BLUE ANGEL 諸元

全長      1400mm
全幅      1630mm
全備重量     3200g
翼面積      45dm^2
 
 
 
エンジン  OS SF61 

ヨシオカ引き込み脚
エルロン2サーボ

双葉FF8 




1998年3月現在セッティング
プロペラ APC 12X8
エルロン UP     9mm
     DOWN     7mm
エレベーター UP     20mm
       DOWN     15mm
ラダー 片側 35mm
フラップ(エアブレーキ)     ナシ
エルロン(エアブレーキ) UP   4mm
エレベーター(エアブレーキ) UP  3mm
重心位置(翼中央後縁より)     185mm

サーボホーンによる機械的差動なし
無線機によるミキシングはエアブレーキ、
エルロンディファレンシャル、アイドルダウン使用

インプレッション

 設計図では重心位置が175mmなのであるが、初飛行はそれより10mm前
 重心で行った。大変飛ばしやすい素直な舵応答性をもった機体。
 その重心位置でエレベーターのUPトリム4コマ、背面でのダウンあて舵の量
 も少々多めだったので、2タンク目より、テールに10gバラストを足して
 180mmの重心位置に修正。
 ナイフエッジの浮きはまぁまぁ。
 設計図通りの舵角で、フルスピード・フルエルロンでのロールレートは昔の
 F3Aルールにドンぴしゃといった感じである。
 ロール軸の通りもよく、背面になった瞬間のダウンもわずかに当てるだけで
 高度はあまり下がらない。
 ループは、円の修正がやさしく、スロットルに対して機速の追従もよいので、
 きれいな円を描くのが楽である。
 失速特性が非常に良いので、着陸はスタント練習機並といっても過言では
 ナイぐらい楽なのだが、その特性の良さが少々災いし、
 スナップロールにうまく入らない。
 スナップロールのはずが、出来損ないの ”高速レートバレルロール” 
 のようになってしまうのである。
 重心が180mmで、水平飛行時のエレベーターUPトリムは2コマほどあるので、
 次回のフライトは正規の175mmでテストを開始するつもりである。
 その上で、まだスナップロールに入りにくいのであれば、エルロンの舵角を
 増やしてみる。
 昔のルールでは、現在のそれよりラダーを使う比重は少なかったはずなので、
 少々ラダー面積が足りないのかもしれない。
 構造上、今以上のラダー舵角はつけられないので、これから作るかたは、面積を
 チョット増やすと良いかもしれない。

 低速で迎え角を大きくしても比較的失速しにくいので、着陸は楽。
 フラップや、エアブレーキは無風でもほとんど必要なさそうである。

 この機体を飛ばしこんで、得た情報を元にBLUE ANGEL改
 を作ってみたくなっている。
 
 飛行場で、写真を撮っていて気がついたのだが、すこし離れた位置で機体を見ると
 スタイルがものすごくいいのである。
 全体の均整がとれていて、流麗な胴体ラインが、なんともいえず美しい
 のであった。観賞用としてもぴかいちだね。
 

欠点
 
前述のように、良すぎる失速特性のため、失速系の演技はかなり調整を煮詰める
 必要アリ。
 ラダーの効きは決して悪くないのだが、現行の機体と比べると、やや面積が
 不足気味のような気がする。
 機体の構造上、ノーズギヤのリンケージが難しく、ワイヤーでコントロール
 せざるを得ない。ワイヤーを押して引っ込むようにしたため、スナップロール
 (もどき?)などの強いGがかかると、ワイヤーがたわんでギヤが少し
 コンニチハするときがある。

 また、このリンケージが主翼にあたるので、
 主翼の中央部分に逃げの溝が必要だった。


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