バンダリ・スリ・ブガワン…イスラム文化。
2001年3月11日(続き)
ゴトン地区のゲストハウスにチェックン後、ブルネイの首都、バンダリ・スリ・ブガワンを歩いてみることにした。
ゲストハウスの部屋に荷物を置いて、バンダリ・スリ・ブガワン中心部に行くことにした。バス停を探してみたところ、なかなか見つからない。仕方なく市内まで20分ぐらい歩いて行った。日曜日ということもあり、市内の人出は多い。ショッピングコンプレックスの中に入ると商品の種類、量とも豊富にあり、あまり日本との差を感じなかった(ブルネイ国内では製品の生産はあまり行われておらず、全般的に値段は高いようだが)。
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ショッピング・センタの近くに国立モスク(オマール・アリ・サイフディン・モスク、Omar
Ail Saifuddien Mosque)がある。スピーカーを通じて聞こえるコーランを聞くと、自分がイスラム圏の国にいることを実感する。毎日決まった時間には一般の観光客も敷地内に入ることができる。近くで見るモスクは一段と大きく見える。雄大さとともに美しさも兼ね備える。大きなモスクのまわりを1周した後、川岸に行ってみた。高速ボートが水飛沫をあげながら行き交っていた。
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ボートドライバーと交渉の上、1時間の周遊をすることにした。そのドライバーはボートを操縦しながら、、いろいろとバンダリ・スリ・ブガワンの現状を教えてくれた。最初に見えてきたのが、ブルネイ国王の屋敷である(写真左)。はるか先に見えたのだが、その大きさは目を見張る。ボートはその後、水上集落の中へ入っていった。家屋の床が水面よりかなり高くなっている。それぞれの家屋は独立しているが隣と渡し通路で繋がっている。市内側は比較的新しい家屋が多く、逆サイドは古い家屋が多い。新しい家屋は別のところから移住させられた世帯が住んでいる。その家屋はそれぞれ世帯が保有しており、移住に伴い政府より超低金利の融資が受けれるらしい。
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水上集落は単なる家屋の集まりではなく、病院・学校・モスクなどもあるひとつのコミュニティとなっている。(写真左は水上集落にあるモスク)。ボートドライバーはよると、水上集落の人々の生活は決して貧しいものではないらしい。各家庭には電化製品などは十分普及していて、岸には新しい自動車が駐車している。毎朝ボートで岸に渡り、そこから自動車で仕事に行くらしい。ブルネイの水上集落はほかの国の水上集落とは状況が異なるようだ。
ボートドライバーの男性はすべて英語で説明してくれた。ブルネイの人々は程度の差こそあれ、英語が通じる。ブルネイでは税金は安いし、医療費や教育費も安く、ホームレスもいない。彼は「こんな国は世界中になかなか無い」といい、国に誇りを持っているようだった。
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ブルネイにも華人はたくさんおり、華人社会がある。イスラム教中心のこの国では、華人社会はあまり目立たない感じであるが、商店の看板には漢字を良く見かけた。大型スーパーマーケットでは豚肉を売るコーナーがフロアの片隅に、まるで隔離されたように設置されていた。写真は市内中心にある、中国寺院。市内中心には政府の建物が点在している。国会議事堂、裁判所、テレビ・ラジオ局等の建物の周りは、日本のように警備でものものしいといった感じではなかった。
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ロイヤルレガリア博物館(Royal Regalia)では現国王に関する展示があった。中でも実際にパレードで使用した引き車はものすごく大きい。写真の引き車はおそらくレプリカだが、奥には本物の引き車が展示されていた。同時にこの引き車を使ってパレードが行われた際の写真が、その規模を知ることができる。館内の警備兵の方々は非常に紳士的で気さくであった。展示物の内容や大きさから、ブルネイにおける国王の権威の大きさが図り知ることができる。
日が暮れる前に宿に戻る為、バスに乗った。あらかじめ行き先を教えておいたので、降りるバス停に到着すると「ここで降りなさい」と教えてくれた。
バスを降りると、国王の個人で建設した巨大なモスク(ジャメ・アサ−ル・ハサナル・ポルキア・モスク、Jame'sAsr
Hassanil Bolkiah Mosque)が目に入った。夕日とモスクを照らす風景はなんとも言えない異国情緒にそそられる。このモスクの周りには数千台の自動車が駐車できる駐車場が容易されており、敷地内の庭もきれいに整えられている。さらに日が沈み、あたりが暗闇に包まれるとコーランの響きが遠くまで伝わってきた。
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