン・グリフィン・ジュニア(外野手)、アレックス・ロドリゲス(内野手)の実力大打者を失ったシアトル・マリナーズが、懸念された順位低下どころか、ICHIROを得て記録的な勝ちを重ねていった背景なども取り上げている。

 この本には、「スーパースターの存在と勝つこととは、あまり関係がない。率直に言わせてもらうと、二人のスーパースターだけでなく、全員が活躍を期待されているチームになったことで、選手達に火がついたのだろう」というハワード・リンカーン(マリナーズの最高経営責任者)の言葉が引用されている。

 ICHIROもスーパースターだが、グリフィンやロドリゲスとちょっと違うと思うのは、ICHIROがチームやチームメートにとって非常に「親和性」の高いスターだということだ。打つヒットにしても、前後の打者との親和性が高い。足も向チーム性が高い。一発で試合を決める、破壊するような大物打ちではない。
 ――――――――――
 昨日の「巨人ー広島」の試合で一番面白かったのは、巨人のオーダーである。巨砲ながら不調の江藤をキッパリとスタメンから外した。入れたのは前日2本のホームランを打ったクレスポ。その次に入れたのが面白くて、斉藤。彼も前日に活躍した。ホームランを打っている。肝心なのは、この入れられた二人は今まではどちらかと言えば日の目を見ない存在だったことだ。今の巨人のベンチには清原と仁志がいない。

 清原は明らかにロドリゲス並の巨砲だ。しかし、今の巨人はこの二人、つまりスタメン常連の清原、仁志がいないところで、またこれもホームラン打ちの江藤を外したところで12点を取った。見ていて思ったのは、クレスポや斉藤が期待されてスタメンに列ぶ今の巨人のオーダーはハワードが言うところの「全員が活躍を期待されているチーム」だったということだ。原監督がクレスポと斉藤をスタメンに入れたのは実に選手の気持ちを汲んだものだった。

 原監督がやったもう一つの事は、先発のワズディンが降りた後に最初に出した投手が三浦だったということだ。前日緒方の後頭部に球をぶつけて退場した投手だ。その投手に直ぐに登板機会を与えて、死球を過去のものにしてやろうとした。三浦はすっきりはしなかったが、登板しないよりはこの嫌な死球の思い出を過去のものに出来ただろう。

 チームというのは不思議だ。全員が大打者では勝てない。必ずつなぎ的な選手が必要だ。ICHIROが凄いのはこの両方が出来る人材だからだが、清原が抜けた中で5連勝した今の巨人は、一番大事なのは「チームのバランス」だということを如実に示している。

 むろん、営業的には大スターが必要であり、清原並の人気選手が数多く居た方が良い。しかし、試合の味としては、試合を時に破壊してしまうような選手よりは、組み立ての中で勝つチームの試合の方が面白い。ボンズの海に突き刺さるホームランも凄いが、あれだけで試合が決まったら、他の人は何をしているのか分からなくなる。なにせ、ホームランは基本的には投手と打者の二人の作品であって、その他の人はよくて弱アシストである。

 たいして才能があるように思えない原・新監督がこういう形で選手を使う技をもっているとしたら、このチームはワークするかも知れないと思いながら見ていました。チームとしては、清原は一ヶ月出て一ヶ月調整するような形で推移するのが一番良いと言うことになる。多分松井もそうだろう。今の松井は、豊田さんではないけれども、チームに覇気を与える存在ではない。

 多分清原が戻ったチームは、著しく機動力を欠くように見えるだろう。勉強会を長続きさせるこつは、時々新しいメンバーを入れることだが、チームにもそういうところがあると思う。斉藤は巨人の他の大打者とは違って、たたき上げで下から上がってきた。江藤のようにポジションを約束されて巨人に来たわけではない。そういうメンバーが活躍するのは江藤に覇気を与えるという意味でも極めて有効だ。(07:45AM)


2002年05月01日(水曜日)

 (13:18PM)久しぶりに一気に読みました。この本は。「イーグル・シューター」といいます。水木楊さんの本。作者が取材している時から本になることを知っていましたが、こういう形の本になるとは予想しなかった。

 マーケット、マスコミ、お台場、コンピューターなどなど、私にとってお馴染み世界が舞台なので、余計に親近感が沸く。正直、マーケットもコンピューターももう少し専門的にしたほうがいいし、作者より知っている身としては「ちょっと違うな」という箇所はある。しかし、かなりよく取材したと思う。ending が弱い感じで、ドルがどうなったか知りたいし、本当にイーグル(アメリカ)を撃てたのかどうかはわからないような形になっているのが惜しい。

 しかし、コンピューターをある意味で駆使した市場の操作というのが今後十分に可能なだけに、ある種の真迫感がある。読み始めたら止まらなくなったので、面白かったと言うことです。(13:24PM)


2002年05月01日(水曜日)

 (13:15PM)「地球シミュレータ」に関して、匿名の方から以下のメールをいただきました。「ベクトルプロセッサから、コモディティハードウェアを使ったパラレルシステム」という部分は、私が専門家でないので分からないのですが、集中処理システムから分散処理システムへの移行ということでしょうか。日本のマスコミの宣伝が足りないという部分は賛成です。

 はじめまして。匿名ですが、地球シミュレーターについて書きます。

 地球シミュレーターの偉業はもっとマスコミで宣伝されるべきだと思って いるのですが、そのすごさに気づいていなかったり、どちらかというと 斜に構えた報道が多いのが残念です。伊藤さんのページのような場所で ビジネスパーソンが注目してもらえるのはすばらしいことだと思います。

 私はこの関係の研究者にお話をうかがう機会があるのですが、聞けば聞くほど おどろくべき成果であるということがわかります。単にスペックだけではなく、 実効値が過去の例からは考えられないほど高い(既に70%の性能を引き出している) のが地球シミュレーターの本当のすごいところです。この分野はハードウェア だけではなく、プログラムを機械語に翻訳するコンパイラの最適化技術が重要 なのですが、総合性能が高いということは、ハードウェア、ソフトウェアとも に達成したレベルが高いということです。

 おそらくFLOPSでは追い抜いて面目をたてるところが出てくるでしょうが、 実際のプログラムの実行効率まで含めると、報道されているとおり5年以内に 同じレベルのものは現れないと思います。

 これはひとつにはNECの執念ではないかと思われます。ご承知でしょうが、 クレイ社のロビー活動のせいでNECは米国でのビジネスのうまくいかなか ったり、コンピューティングのトレンドが専用のCPUを使ったベクトル プロセッサから、コモディティハードウェアを使ったパラレルシステムへと トレンドが変わったり、一般にはベクトルプロセッサはもはや時代遅れと 思われていました。

 しかしNECはベクトル・パラレルを極めた地球シミュレーターを完成させた のです。これに予算をつけた官もすごいし、プロジェクトを成功させた 海洋科学技術センターとNECもすごい。あえてトレンドからはずれたことを やってのけたわけですが、失敗すれば「なぜグローバルスタンダードに従わなかった」 といわれたでしょうし、ビジネスとしても非常にリスキーなことをやっています。 逆にトレンドではない技術で達成した結果だから、世界中ですぐに追いつく可能性が あるところはありません。もっともっとほめてあげてほしいものです。


2002年05月01日(水曜日)

 (08:19AM)最近JRの予約システムに関して触れた中で「ま、いずれは携帯(のようなもの)にすべての情報が入って、通過して入っても自動精算できるシステムになるのでしょうが」と書いたら、1日の日経金産業新聞の一面トップは「スイカ、携帯に搭載」でした。

 どうするかというと、スイカのICチップを携帯電話に搭載して、自動改札機にかざすだけで(ケータイを)駅への入出場ができるようにする、というもの。NTTドコモ、KDDI、J-フォン三社とJRは交渉を始めた、とこの記事には書いてある。

 面白いのは、スイカのICチップを搭載した携帯電話で自動改札機をくぐれば、車内での迷惑防止策として着信音を出さない「レールウェーモード」機能に自動的に切り替わり、出場時には同モードを自動的に解除する、という。

 多分通話や通信不能にするのではなく、マナーモードにするということですかね。もしかしたら、ドライビング・モードのようにして受信者が出られないようにするのかも知れませんが、緊急の事態があるから多分マナーモードでしょうね。ナイスな試みだと思います。(08:26AM)



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